うみーのお魚愚痴日記+case

都会のアパートお魚日記 + 日本の水辺の生き物

12月16日一人旅 滋賀県後半録~水の都、滋賀県~

2007-01-16 13:01:05 | 滋賀県遠征
前回のあらすじ

愛するカマツカ採取を終えて満足し、
琵琶湖の対岸側にある滝へ向かうことにした俺とマシス。



琵琶湖大橋を渡り、夕暮れ迫る中車を走らせる。



大橋を渡って30分ほど。
主要道路からちょっと左に曲がるとすぐに山の中へ。
湖岸を走って、すぐ左に曲がったら山の中。
もう何度も何度も繰り返し言うが、面白い。

暫く車で山を登ると、5台ほど停められる駐車場へ。
私達以外にも数組来ているようだ、車が停めてある。

早速車を降りてみると、飛び込んでくる激しい水音。
駐車場の裏から聞こえてくる音に、ひょっこり顔を出してみると…





おお……明らかに何かがいそうなそんな雰囲気。
しかし今日の目的は滝である。ここから少し歩けばきっと滝が見えるんだろう。
軽い気持ちでマシス氏の後をついて歩いていく。


どうやら、楊梅の滝という滝を見に行くらしい。
登山の心得といった大げさな看板があるが
滝以外にも登山コースなどがあるのかな?


石を切り出した急な階段をどてどて昇っていく俺。
すぐ隣には滝から流れ出た水が、石の間を縫って流れ落ちていく。


看板発見。

採取は駄目だそうだ。……まあ、観光地だしね。
生物・植物・石など一切の採取を禁止しているそうです。


しかし……階段は結構急である。
この位なら普通の人にはなんてことないのだろう、
マシス氏は飄々と石段を登っていく。
かたや、運動不足全開の私は早々に息が上がってしまった。


張り裂けそうな心臓に呆れつつ天を仰ぐとまだまだ赤い紅葉が目の前に飛び込んでくる。
……とはいえ、ゆっくり見ているわけにもいかない。
慌てて先行者を追いかける。


地面から染み出した水が流れとなって道にまで染み出している
ぬかるみに足を取られないように進み……

川の中に落ちないように石を飛び移り……

やがて、一本の滝が見えてきた。


滝の幅は50cm程度だろうか。
淑やかに落ちるその滝はまるで女性的な慎ましさを持っていた。
この位なら、夏に滝の下までいって遊ぶのもいいだろう。
春~夏には魚影も見えるのだそうだ。見えても捕れませんが。


と、ここで終わりと思っていた私なのですが、
マシス氏はぐんぐん先へと進んでいく。
曰く「これより先に本命がある」
ここで終わりじゃないのか……完全に山道となった滝への道を
必死で追いかける。

……そしてやがて見えなくなるorz

息があがってしまって、ふらついた状態で追いかけると、
マシス氏が途中で待っていてくれた。
そして彼は俺の顔を見るなり隣の崖を見上げた。



……はしごっ!?

一人ずつゆっくりと昇り、それからもう少しだけ歩く。
川の中、足場の悪い岩をいくつか越えると……

突然、視界が開けた。


幅5メートル近くあるだろう。
巨大な滝が文字通り目の前にそびえていた。


滝つぼの水は飽くまで澄み、飛沫が溶け込んだ空気は
火照った身体を冷やしてくれる。
岩に幾度もぶつかりながら広がっていく雄雄しい滝の姿に
俺はしばし見惚れてしまった。


……だが写真はあまり良いものが無い。
疲れていたのかどれもこれも手ブレが酷く……
ぶれていない写真も、こうやって指が写ってしまった。

マシス氏は夏にこの滝つぼで遊んだのだそうだ。
これは気持ちよさそうだ。水に触れるととても冷たい。

暫く滝を堪能した後、だいぶ夜が迫ってきたので
別の歩きやすいルートで戻ることに。

途中、展望台のような場所があり、
左を向けば滝、右を向けば琵琶湖が一望できるとのこと。


曇り空と夕闇が、琵琶湖と空が一つになっている感じを出してくれる。
どこまでも続く湖なのか、地平線があり、そしてどこまでも続く空なのか……
そんな光景が広がっていました。



滝は……木々の合間に僅かに見える程度。
ここから楽しむには双眼鏡が必要ですね。




山を降りた私達。
すぐ近くに面白いものがあるというので連れて行ってもらうと……



!?


湖の中に、鳥居がある!!



琵琶湖西岸の白髭神社という神社だそうです。
道路を挟んで神社の向こう側の琵琶湖には、大きな鳥居が一つそびえています。
夜はライトアップされるようですね、
車通りも少なく、打ち寄せる波の音が耳に心地良い。


鳥居を写真に撮ろうと砂浜に下りる。
驚くことに、この辺りは水がとても澄んでいて、夜だというのに
30cm位までは底が確認できる透明度です。昼間であればもっと澄んでいるでしょう。

砂浜もとても細かく綺麗な砂が堆積しています
まるで海の砂浜のよう(ゴミや水草が殆ど堆積していない分海より綺麗)
乾いた砂は手で掬うと、さらさらさらさらと指の間から零れ落ちていきます。


この写真……これが琵琶湖の写真です。
何もいわず「どこの海でしょう?」と聞いても通じてしまう光景です。


琵琶湖の北部はこんなにも水が綺麗で、砂も綺麗で
惚れ惚れする環境が残っているんですね。
この辺りは山から流れ込む水が多いからでしょうか。素敵な場所でした。





お詫び
現在、幾つかの要因が重なりブログの更新どころか
人生がぐっちゃぐちゃな状態になっております。
申し訳ありませんが、続きの記事は再来週中旬頃までお待ちください。 うみへび

あー頭イテ……

2007-01-14 21:22:10 | 愚痴日記
ここ数日浴びるように酒を飲んでるので
ちょっと頭が痛いです。
さすがに有給も残り少ないし、明日は会社いかんとまずいから
とりあえず止めたんだけど……


酒の勢い……というどころかテンション低すぎるんですが
そんな腐った状態で、なんか思考が現実逃避して変な方に進んでいった。


遠征用のエアーポンプの入れ口がついたクーラーボックスが欲しい

調べてみると高い

ヤフオクで見つけたので入札してみる

競争相手に競り負ける

酒を飲む

玄関にある中古のクーラーボックスが目に付く

錐で穴開けてみた






開いた。


ああもうこれでいいじゃん。
これで昔買ったカートでガラガラ引っ張ればいいじゃんか。

壁は固いし、角張ってるのでフルサイズのオイカワなどを入れると
思いっきりぶつかりまくってよくない状態な気もするが
そのサイズの魚を入れることもあまり無いだろう。

というわけで、これでいいや。

12月16日一人旅 滋賀県前半録~カマツカに逢いたかった~

2007-01-12 00:39:47 | 滋賀県遠征
さて、移動編の続きです。
(移動編は、私のメインブログの方で記載させて頂いております)

実は今回の旅、旅に出るのには様々な理由があったのですが
行き先を決めたのは、こちらのブログでもお世話になっている
ryu-oumi様のブログ、近江フィールドワークの記事(特に12/9の記事)に触発されまくったからです。
カマツカに逢いたかったのですよ……

なお、この機をもって同ブログにリンクを貼らせてさせて頂きました。
今後ともよろしくお願い致します。


滋賀に到着した私、マシス氏と合流してとりあえず魚の採取へと。
100円ショップで網を買い出撃です。

まずはショップの近く、以前底面にぎっしりヨシノボリの稚魚が張り付いていた水路へ。
水が結構綺麗だったので、もしかしたらあの中にカマツカが居るのではと思ったのだ。

だが行ってみると雨の翌日の為に、水は増えてる魚は居ないと散々な状態。
かろうじて捕まえられたのはやっぱりヨシノボリでした。





二枚貝も、小さなサイズのものがちらほら見かけられました。


その後、いつもの水路に魚キラーを仕掛ける為にちょっと行ってみました。
仕掛けをした後、水路で網を持って魚を追いかけている
おじいさんと孫の姿が。

何となく便乗してひと掬いしてみると、ヨシノボリ数匹と……黄金に輝く魚が!

かっ……


カマーーーッッ!!!!

静かな住宅街に俺の叫びが響き渡る。



カマツカが! カマツカが入っているっっ!!
ずっと憧れていたカマツカが俺の網の中に入っている!!

ここ、何度も来ていたけどカマツカが捕れた事は無かった……
カマツカも居たんですね。


こうなってはもうとまらない。
予定を変更して、海蛇二網流で攻め込みます。
オイカワやタナゴが捕れた時は子供にプレゼントし、
私はただひたすらにカマツカを探します。

しかし捕れない……どうやら生息数はかなり少ないようです。
それでも、1時間半の死闘を経て、マシス氏と私で何とかカマツカを
合計6匹捕まえることが出来ました。


一番大きいサイズでも6センチほど。
※上に乗せた写真は、マシス氏が採取した個体です。


ここで見つかったのは小さなサイズのカマツカばかり。
子供の頃は、こういう小河川などで生活してるんでしょうか?

でも小さいのだったら育てればよい事です。
頑張るぞっっ!!



欲しかったカマツカを入手してしまったので、満足も満足、
今日の採取はこれで終わり。
そんなことを言っていると、付き合ってくれたマシス氏が、
時間があるなら滝を見に行きたいという。



滝とは面白い。関東平野ではあまり縁のないものだ。
二つ返事で答えて琵琶湖の北側へ。

この続きは、次回っ

ただいま

2007-01-09 21:08:26 | かきおき
月曜日に帰宅しました。
右手は荒れまくりでボロボロ、右肩はあげると痛みます。
キーボードを打つときよく使う中指の先端をさっくり切り、
筋肉痛で両足に力が入らず、伸びをしたらそのまま転びました。
睡眠不足でまぶたは重いし頭は痛い
右足の親指の爪は微妙に割れてるし、膝はすりむいて痛い。



なんてのが吹っ飛ぶ位素敵なお魚の旅でしたっっ


日記は、12月前半の旅行記を書いてからかな……