うみーのお魚愚痴日記+case

都会のアパートお魚日記 + 日本の水辺の生き物

ノンビリ秋空ドライブ その3

2006-11-28 20:46:52 | 茨城県徘徊

さて余韻もそのままに、水族館から車で10分ほどの場所、
久慈川対岸にある「さけの展示館」へ。
川沿いの小さな公園、そこの食事処に併設された小さな建物です。


春に、道に迷って偶然見つけたもので、
小型の水槽がずらり並んでいるだけの無料の場所なのですが
その時は、サケの若魚が展示されていました。

……そういうものがあるんだから、サケが遡上するのはあたりまえですよね。
すっかり頭から抜けてましたけど……。


展示館というくらいだから、ここでもサケが見れるかと思ったのですが
残念ながらサケはいませんでした。


ここの目玉。唯一の大型アクリル水槽の主、イトウ。
なんかここまでイトウがいると、久慈川にイトウがいるのかと勘違いしそうです。

無料の水族館にイトウというのも結構ビックリ。




ナマズさん。水槽のガラス面にのっそりしてました。
春にみたときより、大きくなってます。こういうの嬉しいな、育ってるのが分かるから。

春はこんな感じでした。



私のモニターだと真っ黒で殆どわからないのですがギバチ様!

ちなみにここの水槽、基本的に砂利を薄く敷いて、
素焼きの筒が1~2個転がってるだけの、簡単なレイアウトになってます。
イトウは何もないベアタンクですし。

でもギバチ様の水槽だけは違います。
流木と水草がアレンジされ、かなりきれいな水槽になっています。
さすがギバチ様ですね。

丁度餌の時間だったらしく、ギバチ様が元気に泳ぎ回っていました。
うちのギバチ様より可愛いかも……最近小食だし、滅多に泳いでるところ見れない。


ここで一番気になるモノ。







河川敷から久慈川を望む。
先のほうに見えるのは水門です。春は閉じていて水量が調節されていましたが、
いまは完全に開放されていますね。


川沿いより。
はじめは石かと思ったのですが、泥で包まれたサケのようです。
こうやって、いずれ微生物や小魚たちの栄養となり川の命を育んでいくのでしょう。


ここにも一匹。
彼がいる場所は、春には水路になっていて小魚の楽園になっていました。
その楽園の小魚たちは、サケを食べて育っていったのですね。

来年、また楽園を見てみましょう。そこで見かけた子達は
このサケを食べて育った子達です。

……お前は力尽きたかもしれないが、お前の命の続き、俺が確かめてやる。




暮れゆく久慈川。
銀杏よりも濃い山吹の陽光は、川辺に長い影を落とし
水面を静かに照らします。

突然、サケが跳ねた。
一回……二回……三回……写真は間に合わなかった。だが、しっかりと、見た。

サケはとても高くジャンプする。
だから水を切って、水面からそのシルエットを完全に見せてくれる。

テレビの中でしか見ないような光景。
でも、その姿はいま、俺の目の前に。


太陽が、草が木が、大地が、水が、そして数多の生き物が
この光景を作り上げてくれたんだ。

俺が見ているのは、命そのものだ。
今日みたこと、感じたこと、俺は決して忘れない。


来年もまた来よう。

ノンビリ秋空ドライブ その2

2006-11-28 20:46:24 | 茨城県徘徊
さて、山の中で県境を越え、茨城県へ戻ってきました。
目指すは久慈川です。
途中、何度も橋を越え、小さな川を見てきました。

細い道を通ったので、車をとめて川の様子を見るということは出来なかったのですが
この近辺に詳しい知人に話を聞くと、秋は鮎と出会えるんだそうです。


ノンビリ紅葉を堪能してたどり着いたのが久慈川。

更に遡ると、日本三名瀑の一つ、袋田の滝にたどり着きます。
友人が紅葉の時期に見てきたそうです、羨ましい。
凍りついたら行ってみるかな……


その河川敷キャンプ場の隣の市民施設に併設した小型の水族館です。
霞ヶ浦水族館より狭いかな? ざっくり見て周って10分位でしょうか。

まず入ると、2メートルくらいの大きな水槽が三つ。
そのそれぞれに、フルサイズのオオサンショウウオが鎮座しています。

どこの水族館でも見られそうなオオサンショウウオですが、
一箇所で3個体も展示している場所はあまりありません。
しかもこんな小さな規模の水族館とは驚きです。

夏(写真は5/5撮影)とかならいいですが、
今日は結露が凄くて見づらかったです……


子供の学習施設としての色合いが濃く、目の前を流れる久慈川にいる
魚が基本的に展示されております。

淡水魚水族館では結構こういった一覧表を見かけますが、嬉しいですね。
実際に採取しようと思ってしまいます。



タナゴです。いわゆる「マタナゴ」ですね。
関東以北、特に東北地方を中心に生息しているのだとか。
北関東である茨城にも結構生息しているみたいです。今度どこか挑戦しにいこう。


立派なモクズガニが堂々としてました。
うちのよりでっかい。羨ましい!


規模の割には主役の多い水族館です。こちらはイトウ。
50cmサイズの個体が三体展示されていました。



美しいヤマメたち。とても状態良く飼育されています。
……飼いたいという気持ちが膨れ上がってきます。綺麗ですよねえ……

と、思いきや


どうやら普通のヤマメじゃないようです。
見た目は全く変わらないのですが……
なかがわ水遊園といいここといい、こういった水産業的に改良した品種を
展示しているというのが学習施設としていいですよね。

コイフナ各タナゴ、ブラウントラウトや虹鱒、ソウギョ、ブルーギルなど
様々な淡水魚を見ることが出来ます。
特にゼニタナゴの状態が良いのが嬉しいですね。
ただし掃除はあまりされていないようで、底砂がかなりゴミで汚れていました。
俺働かせてくれよ。

とまあ、そんな小さな水族館でした。
これを目的に行くというより、キャンプ場などのついでに寄る感じですね。


一回りして河川敷へ。


駐車場の直ぐ脇の地面が真っ黄色に染まっていました。
見上げると……




青空に銀杏の山吹色がとても映えます。
思わず写真を撮ってしまいました。




川の傍。
いい感じに中流域という感じの川です。
山の木々も色づき、流れる水の音が静かに耳を撫でていきます。

この時点でちょっと気になったことが。
海からはかなり離れているのですが、何となく海のにおいがしました。
潮の香りではなく、海のにおい。
夏に海岸沿いを歩くと、時々鼻につく匂いがあるのですが、
それと同じ感じのにおいが一瞬気になりました。



川の透明度は高く、浅瀬ですが水底まで濁り無く見ることができます。
広がる石底に生き物の鼓動を感じずにはいられません。

……あれ?

顔を上げた私は、数メートル先に『なにかがいる』のに気づきました。
写真で見えるでしょうか? 画面中央くらいに何かがいます。



その『何か』は、ゆっくりと私のほうに……浅瀬に近づいてきています。

シルエットは、魚。
黒地に、白色が目立ちます……

あれは、まさか、まさか、まさか……!

つい数時間前、アクリル越しに見た姿が思い浮かびます。
そう、さっき見た、私はそれを、見た。


あまりの衝撃に動けなくなった私に向かって……いや、岸に向かってか?
それは、ゆっくりと、ゆっくりとその姿を見せてくれました。



白く傷付いた姿。
体中ボロボロで、泳ぎにも力のないその姿……

本流からずれた、流れの無い浅瀬に身を寄せたのか、
手を伸ばせば触れそうなほど近く、私の目の前まできてくれたのは……

そう……サケ、です。


メスのサケが私たちの近くまでその姿を見せてくれたのです。
ですが、その子からは迸る命の輝きを感じません……
今にも力つきそうな様子でゆっくりと泳いでいます。

産卵場はもっと上流のはず。
そこまでたどり着けないのがわかっているかのように、
だからこそ、自分の生きた証を別の形で残そうとしたのか……?
私の前にその姿を見せたとき、私はそんな都合のいいことを思いました。

彼女は暫く私の前に居た後、身を翻して本流へと戻っていきました。
無事に子供を残せるといいな……見送って、私は視線をふと川沿いに向けました。

そして、私の身体は電気を通したような衝撃を受けました。



力尽き、漂う間に先日の雨で岸に打ち上げられたのだろうか。
そこには、川原に佇む一匹のサケ。
泥で汚れ、目を鳥に食われ、獣に食いつかれたサケ。

川で生まれ、海へ下り、旅をして……
そんなことを百年も千年も一万年も繰り返してきた、サケという魚。
人間のように、コイのように
何年も生きるように進化せず、
ほんの数年、果てない大海で過ごし、そしてまた川へ戻ってくる。
川は海とは違う。浅い、狭い。
流れに逆らって進むには相当な体力が必要だろう。
川によっては滝などをのぼらなければならない。

それでも、それでも、それでも
彼らは、生まれた川へ帰ってくる。
傷だらけになりながら、こうやって仲間が倒れていきながら
それでも川へ戻ってくる。

新しい命を産み落とすために、全力で。
それは、壮絶な姿だ。


ここにあるのは、その輝きを失ったもの。
必死で、必死で、必死で生き抜いて
もう一度、生まれた場所へと望んで……だが力尽きてしまったもの。

命を削り、命を賭して進む彼らの中で、
全力を使い果たしたもの。砕け散って色あせた命の欠片。


私は、わかった振りをしていた。
水族館で、私は今日、サケを見た。
「数々の苦難を乗り越えたその結晶」と、わかった風な口を利いた。

だが、現実は……もっと、もっと……
もっと、凄まじいものだった。
彼らは、こんなリスクを負ってまで川を遡上する。
何故こんな進化を遂げたのかは私は知らない……知らない、が
どうして……どうしてこんなに傷ついて、
倒れ行く仲間達もいるというのに……
子孫を残すのなら、もっと簡単な方法で進化できただろう! どうしてだ!


ただわかるのは

この場は、命が迸る場所だ。
剥き出しの命が、次の世代へ繋ぐために自然へと牙を向く場所だ。
魚たちの戦場だ。

体が震えた。
何故震えたのかわからない……


視線をさまよわせると、他にも何匹も力尽きたサケたちが見つかった。
その奥を、本流を、サケが時々跳ねていく。


浅瀬に流れ着いていたサケ。
私が近づくと、1センチ位の稚魚がさぁっと逃げていく……

そうか……
俺は勘違いしてた。

ここに残った者たちは、確かに力尽きたかもしれない。
新しい子孫を残すことはできなかったかもしれない。

だけど!

命の輝きは消えてない!
彼らは次の「他の生き物」を育んでいく。
その輝きはほかの子たちに受け継がれていくんだ。


先日、死んだヤマメの卵をナマズに食べさせたと言った。
それは死んでしまったけど、ナマズの血肉となることで
せめて俺の家にいられるという考えからだった。

あたりまえの話だが、自然界でもそれは行われている……そんなことは知っている。
知っている、頭の中では!


俺はその光景を……初めて、見た
全力を尽くしたものが、次の世代を育む姿を、俺は、はじめて見た
子孫を残せなかったけど、でもその「生」と「死」は、
決して無意味なものではなかった。


血肉として他の生物に全てを託して、さらに前に進むんだ、彼らは。
その誇りが、川へ遡上するという生き様を生んだのだ。
繁栄するには非効率的だ、だけど、誇り高い。
もっとも、命を見据えた生き方じゃないだろうか……




育まれている新しい命を捕まえてみた。
BE-PAL9月号の内容を思い出す……頭の形的にウグイではなさそうだ。
オイカワ? カワムツ?  どうやらハエジャコ系の幼魚のようです。
写真を撮って開放……頑張って、育てよ。



文字数制限のため、4部構成に変更。
その3へ続くっ!

ノンビリ秋空ドライブ その1

2006-11-27 23:26:40 | その他の地域を徘徊
先週の土曜日は、栃木の「なかがわ水遊園」に行ってまいりました!
茨城県の那珂湊から太平洋に注ぐ河川、那珂川。
それを茨城県を横断し栃木県まで遡った所にある水族館です。

目当ては特別展示の「那珂川の鮭」!
遡上してきたところを展示しているそうです。
鮭の展示というのは通年では不可能で、
若魚などは春頃に見かけるかもしれませんが、
成魚となると一部の水族館でしか見られないようです。特に東北~北海道の
水族館では見る機会が多いみたいなのですが……

もちろん私は水族館で鮭を見るのは初めてです。
期待に胸膨らませ、山道を走ります。


少し時期は遅く、濃い色となった紅葉を眺めながら走ります。
紅葉と常緑樹で一つの山が中心から左右真っ二つに色が分かれた
面白い光景も見ながら栃木へ向かいます。(運転中なので写真なし)
実は5月5日にも一度行っているので道は覚えていてスムーズです。

ちなみに今日の天気。


なかがわ水遊園より。

雲ひとつ無い晴れ。秋晴れ。
いつもは雲の写真を載せるのですが、たまにはこんな空もいいでしょう。


なかがわ水遊園の詳細は水族館来訪記で5月の時と一緒に書きます。
いや書く、ほんと書く、いずれ書くからっ……

しかし今日来てみてびっくり。
ここは水族館だけでなく、大きな広場や農産物直売場などがあり
5月に来た時は駐車スペースもかなり埋まっており、かなりにぎわっていました。
水族館開館前に来たのですが、その時は家族連れの大行列。
その中にヒゲ面の私が一人ぽつんと並んでいたわけですが……

今日は、全然人が居ません!
車も数台だけ。

さすがに秋になったから寒いのでこないのかな?
ここに来るには春夏は避けて秋~冬に来るのが落ち着けてよさそうです。



水族館は大きな池の中央に立っています。
「池の中」に立っています。こんなつくりの水族館は他にないでしょう。
池には沢山のコイやオイカワ、カワヒガイ。種類はわかりませんがハゼ類など
多種多様な魚が生息しています。餌をあげるとコイが池の至る所から
寄ってくるのが面白い。

ちなみにコイの餌は100円で限定1日40個。
確実に餌をあげたい人はコンビニで食パンでも買ってこよう。



館内に入って、水族館の区域に入ると飛び込んできたヤマメの水槽。
その中に小さなケージが出来ており、ヤマメの稚魚が展示されていました。
写真では見づらいでしょうけど……(汗
この稚魚はまだ卵黄が残っており、自力で泳いだりはしていません。
ただ、うちのヤマメよりも一回り大きく、色も黒ずんできています。
「11月13日に孵化したヤマメ」と記載があります。
二週間ほど経過してもまだ卵黄が残っているのですね。
うちのも泳ぎだすにはまだまだ時間が掛かりそうです。



ヤマメの成魚。
今まで渓流魚は自分には縁が無いものと思っていましたが、
こうやって手の届く状態になると、また見方が変わりますね。

日本の川魚の多くは、鱗のサイズもあるのでしょうが
模様が不規則だったり輪郭がぼやけていたりと
なんとなくはっきりしない感じのものが多いです。
しかしヤマメは、きめ細かい鱗に美しい楕円を描くパーマークという感じで
非常に見事な模様を見せてくれます。
美しいです、とても。
まるで絵画のようです。


ちなみにここの水族館。
一部の水槽には水温計が付いてます。面白い水族館です。
ヤマメ水槽はこちら。


……やっぱり低いのね。



この水族館は、那珂川を下るメイン水槽たちが、全てフタが無く
水槽の上部は石垣や木々で彩られています。
いい感じにモミジが色づき、水槽に赤や黄色の葉っぱが浮かんでいる姿は
まるで本当の川のようです。
水槽前でかがんでみると、川の中にいるよう。



イベントというか、ちょっとした情報コーナーが出来ていました。
「日本の淡水魚があぶない!」という、希少種の保全などのキャンペーンのようです。
様々な水族館・動物園で希少種の保全や繁殖が行われていることが書いてあります。


さて……那珂川水槽を中流域まで下ってきました。
出迎えてくれるのはオイカワやウグイ、そして……



居た……


悠々と泳ぐ姿……だが、しかし、その姿はここまで遡上してきた為にボロボロになっている。

てっきり新巻鮭のような綺麗な体の個体がいるのかと思っていたがそうじゃない。
数々の苦難を乗り越えたその結晶がここで泳いでいる。


展示は、オスとメス一体ずつだった。
両方とも体が白く傷付き、ボロボロの状態。
水族館で展示されているのは状態良い綺麗な固体ばかりだと思っていた。

でもそうじゃない、こうやって魚の現実・強さを教えてくれるのも、
また水族館の役目なのだろう。





よいものを、見た。




ミツバヤツメ。
全国でここだけしか展示されていない貴重なヤツメウナギ。
発見個体数は全国でたった31体だとのこと。
5月に来た時は2匹いたのだが今回は1匹だけになっていた。
自然下では産卵して死ぬため春には死んでしまうんだそうだ。
この残った一体もいつまで見られるか分からない。
図鑑にも載っていない珍しい生物である。

貴重なことを強調したが、そもそも水族館でヤツメウナギが見れる場所って
どれだけあるのだろうか。私はここしか知らない。





併設する水産試験場で作り出された虹鱒の改良品種『ヤシオマス』
これも貴重な淡水魚だ。何しろここでしか見られない、ここにしか存在しない。

卵を産む機能が無い分、栄養分を溜め込んで味が良いとのこと。
産卵しないということは、例えば今日の虹鱒のように
各河川で釣りのために放流しても、繁殖するということが無いわけだ。
つまり他のゲームフィッシングよりも生態系に与える影響も少なくなる。

そこまでの量産はまだまだ出来ないのだろうが、なかなか興味が沸く魚である。
なお、この水族館にある「お魚なんでも質問箱」に
ヤシオマスの質問をした人がかつていたらしく、過去の質問と返答リストを見たら
「ご希望であれば水産試験場の研究データをお送りします」とか返答が……
興味のある人は質問箱に何か書いてみれば?
キチンとメールや手紙で返事くれますよ。



状態良く飼育されていたミヤコタナゴ。
婚姻色が見事なものでした。
照明が暗めのため写真はかなり暗く。
私のPCはかなり暗めにモニターが映るので写真が撮れてるかよく分かりません。
ピンぼけでもなんとなくでもわかればいいなあ。




アマゾンの水中トンネル。
2メートル以上のピラルクー三匹をはじめとして
古代魚・ナマズなどビックサイズの魚が泳いでいます。
アロワナが小さく見えてしまうのが何とも。
ちなみにこのピラルクー。鱗一枚が人間の足の爪の厚さが三倍くらいの
とても頑丈な鱗を持っています。
多分ナイフくらいじゃ切りつけても効果ないんじゃないかな。


建物の中心部にはアマゾンを模した区域があり、
水中カメラや覗き窓からエンゼルをはじめとした様々なアマゾンの魚
そして、ガラス張りの天窓から降り注ぐ太陽を受けてしっかり育つ植物たち。

他にも、中国とかヴォークリューズ県(どこ?)など、
各地の栃木と友好関係にある地区の魚が展示されていました。

タナゴだとトンキントゲタナゴ。
ナマズ類だとコウライギギやヨーロッパオオナマズなんかが見られます。

最後に「あこがれの海」(栃木には海が無い)という、
色鮮やかな海水水槽があり、おしまいです。
おみやげ物コーナーの、鮎甘露煮とオイカワ甘露煮が美味しそうだった。



さて、お昼。

農産物直売場で売ってる立派な国産ブロッコリー(80円)を眺めつつ
公園内にある、那須手打ち蕎麦のお店「ゆづかみ」へ。


ここでは栃木・大田原市湯津上の清流ではぐくまれた蕎麦を食べることが出来る。
春のざる蕎麦は絶品であった。


今回頼んだのはキノコ蕎麦。季節モノである。
濃い目のツユをキノコがしっかり吸って、しっかり旨みが増している。

右側の緑色のものは、なんと春菊!
香りと清涼感のかなり強い春菊ですが、味のしっかりした
具と蕎麦相手には丁度いいです。薄味にはあわないかもしれませんが
濃い味のそばつゆには春菊はぴったり! 新発見です。
蕎麦もしっかりと蕎麦の味がして、ツユに味が負けてません!



こちらは先程紹介したヤシオマスの押し寿司。
イメージ的には駅弁で有名なアレなんですが

食べてみると、鮭とはまた違った味わい。
鮭は濃厚で、こってりした甘い味わいなんですが、
こっちは脂も乗ってて柔らかくとても美味しいのですが
さっぱり系の味です。でも旨みは濃厚。
脂分が多い鮭と違って、くどくない味って感じです。いくらでも食べられそう。

これで800円。試してみるにはいいかも。
おみやげ物コーナーでヤシオマスのスモークサーモンも売ってました。
そちらはそちらで美味しそう。



那須高原の濃厚ミルクを使ったジェラート。
10種くらい売っていたので、その中からバニラと紅イモをチョイス。
外は寒いが車の中は日差し暖かいので車内で頂く。

バニラはとても甘い。普通のバニラアイスよりもしっかりと牛乳の甘さが出てて
口の中に入れるとふんわり溶けるアイスが美味しい。

紅イモはイモの味がする(あたりまえ)
これも旨い。イモって甘いよね。暖かくしたのだけじゃなくて
こうやって冷たくても甘いのは嬉しいな。


というわけで食べるものも食べたので
このままひと山越えて、茨城県の山方淡水族館へ向かいます。


途中、道の駅で

こんなナイスオブジェにであったり

春にとても綺麗だったので写真を撮った場所を秋にも撮ってみました。
逆行なので紅葉があまり見れないのが残念ですが。


ちなみに春の写真はこれ。



さ、紅葉に染まる山を越え、
久慈川のほとり、山方淡水族館へ。 続きは次回!

ただ誰かに伝えたくて

2006-11-25 23:22:10 | おさかな
今日
壮絶な光景を見た。

今も網膜に焼き付いて離れない。
受けた衝撃は計り知れない。

この震えが消えないうちに、
そう、近日中にはブログで更に誰かに伝えたいものだ。


ただ、いまは
もう少しだけ、一人でこの余韻に浸らせてくれ。



今日のあの光景を
俺は決して忘れない。

子供たち

2006-11-24 02:55:29 | おさかな
6月に10匹ほど貰ってきたグッピーが
増えに増えて大変なことになってます、うみへびです。




もちろん上の写真に写らないほど細かいチビ達がわらわらいるわけです。


とりあえず全部で85までは数えた……100以上はいるんじゃないかな……
そろそろ過密だ……どうしたもんか。
増えるのは嬉しい。
うちの中で一番大切な魚だし、そうでなくても繁殖は嬉しい。

やっぱりあの60*15*15水槽買っておけばよかったか?


それはそうと、暫くご報告していなかったヤマメですが……

7割ほど無事孵化しました!


(2個ある容器のうち片方)

まだ孵化していない卵と、後は孵化しようとして力尽きて死んだタイプですね。
卵のまま死んだものもあるので、それで 8割という感じです。
特に力尽きた子は見ていて凄い心苦しい……
だって、生きようと、世界を見ようとして、
自分を守っていた殻を破って外に出て……出ようとして……なのに。

死んだ卵などは、ナマズが飲み込んだ。
せめてそうして、俺の家に居つづけてくれ。


さて、もう半月もしたら泳ぎだすんじゃないかと思うわけなんですが……

水槽どうしよう!!


前に考えていたのは、

冷蔵庫にエアーポンプを入れる

チューブを長くして、冷凍庫でぐるぐる回してエアーを更に冷やす

水槽へ

チューブを分岐させて、ロングストーンで広範囲に冷えたエアーをぶつける

これで多少は水温が下がると思っていたわけなんですが……

他の水槽と比較して、
ぶっちゃけ、1度程度しか下がりません。

思い切ってエアーポンプを冷凍庫に叩き込んだわけですが
それでも結果は変わらず……
チューブの中で十分エアーが冷えていたことが証明されたくらいですね。


どうする、どうしたらいい
愚かな事だ、冷蔵庫でいけると思っていた。


とりあえず暫くはいい。一番小型のキューブ水槽は冷蔵庫に入るはず
あれを入れれば暫くは持つ。
だが、それ以降は? 曲がりなりにもサケ類だ。
大きくなれば尺越えというサイズになる魚だ。
いつまでも冷蔵庫というわけにはいかない。
どうやってもどうあってもこの先必ずクーラーが必要になる。
しかしクーラーは高い。オークションにも良い出物はない。
トモニーで新品26500円で買うのが一番よさげだ。

それとも秩父まで行って逃がすか? さいたま水族館ではそう教わった。それが良いと。
確かにそれがいいかもしれない、それがいいだろう。
無事生まれた彼らは生まれ故郷の川で育つことが出来る。

だが……だが!

だがこいつらはウチへ来た! 俺の下へ来た!
俺に飼育されるため、運命に流され俺の下へ来た!

それを手放すのか? ヤマメだぞ?
自分で孵化させたヤマメ……二度チャンスは無いぞ。

どうする……どうする……どうする……



まだ、まだ考える時間はある
まだ考える時間はある……考えるんだ、考えろ、考えるんだ。



とりあえず週末水族館へ行ってくる。
そこにはヤマメが居る。ヤマメをしっかり見てくる。

時期的にサケの展示も始まった。水族館で大型のサケを見るのは初めてだ。
季節限定の出会い。堪能してこよう。

サケといえば、うちの鮎はまだ元気だなぁ。サビってほどいい色浮いてないけど
元気なのは嬉しいな。今度ご紹介させてくださいな。






ヤマメ、食っちまうってのは、論外??