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基本ぶん殴ってるだけの劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』

2019年08月12日 23時14分27秒 | 映画


2019年公開映画121本中48位。

劇場版『ONE PIECE』第14作品目。
原作は最新話まで読んでなくても大丈夫。
僕はドレスローザ編で止まってるけど、
「最悪の世代」が出てくるところまで読んでればわかります。

さて、映画の中身なんだけど、、、
ただ殴りまくってるだけでした(笑)
ブエナ・フェスタってやつが「海賊万博」つって、
世界各地からいろんな海賊が集まるイベントをやりつつ、
裏の目的を果たそうとする話なんだけど、、、
まあ、そんな設定はあってないようなもので、
とにかくいろんな海賊や海軍たちがワーワーやってました。
その名の通り、本当にお祭り。

最初はね、海賊のアベンジャーズかなって思ってたんだけど、
正直もっとひどい(笑)
「全員集合だからとりあえずいました」みたいなキャラもいて、
キャッチコピーで「立ち上がれ、全勢力」という割には、
かなり物足りなかった。

しかも、ウソップが自分の弱さを卑下するところがあるんだけど、
それ、(物語上の)2年前のウォーターセブンでも
まったく同じように悩んでたじゃんって思った。
「まーたそういうこと言っちゃうのか、こいつは」と。
気持ちはすごくわかるけど、
まわりは化け物ばっかなんだし、
もうそこで勝負する必要なくない?って。
立派な麦わらの一味じゃんって。
とはいえ、見ている側からしたら、
共感しやすいポジションではあるので、
必要な役割だとは思うけど。

あと、この映画は『ONE PIECE』における
オールスター作品ってことなんだけど、
それよりも、過去のジャンプ作品の要素をいろいろ詰め込みました
っていう印象の方が強かったんだよね。

バトルは完全に『ドラゴンボール』で、
今回の敵であるダグラス・バレットはまるでブロリー。
さらに、途中から色が青くなって、
人造人間13号にしか見えなかった(笑)

ブエナ・フェスタは『幽☆遊☆白書』の垂金権造みたいだし、
ブラック・ブラック・クラブみたいなのもいたし。

なので、そこらへんを見ていた人には
「あ!」と思う楽しさはあるかもしれない(笑)

久しぶりに見た僕でもわかるキャラもけっこう出てくるから、
昔『ONE PIECE』にハマってたけど、
今は離れてしまった人とかでも、
それなりには楽しめると思う。

とはいえ、基本はぶん殴りまくってるだけなので、
好みは分かれるかも(笑)

そう考えると、
僕はもうジャンプを卒業してしまったのかなと思ったりします。
かつてはルフィのコスプレをするぐらいには
『ONE PIECE』好きだったのに、
今回の映画もそこまでハマれず、
人気作品と言われる『銀魂』や『ヒロアカ』も
読み進めるのが辛くて3巻で挫折。
もちろん嫌いじゃないんだけど、
うまく感情移入できなくなってきたってのが大きい。
5年前だったら、
この映画もムチャクチャ好きだったろうなあ。

でも、唯一、ラストの演出だけ、すごくよかった。
アンって、指原莉乃が声優やってる
映画オリジナルキャラがいるんだけど、
彼女の能力が、触れたものを一時的に幻影化できるってやつで
(能力の見た目はマーベルのミステリオっぽいw)、
それを使った見事な、ちょっとうるっとくる演出がね、好きでした。


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