うみーのお魚愚痴日記+case

都会のアパートお魚日記 + 日本の水辺の生き物

2010年がはじまる②

2010-03-25 19:07:39 | 茨城県徘徊
さて、次のポイントへ移動する。
次のポイントはガクさんの案内だ。

到着したのは……俺も良く通る川。
網を入れたことは一度しかないが、
ヌマチチブしか採れなかった。


網を入れるポイントは、俺がやったことがある場所より
少し上流のポイント。
護岸されており、泥が堆積し少し深め。

早速網を入れつつ上流へ歩くが、
特に網に魚が入らない。
それよりも、意外と深く、腹の部分が破けたウェダーでは
ちょっとキツイ。

つま先立ちしつつ歩いたり、網で泥の様子をうかがいつつ
網を入れていくわけだが、
見つけた魚はヌマチチブ。やっぱりヌマチチブなのか。


俺が四苦八苦している間に、ガクさんは一度川からあがり
かなり上流の方へ歩いていっていた。
声をかけると、そこそこ魚が居るようだ。


さっそく俺も参戦する。
まず網に入る魚は、堆積した土に隠れていたギバチたち。
大型のものは見当たらないが、
当歳と思われる10cm程度の個体が何匹か。




さらに上流へ歩く。
底が泥地から綺麗な砂地へとなったところで、
大量の枯草の中に、立派なウグイが隠れていた。
1網で3匹も4匹も入ると爽快だ。
ギバチやトウヨシノボリも見つかる。


さらにさらに、上流へと移動をする。
水深が大分浅くなり、流れも落ち着いてきた所で、
ギバチがかなりの数網に入るポイントを発見。
小さいギバチだが、2回に1回は入る感じ。
このあたりが住み心地がいいのか、
それとも湧き水でもあって水質がいいのか。
というか、この先は掃除されていて
隠れる場所があまりなさそうなのが原因か。

そんな中、ひょっこりガクさんの網に入ったカジカ。
最初は見た目や色から「すわカマキリか!?」と
二人で興奮もしたのだが、
落ち着いて、ケースに入れて確認すれば
堂々のカジカだった。


ただこいつ、胸ビレの軟条数が16本。
回遊する「小卵型」だ。
実は小卵型を「小卵型」として
採取して写真を撮ったのは初めて。
柿田川で大量に採ったカジカが小卵型なのだが
何しろ集合写真な上、微妙にぶれてて……
それに、当時は小卵型も大卵型もわからなかったので。
いやあ、これはちょっと嬉しいところだな。


さて、この先は川底の掃除がされていて、
見事に砂地で真っ平ら。
時々ゴミが落ちていて物陰を作っているが
魚がいるようにはあまり思えない。


ガクさんが先行して網を入れていくが
結局、見つかったのはカマツカ一匹。


まあそれでも、そこそこの成果はあった。
大型のギバチが欲しかったガクさんは
ちょっと残念だったかも。


しっかし、ヌマチチブしかいないし
護岸で深い川だと思ってたら、
ちょっと上流へ行くと網を入れられるポイントとは。
「この川では網を入れたことがある」ってので
「でもポイントずらすと成果が変わる」ってのは
二箇所目だ。う~ん。微妙にもやもやするのう。


●ここで出会えた主な生体(赤字はフィールド初遭遇)
カジカ
ウグイ
ギバチ
トウヨシノボリ
ヌマチチブ
ギンブナ
ドジョウ
オイカワ