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自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

『スーパーマン・リターンズ』

2006年09月03日 15時57分24秒 | Weblog
幼い頃に印象に残ったものは、
時間を経ても色あせることはない。

小さい頃、俺の憧れであった最強のヒーロー、スーパーマンは、
今もなお、俺のヒーローであり続けている。

そんな想いを胸に、
スーパーマンの新作が公開されるというので、
俺はここ1週間、論文のかたわら、前作を見て予習をした。

そして今日、朝イチで渋谷に観に行った。
日曜の朝なので観客は少なかったが、
年齢層は高めだったなぁ。

自分の故郷であるクリプトン星を探していて、
5年ぶりに地球に帰ってきたところから今作は始まる。
敵は久しぶりのレックス・ルーサー(ケヴィン・スペイシー)。
アメリカを沈めるという彼の野望を阻止すべく、
スーパーマンはまた立ち上がるのであった。

超人的な能力はそのままに、
愛に悩む彼の姿がよく表れているのが今作の特徴だろう。
ロイス(ケイト・ボスワース)を気にする様子や、
時折見せる寂しげな表情に
悩んでいる彼の感情が伝わってきた。

5年という月日はまわりの環境を変えるには
十分であったのだろうか。
決して変わらぬと信じていたロイス・レインは、
別の男性と結婚し、子供も一人いた。
スーパーマンは辛いがために別れを告げずに
地球を去ったが、
彼との運命を感じていたロイスはそのことに
とても寂しさと怒りを感じていたようだ。
さらにロイスはヒーローは必要ないとまで言う。
彼女は「スーパーマンはなぜ必要ないか」
という記事も書いている。
自分の居場所がなくなってしまったのだろうか。
でもスーパーマンは迷うことなく自分を信じる。
「キミはヒーローは必要ないと言うけれど、
 それでも助けを求める人々はいる。」
そんな人々の声に耳を傾け、
スーパーマンは再び動き出すのだ。
ロイス自身も結婚はしたものの、
やはり心の奥ではまだスーパーマンを愛しているようで、
彼の突然の帰還に驚きととまどいを隠せないようであった。

今回はめずらしく、スーパーマンがピンチの状態になっていた。
スーパーマンは故郷のクリプトン星の放射物質
「クリプトナイト」が弱点で、
普通の人間には何でもないのだが、
スーパーマンがこれを浴びるとだんだん弱り、
ついには死んでしまうというのだ。
レックス・ルーサーはスーパーマンの隠れ家から
クリスタルを奪い、自分だけの大きな大陸を作り出した。
そこにはクリプトナイトが埋め込まれており、
弱ったスーパーマンは集団リンチに遭っていた。
さらにクリプトナイトの刃で刺され、体内に埋め込まれたため、
空も飛ぶこともできず、
海に落ち、溺れ死ぬところだったが、
ロイスに救われ、一命を取り留める。

クリプトナイトにじわじわと体力を奪われながらも、
スーパーマンはレックス・ルーサーの作り出した
大きな大陸を持ち上げ宇宙に捨てた。

自分も辛いはずなのに、地球の平和を守るため、
他人のために力を出すところに、
スーパーマンの優しさや誠実さがよく表れている。

最新のVFX技術でよみがえったスーパーマン、
映像はとてもよかった。
予告でも見たガトリングガンを跳ね返すところや、
銃弾が目に当たってもビクともしないシーンは
まさに興奮そのもの!
まあ前作までがヘナチョコ技術だったからね。
今回とはすんげー差ありまくりだし。
空飛ぶシーンや飛行機を持ち上げるシーンも、
ホントリアルで感動しました。

またロイスの子供がとってもかわいすぎるのだ!
あれ男の子だよね?
あんな息子が欲しいわぁ。
ロイスも美人さんになってたし。
正直、前作までロイスを演じていた
マーゴット・キダーはまったくキレイじゃない……。

俺としては超人対超人みたいな戦いを見たかったけど、
でもこの作品もいい。
スーパーマンはあまり超人同士で戦うという映画ではない。
原作のコミックは知らないけど、
とにかく映画ではそうなのだ。
そこがこれまでのアメコミ映画とは違うところかな。
「戦う」というよりは「助ける」という感じで、
さらに自分の力とまわりとの関係、
愛する人との付き合いなど、
人間的な部分が多くて、それがスーパーマンの魅力だと思う。
人前では決して力を見せないクラークに乾杯。
俺だったら見せまくりだよ……。
自分だって愛する人と愛し合いたいはずなのに、
それを抑えて人々を助けに行くその誠実な姿勢。
切ないけれど、そんなスーパーマンが俺は大好きだ。
尊敬する。
俺だったら人助けよりもまず愛する人だよ……。

そうそう、大陸持ち上げた後に力尽きて地球に落下しちゃうんだけど、
なんとそのあと病院に担ぎ込まれるんだよね。
あのスーパーマンが。
しかも注射しようにもできないんだ。
スーパーマンが強すぎて。
針が曲がっちゃうの。
そこ面白かったわぁ。

てかあの子供、スーパーマンの子供だよねぇ。
ロイスとスーパーマンってセックスしたのか……。
そんなムードもそんな暇もないような……。
あ!前作のⅡで確かしてた!!
そうか!あのときにできた子供……なのかぁ?

でもまあ面白かったからよしとしよう!!
俺はあのテーマ曲が聴けただけで6割満足なので。

今回スーパーマンを演じた俳優ブランドン・ラウスも、
とてもかっこよくて、誠実そうで、優しそうで、
何よりもメガネをかけた姿がクリストファー・リーブそっくり!!
いい俳優を見つけたもんだ。
しかも彼、リアルに結婚したよね?
おめでとうございます!!

でも、俺の中でのスーパーマンは
やっぱりクリストファー・リーブただ一人である。
それだけは譲れないね。

ちなみにこの作品、前作のⅠ、Ⅱの続きで作られていて、
Ⅲ、Ⅳは関係ないらしい。
確かにⅣからの続きだとよくわからんな。
Ⅱの続きの方がしっくり来るわ。


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