◆フタ付きビニールバケツ
・季節適応
春:◎
夏:○
秋:◎
冬:◎
・遠征適応
車 :○
徒歩 :◎
電車(近距離) :◎
電車(遠距離) :○
夜行バス :△
ファスナーで留めるフタ付きのバケツです。
一般的なものは、釣具屋でエアーポンプと一緒に売っているものでしょうか。
それ以外には、釣具屋で活かしバケツとして売っているものや
災害時の水運搬用バケツ(ヤ○オク)などで売っています。
利点としては、持ち運ぶときに潰せること。重くないことが上げられます。
行きに荷物を少なくしたい時(帰りは要らない荷物は宅急便でいいわけだし)に
便利だと思います。
紐があれば水汲みも出来るし、ガサ中に持ち運ぶと、わざわざ
魚をバケツに入れるため岸に戻らなくて済みます。
最近の石油高騰で値段があがっているのは秘密。
持ち運び安さ、使いやすさなどから、オールラウンドで使うことが出来ます。
特に、泳ぎが達者で、入れ物にぶつやりやすいオイカワやウグイ
カマツカなどを入れて運ぶと、口を潰したりせず運ぶことが出来ます。
難点としては、上から圧迫されると水が零れたり倒れたりしてしまうことや
まんま水が入ったバケツのため、公共の乗り物に乗るのに適しません。
それをフォローするために、私は遠征先のダイソーで
丁度すっぽり入る入れ物(バケツやゴミ箱など)を手に入れて
その中にバケツごとしまいこんで補強&見た目対応をしたり、
折りたたみの出来る丸型のツールボックスと一緒にもっていき
運搬をする際には、その中に入れて隠したりもします。
小型のものを一つもっておくと何かと便利です。
--------------------------------------------------------
◆バッカン
・季節適応
春:○
夏:△
秋:○
冬:○
・遠征適応
車 :○
徒歩 :×
電車(近距離) :○
電車(遠距離) :×
夜行バス :×
釣具屋で売っているバッカンです。
元々は、撒き餌を作るためのバケツなのですが、
これも折りたためて、フタもついているため、魚の運搬にも使えます。
これは特に大型魚を入れるのに便利ですね。
サイズが大きいため、大型のコイやナマズなどを入れるのに使えます。
ぶつかっても怪我をし辛い素材であることも利点の一つです。
難点は水が零れやすいこと。ビニールバケツと違い
物凄く水が零れやすいです。
水深を半分位にすれば零れませんが、それではこれの魅力は半減。
また、上からの圧力にも弱いのはビニールバケツと同じ。
大型のゴミ袋を二重にした中に入れて運搬するなど工夫が必要です。
ただ、これじゃないと運びづらい魚がいるというのは事実です。
運搬に適した、とは言いづらいですし、
使い勝手がいいともいえませんが、役に立つ場面も確かにあります。
頭の片隅に入れておくといいかもしれません。
--------------------------------------------------------
◆活かしクーラー
・季節適応
春:◎
夏:○
秋:◎
冬:◎
・遠征適応
車 :○
徒歩 :○
電車(近距離) :○
電車(遠距離) :△
夜行バス :△
発泡スチロールで断熱した入れ物です。釣具屋で売っています。
元々は釣り餌のエビや小魚などを活かして持ち帰るための装備ですが
もちろん、魚の運搬に使うものですから使えます。
便利なのは、エアーポンプをしまうポケットやチューブを通す穴があること。
形状は様々ですが、色々な場面で使えるようです。
ただ、斜めにしたりするとやはり水は零れてしまうため、
深型のものを選択するのがポイント。
分厚いのですが、発泡スチロールを使っているため軽いのがいい。でも丈夫。
大型のものは少ないので、小型のものを使うのがメインとなりますが、
従って、小魚や底ものを入れるのに適しています。
モノによっては、エビが捕まるためのネットが付いており、
もちろんエビを運搬するのにも適しています。
丈夫であることと、水が零れる可能性があるということで、
亀やカニ、両生類などの水が少なくてもいい生き物を運ぶのにもいいですね。
ちょっと海釣りにいって魚を持ち帰る際などにもいいと思います。
尚、俺は丸いバケツ型のものも持っていますが、
これが、丸ビニールバケツにすっぽり入るサイズで、
ガサ中にビニールバケツを使って魚をキープして、
持ち帰る際には、活かしバケツに魚を入れ、活かしバケツをビニールバケツにいれ
水漏れも防ぐということをしたりもします。
--------------------------------------------------------
◆クーラーボックス
・季節適応
春:◎
夏:◎
秋:◎
冬:◎
・遠征適応
車 :◎
徒歩 :△
電車(近距離) :○
電車(遠距離) :◎
夜行バス :○
クーラーボックスです。基本的には釣具屋で売ってるものですが、
ホームセンターのレジャー用のものでも充分役に立ちます。
釣具屋で売っている、エアー用の穴があいているものはそのまま、
それ以外のものは、自分でエアーチューブ用の穴をあけて使います。
穴は電動ドリルがあればryuさんのように数秒で開けられますが、
俺は100円ショップで売っている錐で穴を開け、
ハサミを突っ込んで、ぐりぐりと回して穴を広げます。
これの利点はもう言うまでも無くその保冷力。
夏場に至っては必須アイテムといってもいいでしょう、
これがないと、大抵水が煮えて魚が落ちます。
もちろん、これに入れていても水温は上昇するので、
こまめな水換えや、氷ペットボトルを入れるなどの処置は必要ですが。
サイズによって用途は変わりますが、
カマツカ、オイカワなどの突進型の魚は入れないほうが無難です。
なぜならば、壁に突っ込んで鼻を潰すことが多いからです。
それ以外の魚には非常に適しているといえるでしょう。
一枚目の写真のものは小型ですが、エアーポンプ使用前提の仕様で
フックを掛ける場所やチューブ用の穴があいています。
このサイズだと、JR西日本の駅レンタルサイクルの自転車の
かごにすっぽり入るサイズなのが便利です。
二枚目の写真のものはレジャー用ですが、中が広くて使いやすい。
魚を直接入れてもいいし、パッキングした魚を入れてもいいですしね。
難点としては、やはり斜めにすると水が零れてしまう点。
移動の際などにフタのところから漏れてしまうため、
入れる水の量は限られてしまいます。
また、何よりも重い。大型になればなるほど重い。
嵩張るのも気になりますね。車とかなら関係ないのですが。
--------------------------------------------------------
◆クーラーバック
・季節適応
春:◎
夏:◎
秋:◎
冬:◎
・遠征適応
車 :◎
徒歩 :◎
電車(近距離) :◎
電車(遠距離) :◎
夜行バス :◎
レジャーシーズによく見ることの出来る、折りたたみ式の
飲料・食料用のクーラーバックです。
主にホームセンター、時々釣具屋で売っています。
100円ショップで保冷力の弱い安いものが売っていますが、
ホームセンターのものは非常に保冷力が強いものが売っています。
直接水と魚を入れるわけにはいきませんが、内側も防水仕様で、
パッキングした魚を入れるのに最適です。
軽く、行きは折りたたんで持ち運べます。
見た目も魚が入ってるようには思えず、多少中で水が漏れても問題なし
よっぽどの圧力が上から掛からない限りは支えてくれます。
夜行バスでの運搬はこれが最適でしょう。
写真のものは、2リットルペットボトルが6本入るサイズ。
実家のほうのホームセンターで1300円で売っていました。
もちろんもっと小さいサイズも、大きなサイズも売っているので、
自分の用途に応じてサイズを変更することが出来ます。
問題はパッキング用の空気缶が必要なこと。
現地で手に入らない場合もあるし、飛行機などには缶は持ち込めません。
空気缶は魚用のものじゃなくてもいいらしいですが、詳しくは分かりません。
パッキングの性質上、あまり大きな魚を入れるのは適しませんが
※といっても、アロワナもレッドテールもパッキングで運ぶんだけど……
小型魚を複数運搬するのには非常に便利です。
パッキングの性質上、数日間の遠征は難しいので、
滞在期間にキープする入れ物を準備しておくのを忘れないようにしよう。
帰りの移動期間だけ使うのがベター。
※キープ用のものは宅急便で送っちゃおう
--------------------------------------------------------
◆発泡スチロール
・季節適応
春:○
夏:○
秋:○
冬:○
・遠征適応
車 :○
徒歩 :×
電車(近距離) :△
電車(遠距離) :×
夜行バス :△
発泡スチロールです。100円ショップのちゃちいものから
ホームセンターで売っているしっかりしたものがあります。
噂では、一流料亭へ生きた生体を運ぶためのエアーポンプ付きなんてものもあり
様々な種類のものが存在します。
これは何より軽いのが利点なのですが、
割れてしまうという欠点も存在します。
そのため、遠征には不向きと言えるでしょう
どんな弾みで割れるかわからないのですから。
保冷力の便利さ、弾力ある素材であるため魚がぶつかっても怪我しづらい点と
利点もあり、使い勝手のいい品ではあると思います。
これも通常はエアーチューブを通す穴をあけて使うわけですが、
エアーチューブと発泡スチロールが擦れる時に
物凄く……こう、なんていうか……骨の髄に響くような音を立てるので
それが苦手な人はちょっとやめたほうがいいかと。
また、エアーを送った際、そのエアーの音がやたら大きく響いてしまい
公共の乗り物を乗るのはちょっと考えてしまいます。
フタが外れやすい、水漏れしやすい点もあるので、ガムテープでしっかりと
目張りをすることも忘れてはいけません。
メインで魚を入れる入れ物としてではなく、
パッキングした後、現地で発泡スチロールを手に入れてそれに仕舞ったり、
カニや亀、爬虫類など水が少なくてもいい生き物を捕まえた際
現地で手に入れた発泡スチロールを使うというのがいいのではないでしょうか。
また、小型のものを手に入れて、ドンコなどの
隔離しなくてはいけない魚を入れて、
酸素が出る石などで運搬するなどの使いかたがいいかと。
--------------------------------------------------------
◆水缶
・季節適応
春:○
夏:×
秋:◎
冬:◎
・遠征適応
車 :○
徒歩 :△
電車(近距離) :○
電車(遠距離) :○
夜行バス :○
水缶です。レジャー用の水缶であったり、
スーパーの「おいしい水」を汲むためのものだったりします。
早い話がポリタンクですね。釣具屋で魚運搬用のポリタンクがあるのですが
それが高かったので、安い水缶で代用しています。
これの利点は、何よりも水が零れないこと。
エアーチューブのために空けた穴を除けば、倒れようがひっくり帰ろうが
水が零れることが無いのがいいです。これは遠征には大きな点です。
普通の水缶はクチが小さいので、小型魚しか入りませんが、
ホームセンターを回れば、大きなクチのものも見つけることも出来るでしょう。
泳ぎの達者なオイカワやウグイなどを除いた多くの種類の魚に
適しているアイテムです。
問題は、完全密閉であるために、温度が上がりやすいこと。
夏などは致命的であるために、また、車内などでも問題があります。
どちらかといえば、秋~初春に掛けて使うものであると思います。
他のアイテムと違い、充分な量の水を入れることが出来るので
その分多くの魚が入り、便利です。
水さえ入れなければ軽い(水を入れると一杯入れるので重い……)ので
運搬にも便利ですね。キャリーカートに積んで移動するのに
一番気が楽な入れ物です。
車で使う場合、別の入れ物も同時に使うなら、
川の水や、カルキを抜いた水を入れておいて、水換えに使うということも。
とまあ、色々な種類のアイテムがありますが、
結局、水が入ると重いんだよね。
遠征に必要なものは、
魚も人間も一緒に運べる車だと思うよ。