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Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

すべての30代に見て欲しい『初めて恋をした日に読む話』

2019年03月19日 23時54分18秒 | ドラマ
公式サイト

ああ、ああ、すっごく面白かった。。。
今期圧倒的だよ。
主題歌もマッチしてたし。
コッテコテのラブコメだと思ったんだけど、
それだけじゃなかったね。
ラブコメの顔して、メッチャ自己実現ドラマ。
まさにマズローの欲求階層の頂点。

底辺高校から東大を目指す横浜流星もそうなんだけど、
かつて東大に落ちた深キョンのリベンジも込められているので、
ダブルの自己実現を追っていく形がよかった。

それがどうしてここまで面白かったのかと言えば、
受験という舞台と、深キョンの年齢だな。
単純に自分とマッチするんだよね。
1浪して1年多く受験勉強していた分、受験に思い入れはある。
そして、深キョンの役の年齢が自分とタメで、
決して若くはないけど、
まだいろいろ諦めるには早い(と思いたいw)状況の中、
自分の人生を振り返り、
それを次の世代に託していきたいという想いや、
理性で考えてしまって気持ちにセーブがかかってしまうところなんかは、
昔の自分では到達できなかった共感を得たわ。

そういう真面目に感じたところもありつつ、
3人のタイプの異なる男性陣とのやり取りは面白すぎてすっごく笑った(笑)
男がみんな「片想い」という状態は共通している中で、
横浜流星が深キョンと他の男2人が仲よさそうにしてるの見て、
嫉妬して機嫌悪くなるところとか、
永山絢斗がすぐ勘違いして舞い上がるところとかはわかるなあ、と(笑)
特に永山絢斗はマジでツボだったわ。
まあ、「いとこに恋するか?」ってのは思うけど、
本当に切なくて切なくて、
「まさしぃ、まさしぃ」って思ってた。

中村倫也はタイプ的に自分とは遠いから、
他の2人と比べると共感度は下がるけど、
自己犠牲(と言ったら失礼かもしれないけど)の精神で、
深キョンから離れて、
結果的に深キョンと横浜流星を救ったエピソードは泣いた。
「マジで男だ、この人」と。

自分なんか理科と数学が無理すぎて、
東大はもちろんのこと国立なんて受けようとすら思わなかったけど、
受験生時代のこと、思い出したなあ。
でも、あんなライバルの多い片想いの渦中にいたら、
絶対受験勉強どころじゃないし、
ましてや二次試験当日にあんなことあったら、
もう試験どころじゃないよな。。。

はっきり言って受験だけを考えれば、
間違いなく最悪の環境とも言えるわけだけど、
それでもその荒波を乗り越えた
ゆりゆりのメンタルの強さを思い知らされる3ヶ月でした。

やっぱり日本のドラマはラブコメが好きだ。
昔はラブストーリーばっかだったけど、
今は職業モノが多すぎて、逆に新鮮に映る。
今日のラストも、あんなところであんなことするなんて、
もはやトレンディ(笑)

過去のドラマを振り返っても、
印象に残ってるのはやっぱりラブストーリーが多いわ。

とりあえず、ゆりゆり、おめでとう。

映画とは異なる結末だった『後妻業』

2019年03月19日 23時48分08秒 | ドラマ
公式サイト

これもまた最終回がびっくりな内容で、
それまでの流れとだいぶ違うのが印象的でした。

大竹しのぶがやっていた映画『後妻業の女』と基本は同じだけど、
ドラマは全10話で尺が長い分、
登場人物同士のやり取りが増えていたのはよかったかな。

あとラストが映画と違う。
まさかあんな展開になるとは。
ただの木村佳乃の顔芸ドラマなだけではなかった(笑)

木村佳乃の典型的なチャッキチャキの大阪のおばちゃん演技は面白くて、
特に木村多江の取っ組み合いは
キャットファイトを見ているかのようで笑ってしまった。

シリアスな面もありつつ、笑えるところもあって、
いいバランスではあったのだけど、
いかんせん自分の身のまわりで起きるには年齢が上の話なので、
あまりリアリティがなく、
かといって非日常というほどでもなかったので、
やや中途半端なポジションだなと感じた。
役の誰にも感情移入はできなかったし。
あと10歳年取ったらまた違うかもしれないけど。

そういえば、松尾諭が映画とドラマの両方に出てたな(笑)

最終回がエグすぎた『トレース~科捜研の男~』

2019年03月19日 00時04分29秒 | ドラマ
公式サイト

最終回だけがずば抜けてやべえドラマだった。。。

科捜研の錦戸亮と新木優子を主軸に1話完結型で進みながら、
錦戸亮の過去を掘り起こすメインストーリーがあるっていう流れ。
2人とも色が黒くて濃い顔だから、なんか似てる気がしたわ。

キービジュアルからは「これからトイレ掃除かな」
という印象しか受けなかったけど、
中身はちゃんとした科捜研モノでした。

船越英一郎がいるだけで、ものすごく火サス感出してくるけど、
普段火サス一切見ないから、
「月9」という枠を考えたら新鮮だったし、
事件解明に使う道具やら薬品やらがちょっとかっこよく見えた(笑)
不謹慎だけど、特にあの血が飛び散った様子を
糸と画鋲で再現するやつが何かの芸術作品のようだった。

人の主観ではなく、
あくまでも証拠という100%客観的な事実のみを追求する錦戸亮の姿は
『99.9』の松本潤に似ているかな。

特徴としては、物語の最後に、
事件の真相を被害者に説明するシーンがあるのだけど、
個人的には第8話の石井杏奈のエピソードでメッチャ泣いた。
児童養護施設で育った仲良しの3人で、
石井杏奈が女優として羽ばたくために、
他の2人が犠牲になるっていうやつ。
他にもけっこううるってくる回があって、
割と感動的なドラマだったかな。

でも一番やばいのが最終回の千原ジュニア。
狂気乱舞のサイコパス。
あんなエグい設定、久しぶりに見たかもしれない。
ものすごく精神疲れる。
『ヒメアノ〜ル』見た後ぐらいの疲労感。

90年代は『家なき子』や『聖者の行進』、『凍りつく夏』など、
けっこうエグいドラマが多くて、
子供心ながら毎週のように精神的疲労と
怖いもの見たさのワクワクを並存させてきたけど、
今回、いきなり最終回でわーっと来たから、
もう疲労しかない。
どうせなら毎週あんなノリだった方が
まだ耐性できてよかったかも。
(そうなると1話完結は難しくなるが)
千原ジュニアは怖かったけど、いい演技してたな。

そして篠井英介が『3年A組』と同じ警察役を
こちらでも演じていたのが印象深い(笑)