朝早く起きて藤代に7時45分に着き、乗合バスでコースへ行った。ゴルフ利用者は無料である。ゴルフ場が払ってくれるわけでもないのに無料というのは、どういう効果を狙ったサービスなのか理解に苦しんだ。無料にしたからって何かリターンがあるわけじゃないから、只の「持ち出し」である。なんでかなぁ?、と考えていたらクラブハウスに到着した。チェックインは利用カードと電子パネルで超簡単。最近のゴルフ場もデジタル化が進んでいて、従業員と話すことは殆ど無くなった。これが進むと、今にロボットが応対するなんてゴルフ場が登場したりして、何か寂しいなぁ・・・。
予定より少し早く着いたので、本番前の感触を確かめておこうとドライビングレンジに行った。30球位打ったがまあまあである。その後練習グリーンでパター。SN氏が既に来ていて、芝の感じを確認していた。私の気持ちも徐々に引き締まって来て、いよいよプレー開始である。今日は6人なので、2組・カート4台のスタートした。
1、実戦で見つかった問題点
いろいろトラブルがあってスコアは付けなかったが、やはり練習場と違って「実戦」は難しかった。勿論、練習場で打てたような「思った通りの弾道」の球も何度か出たが、問題点も数多く出たので以下にその検証をしてみたい。
① とにかく飛距離が足らない
ドライバーが全然飛ばなかったので、セカンドが180ヤードも残るホールが殆どだった。ラウンド前にはセカンドは150ヤード位で・・・と予定していたので、全く考えていたマネジメントが通用しなかったのである。何か今日はコースが長いなぁと思っていたが、実はセカンドを30ヤード残してアプローチというのは「前回と一緒」だったことを思い出した。私が勝手に計算違いをしていて、ドライバー飛距離を多く見積もっていたのである。私の行っている練習場は距離が150ヤードしか無いので、ドライバーがどれくらい飛んでいるか分からないという難点がある(その代わり、料金は安いのだが)。やはり月に一度くらいは、250ヤードのレンジで打たないと駄目だなと思った。まずは「ドライバーが飛ぶこと」というのは、今も昔も変らぬアマチュア・ゴルファーの願いである。これは今後の最重要課題と位置づけた。
② 100ヤード以内の距離感
セカンドが乗らないのであれば、3打目をキチンとピンに寄せられる方向性と距離感が必要だ。私の欠点は短い距離を打つ時に力を加減してしまって、距離がショートすることである。自分のウェッジの飛距離がよく分かっていないせいもあるが、そもそも打つ時のスイングが定まっていない、というのが最大の弱点だ。一定のスイングでしっかり打つ、という練習をして、飛距離を打ち分けなければならないと思う。但し、方向性は問題なかったので、この点はスイング改造の成果が出たと言える。まあ、アプローチは練習場だけでは習得するのは難しく、ライの問題もある。この点は実戦の回数を増やして行くしかないだろう。とにかく練習場で「真剣にやる」ことに尽きる。
③ グリーン脇からザックリ
何をか言わんや、である。最もやってはいけないミスが、アプローチでザックリとやっちゃうミス。1mくらいしか飛ばないから、殆ど「ペナルティ」と一緒である。しかもメンタル的には「ヘナヘナっ」と来る凡ミスだから、気分的にも落ち込みから立ち直るには「バーディ」でも取るしか無いのだ。だが、バーディなんて素人に取れんの?、って話である。だから絶対にやってはいけない、絶対に。どうしたらやらないですむかって?。姿勢を正してスイングアークをある程度大きく取り、心を決めて「ガンっ」と打つのだ。後は神に祈るだけ。それしかないではないか!。・・・誰か、絶対失敗しない方法、教えてくれぃ〜。
④ パターでダフる癖
これはアプローチのザックリ以上に「たち」が悪い。普通の人は「まずやらないミス」だと思うが、私はどういうわけか「昔から良くやる」のである。しかも1パットの「入れ頃」に付けている時に限って、やっちゃうのだ!。やった時は心の中で「死ねぃ〜」と叫んだりしてはいるが、すべて後の祭りなのは言うまでもない。なんでなんだろう?。こないだボールを「離して構える」技を編み出して解決したと思っていたが、ラウンド中はすっかり忘れてしまって、ホントに解決したかどうか分からずじまいである。これも、二度とやらない方法をみつけないと・・・。
⑤ リズムがめちゃくちゃ
全般的に言えることだが、スイングする時に「リズム」が一定じゃないことが最大の弱点であろう。リズムよく、体を充分使って「100%の力で」振り切れていれば、まず問題点の「半分以上」は解決する。その後の飛距離とか方向性は、スイングの形が整ってくれば自ずと答えが見つかる筈である。そのベストショットを生み出す最適なリズムが、私には「なかったな」と思う。まあ、いろいろと反省点はあるにしても、まだまだスコアを付けられるレベルじゃないな、というのが本音である。もっと内容のある練習をしないと、このまま「口だけ」ゴルファーで終わりそうな気がするのだ。せめて今年中には「まともにラウンド」できて、ちゃんとスコアも付けられるような「レベル」の技術を身につけたいと思う。それには練習あるのみ!、だ(結局それかよ!)。
2、というわけで、これからの課題と練習方法
① リズム、姿勢、素振り
今回の失敗の原因は、そもそも「ちゃんとスイングしていない」ことから起きている。飛距離の問題も飛ばなければ、それなりにマネジメントする方法はいくらでもあるのだ。それを無理して前のめりになって失敗し、ザックリ・チョロ・トップのドツボにハマってしまったというのが原因だ。打つまでの「ルーティン」をきちんと守ることでリズムが生まれ、そうすることで正確なショットが期待できる。練習場では沢山打とうなどと欲張らず、一打ごとにルーティンから始めるのが良いと思う。何も考えずに10発打つより、きちんとルーティンを守って3発打つほうが上達する。これ、私が考えた名言です。
② 全力の95%で最後まで振り切る
今回の失敗の原因のもう一つは、私自身が「スポーツしてなかった」ことである。ゴルフもスポーツである以上、体力の限界に挑戦しなくてそれで良い結果を求めるというのは、虫が良すぎる。ちゃんとしたスイングで「バシッ」とコンタクトして、初めて「狙った飛距離」が出るのではないだろうか。それを中途半端に「こわごわ」と当てるスイングをして、まともに飛ぶと考える方が、どうかしている。例えアプローチであっても、まず「全力」で振り切ること。距離感がどうこう言うのは、それが出来てからである。
③ 徹底してインパクトを練習する
色々と蘊蓄めいた事をしゃべったが、それより何より、とにかく「インパクト」がゴルフの全てだと言っても過言ではない。まず、まともにボールにヘッドが当たってこそ、右に行ったの左に引っ掛けたのと言うことが出来るわけだ。それには手応え(それと音)を確認しながら「ハンドファーストに捉える」ことを練習するしかない(そうでないと、全部掬い打ちになって出玉が安定しない)。毎回とまでは行かなくても、せめて80%はしっかり「フェースにコンタクト」出来ることが前提である。私はフェースがしっかりコンタクトせずにトップする悪い癖があるので、まずは「真っ芯に当てる」ことからやり直したい。4番アイアンである程度ボールを「真っ芯」に捉えられるようになったら、次は3番ウッドに挑戦したいと思っている。
④ フルショット、スリークォーター、ハーフショット
アプローチの精度を上げるには、この三種類を100ヤード、90ヤード、80ヤード・・・と10ヤード刻みに徹底的に練習して、それぞれの距離感を覚えるしかない。例えば52度でスリークォーターなら「何ヤード」、ハーフなら「何ヤード」と覚えて行く。それを身につけることで、ピンに寄せる確率も上がる筈だ。50ヤード位のアプローチなら、出来れば5m以内に付けられるように練習したい。そうすれば、「3オン2パット」でボギーで上がれる計算である(勿論ハザードに捕まらないことが前提だが)。
⑤ パッティング・グリーンのある練習場を探す
バンカーは砂質がマチマチなので、まず「入れないこと」が第一である。今までの練習メニューがある程度出来るようになったら、その時考えても良いかもと思っている。まあ、殆どのコースでは花道があるから、バンカーが下手でも何とかなるだろう。要は、徹底して「避ける」の一択だ。それよりパッティングである。バンカーはラウンドで一回入るか入らないかの頻度しかないが、パターは全ホール「最低2回」は覚悟しなくてはいけない重要なショットなのだ。これを3回で入れるか2回または1回で済ませられるかは、「スコアを付ける場合」は重要な問題になる。今回はSY氏が「5連続パー」という偉業を成し遂げて、本人曰く「大満足の一日だぜい」と鼻高々だった。5m位の長い距離を何度も1パットで入れているので、さぞかし気分も上々だろう。羨ましい限りだ。しかしSY氏は最近なんだか調子が良いらしくて飛距離も出ており、何か一段階「レベルが上がった」感じである。私もこれから必死に練習して、何とか食らいついて行きたいのだが・・・。まあ、他人のことは良いから、「自分の課題」を粛々とこなすことである。
3、YouYube で見つけた秘策
今日、いつものように YouTube を見ていたら、女子で377ヤードも飛ばした凄腕のインストラクターが、素人で160ヤードそこそこしか飛ばない女性を「一発で20ヤード」も飛距離を伸ばした動画が目に止まった。そのインストラクターの「こうしたら?」の一言で、言われた女性のスイングが「突然変わった」のである。言ってることが正しいかどうかと言う点では、目の前の結果が証明している。では、私が「その方法」を行ったら、同じように12%強も飛距離が伸びるのか?。今の私の飛距離が200ヤード強であるから、言われた通りなら「230ヤード弱」まで飛距離が伸びることになる。これは凄い!。その秘訣は「振り始めだけグッと力を入れ」、後は力を抜いてフィニッシュまで振り切る、である。本当かなぁ?
今度の月曜に練習場で「エイやっ」と力を入れてクラブを振り出し、後はスピードを殺さないように、邪魔しないように「クラブに任せて」振ってみようかなぁ・・・。一般的に言われる「慣性力で振る」スピードの方が、自分の力で振り回すスピードより「断然早い」と言うのが真実かどうか、自分の体で試してみようと思う。以前、同じようなアドバイスを取り入れて「7番アイアンの飛距離」が、一瞬で120ヤードから140ヤードに伸びた実績がある。その時もインパクト前後のクラブの動きは、振り出した慣性のまま、特に力を加えると言うことはなかったのに、である。しかし今現在、7番アイアンの飛距離は「140ヤード」と、当時の最大飛距離を十分叩き出しているのだ。これでインストラクターのアドバイズ通りに「振り始めだけエイやっと力を入れる打ち方」をしたら、これまた同じように12%強伸びて「150ヤード以上」も飛ぶんだろうか?
やっぱり、やってみるしか無い。結果は後日のお楽しみに。
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