年末、電話が鳴った。
誰からの着信かと見ると、ガクさんからである。
この時期に彼から電話ということは
用事はもはやひとつしかあるまい。
俺は、致命的に金がないので動けん。
なによりも
去年も言ったのだが、
俺は新年は酒飲んで、寝てグータラ過ごしたい。マジで。
ならば結論はひとつだ。
電話に出る。開口一番俺は言うのだ
「行かないよ」
さらに食い下がるガクさんに三回ほど
同じ言葉を繰り返すが
せめて話を聞けという。
案の定、新年早々網を入れに行こうと。
餌の補充も済んでるし、年始は寝させてくれ。
ただ、その後の話に交渉の余地があった。
なんと茨城に行くという。場所的には俺の実家近く。
「どのみち行くから付いて来い」ということ。
実家にも帰れるということで、俺にとってはメリットが多い。
少し考えた後、結論。
――――2010年1月2日。
まだ暗い中、ガクさんが車で迎えに来る。
俺みたいな一人身なら兎も角
彼はどうして幼い子供もいる身で
こんな新年早々動けるのだろう。
寧ろ今しか動けないのかもしれない。
さて、実家に寄ってもらって
俺は装備を整える。実家に二軍装備があると
こういうときに便利だったりする。
そろそろ破損が酷くて、そろそろ限界だけども。
さて、やってきたのはいつものアカヒレポイント。
真冬にタナゴが居るのかというと
さてどうなのだろうと疑問が浮かぶが
それを確認するためにも、網を入れるのは有意義だ。
まずは川の上から川の様子を確認。
僅かなポイントだが、そのポイントですら
魚種の固まり具合が違う。
そのあたりを説明して、解散。
ガクさんはアカヒレが良くいるポイントへ。
俺はタイバラが多く採取できるポイントへ向かう。
さて、あちこちに網を入れていくが、
どうにも魚が入ってこない。
さすがに冬だと移動をしてしまうのだろうか?
それとも、どこかに溜まっているのか。
少なくとも、魚影はさっぱり見ることはできない。
いつもタイバラが溜まっている
大きく草が川にせり出している場所も網を入れる。
しっかりと追い込んだ後、網を引き上げてみると……
網の中には、大量のタイバラが。
いつも以上に大量のタイバラが。
これはまた実に餌にいい。素晴らしい。
せっせとバケツに移していく。
その中には、モツゴやタモロコ。メダカなんかが
僅かに混じって入ってくる。
ここが越冬場所なんだろうな。冬眠中のザリガニまで出てきた。
だが、これだけタイバラが居る割には
アカヒレもヤリもさっぱり入ってこない。
まあ、とりあえず餌を大量にかき集めた後、
ガクさんと合流する。
成果を聞くと、アカヒレを一匹捕まえたという。
やっぱりどの時期でもアカヒレは居るようだ。
採取した場所もいつものポイント。
タビラが居着くという環境にも合致する。
とりあえず、俺は追加の餌も大量に入手。
ガクさんもアカヒレを持ち帰り決定。
案内した俺としては面目を保ったか。
おまけ
写真を撮っていると、ぬれた網が凍ってました。
ちなみに、俺はいつもどおり半そで一枚です。寒い。
●ここで出会えた主な生体(赤字はフィールド初遭遇)
アカヒレタビラ
タイリクバラタナゴ
モツゴ
タモロコ
オイカワ
メダカ
トウヨシノボリ
ドジョウ
誰からの着信かと見ると、ガクさんからである。
この時期に彼から電話ということは
用事はもはやひとつしかあるまい。
俺は、致命的に金がないので動けん。
なによりも
去年も言ったのだが、
俺は新年は酒飲んで、寝てグータラ過ごしたい。マジで。
ならば結論はひとつだ。
電話に出る。開口一番俺は言うのだ
「行かないよ」
さらに食い下がるガクさんに三回ほど
同じ言葉を繰り返すが
せめて話を聞けという。
案の定、新年早々網を入れに行こうと。
餌の補充も済んでるし、年始は寝させてくれ。
ただ、その後の話に交渉の余地があった。
なんと茨城に行くという。場所的には俺の実家近く。
「どのみち行くから付いて来い」ということ。
実家にも帰れるということで、俺にとってはメリットが多い。
少し考えた後、結論。
――――2010年1月2日。
まだ暗い中、ガクさんが車で迎えに来る。
俺みたいな一人身なら兎も角
彼はどうして幼い子供もいる身で
こんな新年早々動けるのだろう。
寧ろ今しか動けないのかもしれない。
さて、実家に寄ってもらって
俺は装備を整える。実家に二軍装備があると
こういうときに便利だったりする。
そろそろ破損が酷くて、そろそろ限界だけども。
さて、やってきたのはいつものアカヒレポイント。
真冬にタナゴが居るのかというと
さてどうなのだろうと疑問が浮かぶが
それを確認するためにも、網を入れるのは有意義だ。
まずは川の上から川の様子を確認。
僅かなポイントだが、そのポイントですら
魚種の固まり具合が違う。
そのあたりを説明して、解散。
ガクさんはアカヒレが良くいるポイントへ。
俺はタイバラが多く採取できるポイントへ向かう。
さて、あちこちに網を入れていくが、
どうにも魚が入ってこない。
さすがに冬だと移動をしてしまうのだろうか?
それとも、どこかに溜まっているのか。
少なくとも、魚影はさっぱり見ることはできない。
いつもタイバラが溜まっている
大きく草が川にせり出している場所も網を入れる。
しっかりと追い込んだ後、網を引き上げてみると……
網の中には、大量のタイバラが。
いつも以上に大量のタイバラが。
これはまた実に餌にいい。素晴らしい。
せっせとバケツに移していく。
その中には、モツゴやタモロコ。メダカなんかが
僅かに混じって入ってくる。
ここが越冬場所なんだろうな。冬眠中のザリガニまで出てきた。
だが、これだけタイバラが居る割には
アカヒレもヤリもさっぱり入ってこない。
まあ、とりあえず餌を大量にかき集めた後、
ガクさんと合流する。
成果を聞くと、アカヒレを一匹捕まえたという。
やっぱりどの時期でもアカヒレは居るようだ。
採取した場所もいつものポイント。
タビラが居着くという環境にも合致する。
とりあえず、俺は追加の餌も大量に入手。
ガクさんもアカヒレを持ち帰り決定。
案内した俺としては面目を保ったか。
おまけ
写真を撮っていると、ぬれた網が凍ってました。
ちなみに、俺はいつもどおり半そで一枚です。寒い。
●ここで出会えた主な生体(赤字はフィールド初遭遇)
アカヒレタビラ
タイリクバラタナゴ
モツゴ
タモロコ
オイカワ
メダカ
トウヨシノボリ
ドジョウ