明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフの愉しみ(14)外出自粛も何のその!

2020-04-07 21:11:43 | スポーツ・ゴルフ
閑散としている打席にカードを置き、ボールカゴを取って来て徐に「ヨイショ」とクラブの抜いた。タイトリストのAP1のピッチング、シャフトはMCI60のSである。それまで使っていたNSPROモーダス105よりも「だいぶ軽い」。今日は体を動かすと同時に、先日来の三觜レッスンで覚えた、「クラブを槍投げのように右手前に突き刺す」練習をしっかりやってみよう、と決めていた。前回も書いたように、右手前に突き刺すというのは、「恐ろしく難しい」のである。右手一本で突き刺すのは意外と簡単だが、それをスイングとして実際にやるのは「超難しい」のだ。どうしても右手に力が入ってしまう。槍のように突き刺すためには、右手の親指と人差し指で「摘むように」してスナップを効かさないとダメなのである。これをダウンスイングの中で実行するのが難しいのだ。右手はボールを打とうとしているので、5本の指でついつい「ぐっと握る」ことになる。ぐっと握ることで「手首が伸びて」しまい、アーリー・リリースになってしまう。それで何とかしようと色々やって見るうちに、ようやくいくつか「これは」というコツがつかめて来た。折角なので皆さんに紹介したい。勿論、私が間違った方法をやっている事も多いだろうと思う。しかし「素人が陥り易い間違い」も、書くことによって「いつの日か正しいスイング」を身に付けるまでの「紆余曲折の記録」だ、暖かく見守って頂きたい。

では、今日の発見。「クラブのタメを作る方法」の第一回です。

1、トップまでは左手を伸ばしたまま
左腕を伸ばしてクラブを上げていく時、三橋先生の言うように「外に上げる」ことに注意した。外に上げると言うよりも「前傾姿勢のまま」と言う方が当たっているかも知れない。上体が起き上がってしまうと「クラブがインサイドに引き過ぎて」しまい、ヘッドがオープンになってインパクトまでに無理に返さなければいけなくなってしまう。それに「外に真っ直ぐ上げる」と左脇が締まるので、クラブを引き下ろす時に「インパクトの形」が取り易いことに気が付いた。バックスイングを上げる時から既にインパクトの形が決まってしまうので、「バックスイングで7割決まる」と言うのは真実なのだ。ゴルフの名言は、しばらく後になってから分かること多いよね。まあ、最初に分かってしまっては身も蓋もないが・・・。なお、下半身はドッシリと構えてお尻を前に出さないように気をつけたまま、上半身は「空を見上げる」ような気持ちで半身になって打つ姿勢を作るようにした。相撲の股割りをイメージすると良いかも知れないが、股関節が柔らかく無いと出来ない。これは、日頃の柔軟体操が重要である。それと、打ちに行く瞬間に「ちょっと左肩を入れる」動作が、私にはキッカケとして有効だったので申し上げておく。これはアプローチでも同じである。。

2、ダウンスイングは左手主体
左手をコックしてシャフトと手首の角度を90度に保ったまま、水平の位置まで「自然落下に任せて無理に振り下ろさない」ように我慢した。今までは右手を使ってクラブに加速度を与えようと「振り下ろす方向に力を入れていた」のだが、むしろクラブはそのまま残しておき、左肩を出来るだけ我慢して、頭を「ボールより右側に残し」たぐらいの位置関係がちょうど良い。その時に、左腕はトップの位置に置いたまま、下半身だけ「左に捻って」体の捻転差を大きくし、それから体を開かずに「左手の手首の角度を保ったまま」ボールに向かって振り下ろしていくと、私の場合だが「タイミング」が上手く取れた。早く振り下ろしてしまうと、全体の動作が上手く連動しないのである。ダウンスイングではあくまで「手首の角度を維持」し、最後まで「右を向いて」振ることが大事なようだ。見た目にもカッコいいから、是非モノにしたい動作である。

3、インパクトでは左足を伸ばす
右手はインパクトまで力を入れず、当たる瞬間に親指の腹で押し込むような動きが「今の私の考えでは」理想のスイングである。つまり右腕と右の親指が「一直線」になったスイングとなる。これは私のスイングの「1番ダメな点」である「いわゆるシャクリあげ」の形から、脱却するための絶対条件だ。それに付随して、左手の「肘が引ける」癖も同時に改善する。何より強いインパクトを作るためには、インパクトで「左の脇を締める」のが必須である。左脇を締めれば、必然的に「左足が伸びてくる」筈だ。これは一連の動き、ワンセットの動作である。当然上体は前屈みになって、右手は真下を通過するイメージになるのが正しい。クラブは手よりも少し外側を通るので、腕とクラブは「少し角度が付く」感じになる。ポイントは左手が小指側に力を入れて「腕と手の甲が水平に」なる状態で、ギュッと握った左手の「上を、右手の親指の腹が押し込む」形になれば理想形である。

以上、なかなか慣れない動作なので「繰り返し練習」をしたが、上手くいったのは250球のうち「2、3球」だけだった。一番失敗したのは「右手を早く使い過ぎ」てアーリーリリースしてしまったスイング。次に失敗したのが「インパクトで左脇を締められなかった」ために、左肘が引けた弱々しいスイング、である。ゴルフは難しい。「だから面白い」なんて全然思わないが、早く上手くなりたいとは思っている。けど上手く出来たと思った時は「練習しなくても出来ちゃうもんね」などと、慢心が顔を出すから困ったもんである。やはりコースに出て結果を出さなきゃ「本物の美スイング」とは言えないよなぁ・・・。

帰り際に、双伸ゴルフ練習場のオーナーに「緊急事態宣言なんて関係ないよね?」と聞いてみたら、「指示があるまでウチはやります」と言って笑っていた。そりゃぁそうだ。鳥カゴ打席で感染するなら、とっくに「スーパーやコンビニ」で感染しちゃってる筈だよね、と思って外に出た。独居老人の唯一の楽しみだ。せめて練習場でボールぐらいは打たせてくれ!、ってね。

PS:家に帰ったら、ダンロップゴルフスクールからメールが届いていて、今月の営業は「全部中止」だそうだ。22日の取手桜ヶ丘も「高齢者は出歩かない方がいい」との判断で泣く泣くキャンセルした。緊急事態宣言の影響が、私の身の回りにも出始めた今日この頃である。

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