うみーのお魚愚痴日記+case

都会のアパートお魚日記 + 日本の水辺の生き物

2009年最後の大型遠征⑤

2010-03-01 20:10:14 | 東北地方遠征
あちこち周っていると、
素敵な泥底の水路を発見した。


護岸は無く、魚が隠れる場所が多く
水草もあちこちに生えている。

これは、網を入れざるを得ないな。


水深は30cmほどだが、底が泥で10cmほど沈んでいく。
流れはそんなに速くない。
水そのものは大分綺麗で、魚影もちらほらと見えた。




網を入れる。
入ってくるのはアブラハヤ、ウグイ。
「普通の」モツゴ、フナやニゴイ。
魚種は結構多そうだ。

特にウグイはかなりの成果。
大物から小物まで、多くのウグイに出会うことができた。



大物が4匹も同時に網に入ったときには
かなりドキドキしたもんだ。


さらに探していくと、網の中に綺麗な魚。

タイリクバラタナゴだ。


タイバラがいるなら、他のタナゴも……
それが俺の持論である。
さらに必死で網を入れつづける俺。

その結果は……


なんか大量のナマズだった。


くそう……キタノアカヒレは居ないのか。
マタナは居ないのか。
ここにはタイバラしか居ないのか。


だが、このあたりにはタイバラがいるということ。
二枚貝があるということ。

この周辺の地域を丹念に探すのも良さそうだ。


●ここで出会えた主な生体(赤字はフィールド初遭遇)
ウグイ
ニゴイ
タイリクバラタナゴ
フナ類
モツゴ
ナマズ

2009年最後の大型遠征④

2010-03-01 13:24:40 | 東北地方遠征
何かいい場所がないかと彷徨っていると、
俺の目に興味深い水路が飛び込んできた。



路肩に車を停めて飛び出すと、
なんと、素掘りの水路が飛び込んできた。
底はヘドロではない土&泥底。

水は透明で良質。水路内には草が生えていて
トノサマガエルが俺に驚いて逃げ出していく。


水深は浅い部分が多いが、
所々にわずかな深みがある。
何か面白い物がいるかもしれない。



網を入れてみると、早速網に魚が入る。
最初に入ってきたのは、当然ながらドジョウ。
田んぼの用水路ならば当然だ。
寧ろこれすらもいない水路が多いのが問題だ。


泥ごと掬うと、小さな二枚貝が網に入る。
どっからやってきたんだろうコイツ。
だが、二枚貝がある水路だ、これはドキドキする。


さらに網を入れていくと、今度はホトケドジョウだ。
ホトケのいる水路なのか!



深みにはタモロコやシマドジョウの姿も。





さらに水路を辿っていくと、今度はイモリを捕まえられた。
山形県のイモリは既に採取済みだが、地域は違う。
だが、そんなに模様に違いが無い。
最上川をはさんでいるが、距離はそう遠くないからか。


さて、気になるのはこの水の出所。
二枚貝がおり、ホトケドジョウがいる水。
それは湧き水の可能性もあるはずだ。
田んぼそのものはそう広くない、この水の出所は何処だ。

俺は水路を辿ってあぜ道を歩く。
歩いていくと……それは、山のほうから流れてきているようだ。


草だらけのあぜ道を網で掻き分けて進んで暫く歩く。

飛び込んできたのは、溜池。
茶色く濁った、溜池だった。

殆ど人が来るとは思えない場所だ。
つまりそれは、何か素敵なものがいるかもしれない場所だ。
何しろ東北の山奥の溜池なのだからな。


俺は早速車へと戻り、竿と餌を準備する。
赤虫を付けて放り込むと
早速浮きがピクピクと動く。

釣り上げられたのは……アブラハヤ。


……アブラハヤ?


アブラハヤって溜池にいる魚なのか?
そこそこ流れのある川にいる魚だと思ってたんだが。


つーかあれだぞ、二枚貝がありそう&
ホトケが住めるような良質の水である
東北のため池で、アブラハヤはねえだろうよ。
もうちょっと他に何かあるだろうよ。


一時間ほど釣りを続けるが
結局、アブラハヤばかり釣り上げて終了。
せめて、罠関係でも持ってきていれば良かったのだが
必要ないと思って持ってきていなかった
これは不覚である……

次来る時には、忘れずにもってこよう。
ここは……まだ、可能性が色々と残っているはずだ。



●ここで出会えた主な生体(赤字はフィールド初遭遇)
ホトケドジョウ
ドジョウ
シマドジョウ
アブラハヤ
タモロコ

イモリ(山形県)