うみーのお魚愚痴日記+case

都会のアパートお魚日記 + 日本の水辺の生き物

岡山採取紀行~リベンジの巻3~

2008-05-28 14:17:17 | 山陽山陰地方遠征
さて、ネットカフェで漫画を読み漁ってしまった為、
あまり寝れなかった俺ですが、ナイトパックの時間内に、ノソノソと店を出ます。
まだ薄暗い中、俺は一人、自転車を飛ばしていきます。

コインロッカーから魚を出す……小型のコウライニゴイが2匹落ちている、
なんてこった。
釣りのダメージと水質悪化が原因か。
後で水換えをしなくてはならない。
とりあえず先ずは、昨日釣りにいけなかった場所に行こう、
朝ならば、人通りは少なく釣りも出来るはず。


というわけで、駅から程近い、前日立ち寄った場所にやってきました。
早速糸を垂らすと、流れが速いため、がっつり仕掛けが流されます。
フライフィッシングなんかだと似合うのかもしれない場所に、
何度も何度も赤虫付きの仕掛けを入れると……浮きがググッッっと沈みます。

獲物の予感に期待をしつつ力を込めると、小物竿が弧を描きます。
糸を伝わって、手にブルブルと魚の暴れる振動が来ます、この振動が釣りの醍醐味、そうは思いませんか?

軽く力を入れつつ引き上げると、糸の先には15cmほどの魚が。


オイカワです。素晴らしい婚姻色のオイカワです。
昨日釣ったオイカワはみんな若いオイカワでしたが、このくらい熟練のオイカワになると
釣り応えもありますね。


オイカワをリリースして、更に釣りを続けます。
小型のオイカワは相変わらず大量ですが、
その合間合間に、タナゴたちが釣れてくれます。


釣れてくれるのはヤリタナゴとアブラボテ。
この二匹は滋賀以西だとかなり見ますね。

しかしタナゴは釣れるものの、狙っているシロヒレタビラは掛かりません。
タビラ類は、他のタナゴに比べて環境や競合に弱いのでしょうか。


ちらほらと来るのはコウライモロコ。
結構あちこちに居るのかもしれません、昨日の第一ポイントでつれなかったのは
偶然なんだろうか。

釣りを続けること三時間。
ヤリタナゴは結構な数が釣れたのですが、残念ながらシロヒレタビラは掛からず。
残念といえば残念ですが、仕方ないですね。


後は、昨日の取水口までいって、魚の水換え。
川の下流部、河口近くであるというのに、これだけの透明度を持った水というのは
俺にとっては驚きです。
いい川ってことなんでしょうね。


水を替えて、写真撮影。
それが終わったら、結構な時間になっていた為、慌てて駅へ向かいます。
ここから部屋まで12時間以上。早く電車に乗らないと今日中に帰れません。

とりあえず、もう少し情報を手に入れてからではないと
岡山は手ごわそうです……フィールドが広すぎる(そしてそれは素晴らしいことです)


また、来よう。


おまけ
遠くから見た岡山城



●ここで出会えた主な生体(赤字はフィールド初遭遇)
コウライモロコ
アブラボテ
ヤリタナゴ
オイカワ

岡山採取紀行~リベンジの巻2~

2008-05-26 01:45:06 | 山陽山陰地方遠征
川を更に上ります。
流れがある場所はオイカワが多分いるので、
流れの緩やかな場所を探して自転車を走らせると……水門を兼ねた船着場がありました。



といっても規模は小さく、船は一艘しかありませんでした。
水深も30cmほどで、遠くからでも底まで見えるのですが……魚影がある。

良く見ると、大量の魚影……30cm~40cmほどの魚が
20匹ほどノンビリと休んでいます。
あの形、あの長さ……あれは、ニゴイ!! コウライニゴイなのか!!?

自転車から降りて、船着場へと向かうものの、
到着したときには、大型のニゴイたちはその場から居なくなっていました。

しかし、船着場いっぱいに3~5cmの魚が沢山泳いでいます。
これは釣りになるかも。早速仕掛けを投入してみました。


水は綺麗なほうで、底まではっきりと様子がわかります。
コンクリートで整えた川底に、細かい砂が薄く敷いてあるようです。
丁度本流からずれているために流れが緩やかで、
魚達の休憩場所となっているのでしょう。

細かい魚達が泳ぎ、底にもハゼのような魚が
飛び跳ねつつ動いているのが見えます。

砂ごと網で掬ったら面白い結果になりそうな場所……
今日はガサ装備がないんだよなぁ……
などと思いつつ待つこと数分。浮きに反応が。
引き上げてみると、見慣れぬ魚。


モロコ?
モロコ……モロコ……この顔は……コウライモロコ!!


これ、コウライモロコ!? 沢山いるのはコウライモロコなのか?
(@ω@)←こんな顔してるのが愛らしいです。

更に続けると、立て続けにコウライモロコが釣れて行きます。
何匹か釣った後、今度はまた別の魚が掛かります。



ニゴイ……だよな。
でも、この辺りにはコウライニゴイがメイン生息という話。
恐らくコウライニゴイでしょう、ってかそうします。
ニゴイと若干違う印象がある……程度ですけどね。
間違っているようでしたらご指摘の程を。


足元の砂地を、カマツカがノソノソ動いているのが見えました。
小型のカマツカだったのですが、釣れないかなと底を狙ってみると
別の魚が掛かります。

ゴクラクハゼですね。静岡より西だとかなり見る魚です。
腹部のブルーの点列が美しいじゃないですか。



川の流れのある場所に仕掛けを入れると、
またオイカワが食いついてきます。
そのオイカワ連発の中に、別の魚が混ざっていました。

ムツ……カワムツかな?
やはりこいつも流れのあるところにいるみたいです。さすがはハエジャコ。


更に何匹か、夜になるまでコウライモロコとコウライニゴイ

さらには、オイカワと……一匹だけアブラボテを釣って
俺は釣り場を後にしました。

水の入ったクーラーボックスの重さにげんなりしつつ、
俺は駅前に戻ります。
駅のコインロッカーに荷物をしまいつつ、
更に釣り場とは反対方向へ向かいます。
銭湯と、宿とするネットカフェへ向かうためです。

途中、道を間違ってさまよってさまよって、
岡山港まで来て凹んだりしてしまいましたが、
無事ネットカフェへたどり着き、今日一日が終了です。

さあ、明日も早いぞ。頑張ろう。


●ここで出会えた主な生体(赤字はフィールド初遭遇)
コウライモロコ
コウライニゴイ
ゴクラクハゼ
アブラボテ
カワムツ
オイカワ

岡山採取紀行~リベンジの巻1~

2008-05-19 00:30:36 | 山陽山陰地方遠征
さて、滋賀から戻った翌日、
俺は魚たちの世話をし、夜にまた電車に飛び乗りました。
夜行電車に揺られて、乗り継ぎ乗り継いだ先……

また、岡山にやってまいりました。
実はこっそり電車待ちの時間を活かして、姫路市立水族館に寄ってますが
それは兎も角……。



今回は釣具装備です。
ガサ装備はなく、釣り装備で参りました。

狙いはシロヒレタビラ。
果たして、出会うことは出来るのか?


駅前で自転車を借りて出撃します。
まずは、前回遠征で教えてもらった場所を探すのですが
岡山は街中を含めて至る所に水路があり、
どこだか良く分かりません。

しかしこの水路。流れがあり、水質もかなりよさそうです。
茨城なんかだと、こういう水路は淀んでしまって、とてもじゃないが底まで見えません。


さて、自転車でぐるぐる周っていると、ポイントと思われる場所を見つけました。

流れはかなり速く、水深もありそう。
街中の道路の隣を流れる水路ですが、
大量水草が生えており、その影に魚たちが泳いでいるのが見えます。
かなりの魚影が見えます……が、昼間はここは往来が激しい様子。
ちょっと釣りをするには適していない場所なので、
ここは翌日の朝に回すことに。


別の場所を探して自転車を走らせます。


しばらく走ると、岡山の三大河川の一本へと出ます。

非常に雄大な河川ではありますが底のようすがぼんやりわかります。
広い分、浅い川なのかもしれません。ガサ装備が欲しいところですね。


川を上っていくと……用水路への取水口を見つけました。

せっかくなので覗いてみると……なんだ、こりゃ……!?



取水口。水の流れがかなり速く、水深は1mほどなのですが、
コンクリートの縁には、タナゴが大量に苔をついばみ、
流れに乗って、オイカワが華麗に泳ぎます。
ちょっと石積みのところを見れば、ヒガイがムギツクとともに
石をついばんでいるのが見えます。
※写真の壁際の白いのはタナゴです。

なんですかココは。


気がつくと俺は、釣りの準備を終わらせていました。
赤虫を付けて、流れに乗せます。
狙いは底の方のタナゴたち。

餌投入……HIT!!

なんと5秒もしないうちにアタリがあります。
あげてみると……オイカワ!!

若いオイカワが食いついています。岡山初釣りはオイカワです。

でもオイカワは不要なので、リリースして再度餌を投入します。
5秒せずあたりがあります。あげてみます、オイカワです。


でもオイカワは不要なので、リリースして再度餌を投入します。
5秒せずあたりがあります。あげてみます、オイカワです。


でもオイカワは不要なので、リリースして再度餌を投入します。
5秒せずあたりがあります。あげてみます、オイカワです。



オイカワ……だああああ! オイカワばっかりじゃんか!!


大小問わず、ただただひたすらにオイカワが掛かります。
仕掛けがタナゴやヒガイのいる底の方までたどり着かず、
容赦なくオイカワに喰われてしまう。酷い有様です。
ただ、これだけオイカワが大量に居るというのも1つの驚きでした。


オイカワばかり釣ってもラチがあかないので
重いオモリを付けて、一気に底まで仕掛けを放り込みます。
やっぱりオイカワが掛かるわけですが、違う魚が掛かりました。



タナゴだ……タナゴが釣れた!!
岡山でタナゴが釣れた!!

何タナゴだろう……まず目が行ったのは尻ビレの白いライン。
頭の後ろに黒斑も見える!! シロヒレなのか!!?

……と、友人にメールを送ったのですが、
冷静に「カネヒラのメスでは?」と返される。
確かに体高も高いし、背びれに模様が無い。
カネヒラのメスですね。シロヒレでなくても見事な釣果。



更にオイカワに混じって、ちらほらと黒いタナゴ。
これは、アブラボテ!!
黒点のない、いい感じの小型アブラボテ。
上から見るとさっぱりわからないのがミソです。


しかし、足元にいるタナゴが釣れません。
餌を近くに落としても、見向きもせず、
すぐにオイカワにさらわれてしまいます。
ため息付きつつ釣りをしていると……今度は、ヒガイ!!



タナゴのようにメジャーではないものの
ファンの多い玄人向けの魚です。
漢字の由来はテストに出ますよ?
しっかし、実に美しいヒガイだ……最高だね!



足元の石をついばんでいたムギツクもやってきました。
小さいムギツクですが、黒いラインが実に綺麗だと思いませんか。



ハゼも来ました。ヌマチチブですね。
どこ行っても逢える魚です。岡山にもいるんですな……。



そして最後に来たのは、足元にいるタナゴの一匹。
これは……ヤリタナゴか!!


やっとの思いで釣り上げたヤリタナゴ。
ここにいたるまでにオイカワは100は釣ったはず。

正直ここは釣りにならない。
足元のタナゴの正体もわかったし、別の場所へ向かおう。


●ここで出会えた主な生体(赤字はフィールド初遭遇)
カネヒラ
ヤリタナゴ
アブラボテ
カワヒガイ
ムギツク
ヌマチチブ
オイカワ

ある長い日のこと

2008-05-11 17:36:34 | 愚痴日記
先日より騒いでおりました薬剤散布DAY。
何とかやり過ごすことが出来ました。

これで我が家には暫くゴキブリが出ないでしょう
※飛んでくるし、クーラーなどの隙間から入ってくるので
 完全防備は難しい。
ネズミの殺鼠剤入り餌や、トリモチの仕掛けは継続して
毎月1回交換するらしいのですが、これは魚に影響はないですから
落ち着いたというところでしょう。


結局、水槽及び器具は全部退避させて、知人の家に置かせてもらいました。

軽トラをレンタルして、何度かに分けて運び、
生き物は、俺が持っている採取用の入れ物を総動員して
※実家にあるものも全部持ってきました。
何とか運び出しました。




運び出した後の部屋は、なんだか俺の部屋ではありませんでしたよ。


ただ、どうしても生き物の量が量であったため
結果として、落ちてしまった子達が出てしまいました。
頂いたものや、案内して頂いて採取したものなどがおり
死んでしまった悲しさも、皆様に申し訳なさも一杯です。

落ちてしまった生体は今のところ下記。

・カネヒラ(大)1匹
 お腹がパンパンに膨れて、産卵準備完了のメスカネヒラです。

・イチモンジタナゴ(大) 2匹
 婚姻色バリバリのめちゃめちゃ色の出たイチモンジのオスが2匹。
 一匹は頂きものでした……。

・イモリ 2匹
 去年の夏にきつねさんに案内いただいて捕まえたお気に入りのイモリ。
 慣れてくれて、可愛かったというのに……イモリ全滅です。

・モザンビークティラピア 1匹
 難物のティラピア。大きくなったら食べようと思っていたのですが
 残念ながらそこまでもちませんでした。ティラピア全滅です。

・ヤリタナゴ 1匹
 婚姻色の出たオスヤリタナゴが落ちました。岡山産です。
 我が家の中でも数が多いタナゴとはいえ、でも辛いです。


以上の生体が落ちてしまいました。
結果として、水槽が二つ空いてしまったので(ティラピアとイモリ)
部屋が多少すっきり片付いたのは皮肉以外の何者でもありません。


アリアケ君もさらに弱ってしまい、ぐったりとしています。
慣れまくって、水槽に手を入れると突付いてきたフクドジョウや某トゲウオも
よそよそしくなってしまい、ホトケドジョウも落ち着かず水面をジャンプしています。
なれになれたチビナマズもそっぽを向いています。

全滅を比べれば、まだマシな損害だとは思うけど
それにしたって……ねー……



「丁度」と言うのもあれですが、
俺の採取して移動をする入れ物が一同に会しました。
丁度いいので、一気にご紹介させて頂きます。
皆様の役に少しでも立てば、と。
何か興味があるものがあれば言ってください、詳しくご説明します。


↓の記事へ

うみへび採取道具類

2008-05-11 16:13:36 | 愚痴日記
◆フタ付きビニールバケツ





・季節適応
春:◎
夏:○
秋:◎
冬:◎

・遠征適応
車        :○
徒歩       :◎
電車(近距離)  :◎
電車(遠距離)  :○
夜行バス    :△

ファスナーで留めるフタ付きのバケツです。
一般的なものは、釣具屋でエアーポンプと一緒に売っているものでしょうか。
それ以外には、釣具屋で活かしバケツとして売っているものや
災害時の水運搬用バケツ(ヤ○オク)などで売っています。

利点としては、持ち運ぶときに潰せること。重くないことが上げられます。
行きに荷物を少なくしたい時(帰りは要らない荷物は宅急便でいいわけだし)に
便利だと思います。
紐があれば水汲みも出来るし、ガサ中に持ち運ぶと、わざわざ
魚をバケツに入れるため岸に戻らなくて済みます。
最近の石油高騰で値段があがっているのは秘密。

持ち運び安さ、使いやすさなどから、オールラウンドで使うことが出来ます。
特に、泳ぎが達者で、入れ物にぶつやりやすいオイカワやウグイ
カマツカなどを入れて運ぶと、口を潰したりせず運ぶことが出来ます。

難点としては、上から圧迫されると水が零れたり倒れたりしてしまうことや
まんま水が入ったバケツのため、公共の乗り物に乗るのに適しません。
それをフォローするために、私は遠征先のダイソーで
丁度すっぽり入る入れ物(バケツやゴミ箱など)を手に入れて
その中にバケツごとしまいこんで補強&見た目対応をしたり、
折りたたみの出来る丸型のツールボックスと一緒にもっていき
運搬をする際には、その中に入れて隠したりもします。

小型のものを一つもっておくと何かと便利です。

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◆バッカン


・季節適応
春:○
夏:△
秋:○
冬:○


・遠征適応
車      :○
徒歩     :×
電車(近距離) :○
電車(遠距離) :×
夜行バス   :×

釣具屋で売っているバッカンです。
元々は、撒き餌を作るためのバケツなのですが、
これも折りたためて、フタもついているため、魚の運搬にも使えます。

これは特に大型魚を入れるのに便利ですね。
サイズが大きいため、大型のコイやナマズなどを入れるのに使えます。
ぶつかっても怪我をし辛い素材であることも利点の一つです。

難点は水が零れやすいこと。ビニールバケツと違い
物凄く水が零れやすいです。
水深を半分位にすれば零れませんが、それではこれの魅力は半減。

また、上からの圧力にも弱いのはビニールバケツと同じ。
大型のゴミ袋を二重にした中に入れて運搬するなど工夫が必要です。
ただ、これじゃないと運びづらい魚がいるというのは事実です。


運搬に適した、とは言いづらいですし、
使い勝手がいいともいえませんが、役に立つ場面も確かにあります。
頭の片隅に入れておくといいかもしれません。

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◆活かしクーラー


・季節適応
春:◎
夏:○
秋:◎
冬:◎


・遠征適応
車      :○
徒歩     :○
電車(近距離) :○
電車(遠距離) :△
夜行バス   :△

発泡スチロールで断熱した入れ物です。釣具屋で売っています。
元々は釣り餌のエビや小魚などを活かして持ち帰るための装備ですが
もちろん、魚の運搬に使うものですから使えます。

便利なのは、エアーポンプをしまうポケットやチューブを通す穴があること。
形状は様々ですが、色々な場面で使えるようです。
ただ、斜めにしたりするとやはり水は零れてしまうため、
深型のものを選択するのがポイント。
分厚いのですが、発泡スチロールを使っているため軽いのがいい。でも丈夫。

大型のものは少ないので、小型のものを使うのがメインとなりますが、
従って、小魚や底ものを入れるのに適しています。
モノによっては、エビが捕まるためのネットが付いており、
もちろんエビを運搬するのにも適しています。
丈夫であることと、水が零れる可能性があるということで、
亀やカニ、両生類などの水が少なくてもいい生き物を運ぶのにもいいですね。

ちょっと海釣りにいって魚を持ち帰る際などにもいいと思います。

尚、俺は丸いバケツ型のものも持っていますが、
これが、丸ビニールバケツにすっぽり入るサイズで、
ガサ中にビニールバケツを使って魚をキープして、
持ち帰る際には、活かしバケツに魚を入れ、活かしバケツをビニールバケツにいれ
水漏れも防ぐということをしたりもします。

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◆クーラーボックス






・季節適応
春:◎
夏:◎
秋:◎
冬:◎


・遠征適応
車      :◎
徒歩     :△
電車(近距離) :○
電車(遠距離) :◎
夜行バス   :○

クーラーボックスです。基本的には釣具屋で売ってるものですが、
ホームセンターのレジャー用のものでも充分役に立ちます。
釣具屋で売っている、エアー用の穴があいているものはそのまま、
それ以外のものは、自分でエアーチューブ用の穴をあけて使います。
穴は電動ドリルがあればryuさんのように数秒で開けられますが、
俺は100円ショップで売っている錐で穴を開け、
ハサミを突っ込んで、ぐりぐりと回して穴を広げます。

これの利点はもう言うまでも無くその保冷力。
夏場に至っては必須アイテムといってもいいでしょう、
これがないと、大抵水が煮えて魚が落ちます。
もちろん、これに入れていても水温は上昇するので、
こまめな水換えや、氷ペットボトルを入れるなどの処置は必要ですが。

サイズによって用途は変わりますが、
カマツカ、オイカワなどの突進型の魚は入れないほうが無難です。
なぜならば、壁に突っ込んで鼻を潰すことが多いからです。
それ以外の魚には非常に適しているといえるでしょう。

一枚目の写真のものは小型ですが、エアーポンプ使用前提の仕様で
フックを掛ける場所やチューブ用の穴があいています。
このサイズだと、JR西日本の駅レンタルサイクルの自転車の
かごにすっぽり入るサイズなのが便利です。

二枚目の写真のものはレジャー用ですが、中が広くて使いやすい。
魚を直接入れてもいいし、パッキングした魚を入れてもいいですしね。


難点としては、やはり斜めにすると水が零れてしまう点。
移動の際などにフタのところから漏れてしまうため、
入れる水の量は限られてしまいます。
また、何よりも重い。大型になればなるほど重い。
嵩張るのも気になりますね。車とかなら関係ないのですが。

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◆クーラーバック




・季節適応
春:◎
夏:◎
秋:◎
冬:◎


・遠征適応
車      :◎
徒歩     :◎
電車(近距離) :◎
電車(遠距離) :◎
夜行バス   :◎

レジャーシーズによく見ることの出来る、折りたたみ式の
飲料・食料用のクーラーバックです。
主にホームセンター、時々釣具屋で売っています。
100円ショップで保冷力の弱い安いものが売っていますが、
ホームセンターのものは非常に保冷力が強いものが売っています。
直接水と魚を入れるわけにはいきませんが、内側も防水仕様で、
パッキングした魚を入れるのに最適です。

軽く、行きは折りたたんで持ち運べます。
見た目も魚が入ってるようには思えず、多少中で水が漏れても問題なし
よっぽどの圧力が上から掛からない限りは支えてくれます。
夜行バスでの運搬はこれが最適でしょう。

写真のものは、2リットルペットボトルが6本入るサイズ。
実家のほうのホームセンターで1300円で売っていました。
もちろんもっと小さいサイズも、大きなサイズも売っているので、
自分の用途に応じてサイズを変更することが出来ます。

問題はパッキング用の空気缶が必要なこと。
現地で手に入らない場合もあるし、飛行機などには缶は持ち込めません。
空気缶は魚用のものじゃなくてもいいらしいですが、詳しくは分かりません。
パッキングの性質上、あまり大きな魚を入れるのは適しませんが
※といっても、アロワナもレッドテールもパッキングで運ぶんだけど……
小型魚を複数運搬するのには非常に便利です。

パッキングの性質上、数日間の遠征は難しいので、
滞在期間にキープする入れ物を準備しておくのを忘れないようにしよう。
帰りの移動期間だけ使うのがベター。
※キープ用のものは宅急便で送っちゃおう

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◆発泡スチロール


・季節適応
春:○
夏:○
秋:○
冬:○


・遠征適応
車      :○
徒歩     :×
電車(近距離) :△
電車(遠距離) :×
夜行バス   :△

発泡スチロールです。100円ショップのちゃちいものから
ホームセンターで売っているしっかりしたものがあります。

噂では、一流料亭へ生きた生体を運ぶためのエアーポンプ付きなんてものもあり
様々な種類のものが存在します。


これは何より軽いのが利点なのですが、
割れてしまうという欠点も存在します。
そのため、遠征には不向きと言えるでしょう
どんな弾みで割れるかわからないのですから。

保冷力の便利さ、弾力ある素材であるため魚がぶつかっても怪我しづらい点と
利点もあり、使い勝手のいい品ではあると思います。
これも通常はエアーチューブを通す穴をあけて使うわけですが、
エアーチューブと発泡スチロールが擦れる時に
物凄く……こう、なんていうか……骨の髄に響くような音を立てるので
それが苦手な人はちょっとやめたほうがいいかと。

また、エアーを送った際、そのエアーの音がやたら大きく響いてしまい
公共の乗り物を乗るのはちょっと考えてしまいます。
フタが外れやすい、水漏れしやすい点もあるので、ガムテープでしっかりと
目張りをすることも忘れてはいけません。


メインで魚を入れる入れ物としてではなく、
パッキングした後、現地で発泡スチロールを手に入れてそれに仕舞ったり、
カニや亀、爬虫類など水が少なくてもいい生き物を捕まえた際
現地で手に入れた発泡スチロールを使うというのがいいのではないでしょうか。

また、小型のものを手に入れて、ドンコなどの
隔離しなくてはいけない魚を入れて、
酸素が出る石などで運搬するなどの使いかたがいいかと。

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◆水缶




・季節適応
春:○
夏:×
秋:◎
冬:◎


・遠征適応
車      :○
徒歩     :△
電車(近距離) :○
電車(遠距離) :○
夜行バス   :○

水缶です。レジャー用の水缶であったり、
スーパーの「おいしい水」を汲むためのものだったりします。
早い話がポリタンクですね。釣具屋で魚運搬用のポリタンクがあるのですが
それが高かったので、安い水缶で代用しています。

これの利点は、何よりも水が零れないこと。
エアーチューブのために空けた穴を除けば、倒れようがひっくり帰ろうが
水が零れることが無いのがいいです。これは遠征には大きな点です。

普通の水缶はクチが小さいので、小型魚しか入りませんが、
ホームセンターを回れば、大きなクチのものも見つけることも出来るでしょう。
泳ぎの達者なオイカワやウグイなどを除いた多くの種類の魚に
適しているアイテムです。

問題は、完全密閉であるために、温度が上がりやすいこと。
夏などは致命的であるために、また、車内などでも問題があります。
どちらかといえば、秋~初春に掛けて使うものであると思います。
他のアイテムと違い、充分な量の水を入れることが出来るので
その分多くの魚が入り、便利です。

水さえ入れなければ軽い(水を入れると一杯入れるので重い……)ので
運搬にも便利ですね。キャリーカートに積んで移動するのに
一番気が楽な入れ物です。
車で使う場合、別の入れ物も同時に使うなら、
川の水や、カルキを抜いた水を入れておいて、水換えに使うということも。







とまあ、色々な種類のアイテムがありますが、
結局、水が入ると重いんだよね。
遠征に必要なものは、
魚も人間も一緒に運べる車だと思うよ。