明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフ練習日誌 9/22/2023(27)新井淳で右手の動きを修正

2023-09-22 14:37:00 | スポーツ・ゴルフ

今日は YouTube を見て一日「動画レッスン」してみた。ゴルフパートナーでは殆ど何も教えてくれないが、YouTube では課題ごとに細かく動きやコツを説明してくれるので、非常に参考になる。いつもは「ちゃごるTV」をじっくり見ているが、たまには他の動画も見ようという事でしばらくぶりに「新井淳」を見る事にした。いつもの様にアマチュアの「細身のお姉さん」が登場して、アドレスから手取り足取り細かく指導して行くのはご愛嬌。

まあ大概の先生はそれぞれに理論を持っているわけで、特徴的な動作については「キャッチーな言葉」で表現してる例が多い。新井淳では「二重振り子」とか「投げ縄」とか、表現が上手で覚えやすいのが特徴だ。中でも目からウロコだったのが「右手を下ろす場所」である。腕の振り下ろす場所がいままでは少し前過ぎたように思う。

1、右手のグリップは右のポケットの脇に下ろす
右手はダウンスイングで真横に下ろすので、正面を向いている体との関係で言うと「クラブは殆ど後ろ」を向いている感じだ。これ、めっちゃ「タメ」のある状態じゃん!(自画自賛)。右手首は手の平が目標の反対側を向いてクラブは完全に寝た状態になる。しかし手首を「親指側」に曲げている訳では無いので手首には力が入って無くて、全く「楽」である。楽だしタメも出来るしで、言う事なしだ。但し、この場所にクラブが下りてくるのは両肩のラインが45度くらい右を向いて、腰が正面を向いた状態の時と考えれば、手は実質的には「右肩から45度か60度ほど遅れて」いる計算になる。まあ、細かい事は良いとして、今まで考えているよりも「ずっと後ろ」に下ろすのが正しいようだ。言うなれば、イメージは「やり投げ」のような、肩・肘・手首の全ての関節が「後ろに引っ張られている」感じだろうか。やり投げを見ていると、「やり」自体は選手の「視界の外」にある。投げるまでは力は殆ど入ってなくて、これから力を入れますよという「準備段階」で後方に残してあるのだと思う。力は腕よりも「体の回転」に使われているのが面白い。

2、右手首は親指側に折るのでは無く、真っ直ぐ外に背屈する
新井淳の売りの一つに「投げ縄」がある。つまり、投げ縄を右から左に回すようにしてクラブを回転させる打ち方だ。実際は右手首の「背屈」の感覚を説明している訳だから素直にそう言えばいいと思うのだが、YouTube の「いいね」を貰うには特徴的なワードが必要だから、投げ縄などとイメージしやすい言葉を使うのだろう。確かに「分かった気にはなる」。要はインパクトに合わせて手首を返してリリースする「昔のメソッド」では、インパクトの瞬間まで如何に「タメ」を作るかが勝負だった。しかし「最新のスイング理論」ではインパクトでは手首を返さずに、まっすぐそのまま「押して」振り切っていく。つまり手首を返すという感覚はなくて、腕が伸びた結果やっと「手首が伸びる」というのが正しいのではないだろうか。例えて言うならば日本刀で藁柱を切る時、手首を伸ばして「刃を当てる」やり方では藁柱は切れないのと同じである。日本刀はガツンと当てて切るのではなく「引いて切る」のが正解なのだ(勿論日本刀は刃があるからただ当てればいいわけじゃ無く、ゴルフのように「当たった瞬間にボールは飛んで行く」スポーツと単純に比較するのは間違いではある)。

ハンマー投げのような「遠心力」だけで飛ばす競技とは違って、ゴルフやその他、棒を使って球を飛ばす競技に関しては皆「球に当たった瞬間に力を入れ」ている。勿論、「衝撃に対抗する」為もあるだろうし、それ以上に「球を飛ばす」為に力を入れるわけだ。インパクトで手元を止めてヘッドを「慣性で加速させる」打ち方はヘッドを走らせるというよりも、むしろ力を入れるから「手首が止まる」と考えた方が正しい。力を入れると筋肉は固くなって「スピードが下がる」のである。手首のスピードは下がるが逆にヘッドには慣性の力が加わって「スピードが上がる」理屈である。これを「ヘッドが走る」と表現する。ヘッドが走るということは加速している訳で、車がぶつかる時だって加速中に衝突するのとブレーキを掛けながら当たるのとでは、同じ事故でも被害はだいぶ違うのよ同じ理屈だ。だがヘッドが走ることと日本刀が引いて切ることは「どう関係している」のだろう?

私はそれを「力を入れるタイミング」がインパクトの「前か後か」の違い、と考えている。ヘッドを走らせてから当たるのと、当たってからヘッドを走らせるのでは、飛距離に違いが出るのだろうか?。私は以前は「前」で今は「後」を目指している。飛距離は今の所余り変化してはいないが「伸びしろ」はあるように感じた。当たってから、つまり「フォロー側に力を入れる」方が楽だし、もっともっと力を入れられるのじゃないかと思っている。これ、飛距離が伸びる可能性があるってことじゃない?(当たる前に最高速に持っていく方が飛ぶ、という考えもある。これは「衝突時間」がゼロの場合は正しいが、ゴルフの場合は多少とも「衝突時間がある」と考えて私は当たった「後に」力を入れる方が飛ぶと思う)。

と言う訳で、目下「体の回転」でクラブを振り切るスイングを目指している。その為には、なるべく当たる前には手首は力を使わず、「当たった後に」力を入れられるように練習している。その時に必要になるのが「手首の折り方」なのだ。

インパクトのタイミングで力を入れると手前で手元が止まり「手首の筋肉を固く」しがちになる。だが、インパクトの「後」に力を入れるのであれば「当たる前までは手首を固める必要」は無いので、ダウンスイングの間「手首に全く力を入れなくて良い」事に気が付いたのである。手首に力が入らなければ当然「体の回転でクラブは引っ張られ」、結果としてヘッドは後方に置いて行かれて「嫌でもタメが出来てしまう」理屈である、万歳!。

結局新井淳の手首の背屈方法は「脱力して体から外に向かって下ろす」だけである。左手を「ちゃんと伸ばし」ていれば、無理にタメを作らなくても「自然に」クラブは後ろに倒れる。タメを作ろうとして右手首に力が入ってしまうと、これが上手く行かないのである。後は腕をダウンスイングで「振らない」で、体の回転について一緒に回るぐらいの脱力感で良いのではないか。

以上、新井淳の YouTube を見た時に私が考えたことでした。これを今日ゴルフパートナーで試してみたいと思います。結果はいつものように当ブログで。

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以前書いた「前傾姿勢の取り方」だが、その後練習には行けてないのでこれも合わせて試してみたい。もう一度チェックポイントを上げると、
① 今までは背中が丸まっていて胸の下あたりで前傾していた。これをもっと背筋を伸ばして「腰つまり股関節から折る」事にする
② その為にはお尻を引くと同時に「胸を地面に向けて下げる」のが効果的ではないだろうか。頭を下げて前傾姿勢を取るのではなく、むしろ「胸」を地面に向けた方が回転がスムーズになる
③ お辞儀をすることは前から意識していたが、お辞儀のやり方が間違っていた。胸は逆に少し反る位にして張った形で、股関節から曲げると良い。
これで回転不足が解消されるのではないか?と期待している。



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