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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

クモがホラーすぎて怖かった『ゲド戦記』

2020年08月04日 23時26分29秒 | 映画


【基本情報】
製作年:2006年
製作国:日本
⠀ 配給:東宝

【個人的順位】
旧作のため今年のランキング対象外。
⠀ ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★☆☆
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 映像:★★★☆☆
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
世界の均衡が崩れて魔法使いが次々と力を失う中、
アレンは自身の影に操られ、王である父親を刺し殺す。

行き場を失った彼は、たまたま出会った
ハイタカ(ゲド)と名乗る賢者と行動を共にしていくうちに、
ハイタカの友人であるテナーや
顔に赤いアザがある少女テルーとの交流が生まれる。

しかし、アレンは永遠の命を望む魔法使いクモに利用され、
さらにハイタカとテナーも人質になってしまう。

捕らえられた彼らを助けるため、
テルーは単身クモのアジトに乗り込む。

【感想】
中学生ぐらいのときかな、
母方の祖父から『ゲド戦記』の本を4冊プレゼントされたことがあって。

ただ、僕は当時から読書が好きでなかったため、
結局この本は1巻を2ページぐらいしか読まないままどこかへ行ってしまい。。。
(祖父はよく本をくれたけど、まともに読まずにゲームばかりしていたので、
 70年後僕が死んだらあの世で詫びようと思います)

てなわけで、この映画が人生初の『ゲド戦記』。

僕が好きな剣と魔法のファンタジーな世界観と、
「生と死」を扱ったテーマ。
日本のRPGやラノベにありそうな内容なので、
そこらへんが好きな人は入りやすいかなと思った。

僕はアレンの「人は死ぬとわかっていてなぜ生きるのか」ってセリフに、
『ファイナルファンタジーⅥ』のケフカを重ねたよ(笑)

悪役のクモは永遠の命を求めていたところ、
テルーに「死があるからこそ生がある。死を拒むあなたは生を拒んでるのと同じ」
みたいなことを言われていたけど、
僕だって死にたくはないし、
生きられるならこの星がなくなるまで生きてはみたい。

でも、ゲーム好きなのにアプリゲームやオンラインゲームにはハマらず、
いまだにコンシューマーゲームを好む理由は「きちんと終わりがあるから」だし、
そう考えると「終わりがある」という前提があるからこそ、何事も楽しめるのかなと思う。

タイムリミットがあることで、
その間を全力で生きれるってのはあるかもしれない。

だから、日々残りの人生が短いことをきちんと意識して、
有意義かつ精力的に生きられる人はすごいと思う。
僕は何かとダラダラしちゃうタイプなので(泣)

しかし、この映画、内容としては僕好みな感じではあったのに、
いろいろ不親切というか、言葉足らずな設定が多いなという印象。

それもそのはず、本作は原作4巻のうち3巻だけをメインに扱っており、
さらには宮崎駿の『シュナの旅』に寄せているというのだから、
そりゃ唐突な設定も多くなるよね。

影の影響があったとはいえ、なぜアレンは父親を刺し殺したのか?
なぜテルーは竜になれるのか?
クモとハイタカの過去とは?
疑問に思うところがけっこうあるから、
これ単品じゃなくて三部作の1つとかにして欲しかった気もするw

あと、めずらしいなと思ったのが終盤のクモのデザイン。
完全にホラーなのよ。
もともと細長くて気味の悪いビジュアルだったのに、
終盤は目ん玉がなくなって『彼岸島』に出てきそうなクリーチャーと化していたから、
ジブリにしてはめずらしいキャラクターデザインだなと感じた。

世間的な評価は高くないけれど、
僕個人としては言われてるほど悪くはなかったかなという印象。


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