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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

色恋と金は大昔から不変であると改めて思った『近松物語』

2018年10月29日 00時13分20秒 | Weblog


「午前十時の映画祭9」にて。
1954年の日本映画『近松物語』。

今風に言うと、絵巻物屋の社長夫人が実家からお金の工面を頼まれ、
信頼できる部長経由で相談したものの、
社長がそれに取り合わず、嫌気がさして、
社長夫人と部長が逃避行しながら恋に落ちるというもの。
人間ドラマがしっかりしてて面白かった。

原作は江戸時代の浄瑠璃や歌舞伎作家の近松門左衛門。
彼の作品のいくつかを合わせたものがこの映画になっているんだけど、
もろもろの背景には男女関係のもつれなどもあったりして、
江戸時代から現代に至るまで、
お金と色恋は変わらないんだなと思った。
むしろ当時からそれをしっかり作品にしている近松門左衛門がすごいと思った。

ヒロイン役の香川京子が大きな目に高い鼻ですごく綺麗だなと思ったのだけど、
まさかこの人が、この前のTBSドラマ『この世界の片隅に』で
現代の北條節子役を演じたおばあちゃんの
当時23歳の姿だっとは思わなんだ。

イケメンは今と昔でちょっと変わったけど、
美人ってのはあんまり変わってない気がするな。
今おばあちゃんな女優の若い頃とか今見ても美しいし、
人によっては現代の女優の誰かに似ている人もいる。

ちなみに、同時期の日テレドラマ『高嶺の花』に出ていた
峯田和伸の母親役だった十朱幸代の父である
十朱久雄が出ていたのも感慨深い。


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