三面記事から見る最近の中国

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中央テレビの記者を殴打、脅して土下座させる

2008-01-29 | Weblog
 中国のテレビを見ていると、よくこんなシーンを撮影できたなと思うことがありますが、それだけに取材時の危険性も高いのです。問題をテレビで暴露されると大変ですから、何とか止めさせようと必死になり、記者が殺されたことさえありました。

 中央テレビ記者殴打事件が、安徽省広徳県人民法院で公開審理された。2007年12月18日、中央テレビ経済報道の記者3人が広徳県の西燕電源有限公司(すでに停止)付近を取材した。

 そのことを知った被告の同社副総経理は他の社員と共に現場に駆けつけ、3人に記者証と身分証を要求して断られると、記者たちに殴る蹴るの暴行を加えた。記者の1人は眼部から出血、2人も軽傷を負った。さらに副総経理はビール瓶を叩き壊し、その鋭利な破片を突きつけて3人を脅し、土下座させて、「爺(旦那さま)」と呼ぶよう命じた。

 被告らは、ビデオカメラ、三脚など撮影器材を粉々にし、録画テープを肥壷に投げ込み、損害額は124,841元にのぼった。事件当夜、被告4人は自首した。3時間余りの審理の後、休廷となり、日を改めて審判が下される。


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