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黄河水系の3分の1は水質が劣V類

2008-11-28 | Weblog
 黄河は水量が減り、水質も悪化していることは以前から報道されていますが、実態は非常に悪いようです。劣Ⅴ類は水質標準の最低ですから、ひどいどぶ川と言ったところでしょうか。これを元に戻すには莫大な金と長い時間が必要になります。

 黄河水利委員会が最近発表した「2007年黄河水資源公報」によると、2007年の黄河の水質が劣V類の長さが4,557キロ、全長の33.8%におよんだ。

 2007年の本流、支流で水質を評価した長さは13,492キロ、その中でⅠ類、Ⅱ類標準は16.1%、Ⅲ類標準は27.5%、Ⅳ類標準は15.8%、Ⅴ類標準は6.8%、劣Ⅴ類標準が33.8%を占めた。

 また2007年の黄河流域の廃水汚水排出量は42.8億トン、その内で都市住民の排出が23%、第2次産業が70.6%、第3次産業が6.4%を占めた。


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