明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフの真髄の真髄・・・

2018-10-03 22:37:15 | スポーツ・ゴルフ
日曜日にゴルフの日本女子オープン決勝を見に行くつもりが雨でテレビ観戦になってしまったので、今週は録画しておいたライダーカップを見て過ごすことにした。女子の試合は金曜日に予選を見ているだけに、決勝を逃したのは残念である。一緒に行くつもりだった友人のSY氏は予定通り見に行ったらしく、帰りに柏で報告会を兼ね、いつもの蕎麦屋で飲んだ。試合結果はユ・ソヨン優勝、いうなれば圧勝である。確実なゴルフに徹した安定した試合運びは危ないところが一つもなく、追撃する日本勢の畑岡奈紗や菊地絵里香は結構頑張っていたが手も足も出ず、やっぱりアメリカでランク4位というのは強いなという当たり前の結果になった試合である。出れば私は菊地絵里香に勝って貰いたかったがそうも行かず、なんとも悔しい戦いとなった。

報告会は鈴木愛の組について回ってきたSY氏の臨場感あふれる解説で面白かったが、彼曰く、最初は鈴木愛があんまり好きではなかったのだ。ずっと韓国勢にやられっぱなしの状況で、日本人としてなんとか意地を見せている彼女の踏ん張りに引き込まれて、最近は応援するようになったという。やはりイボミ好きのSY氏でも、日本人であることの誇りを感じたいのだと思ってちょっぴり納得した。どこが嫌いだったかというと、不満を顔に出すところらしい。上田桃子や香妻琴乃も一様に「不貞腐れる」のだが、ライダーカップなど外国の試合を見ていると、不貞腐れるのは同じだが「その後立ち直って」戦う顔に戻るのが爽やかなのである。日本人は後までずっと引きずる。

ショットやパットで自分の出来が不満なのはしょうがない。ショットのライが悪かったりパットのラインが難しくて外れたとしても、全部自分のせいなのだし、それがゴルフである。なんとかラフに落ちたと思ったボールが石ころに当たって跳ねて池に落ちることもあるし、池に落ちた球が岩に当たって飛び出ることだって無いとはいえないのだ。ゴルフは自然と遊ぶゲーム、結果は不平等でも受け入れるしかない。もちろん自分がミスした結果がボギーだとしても、誰も慰めてくれるわけではない。ゴルフは何でも自分のせいである、残酷なまでに正直なゲームなのだ。それを不甲斐ないと思うのは「自分に期待しすぎ」であろう。もっと出来るはずと思う自信家ほど不貞腐れるのが常だ。

だが不満な顔をしてみせるのも観客にとっては試合を楽しむ一つの情報になっている。「ああ、よほど難しかったんだな」と思ってくれる。同じく難しい状況からナイスショットやナイスパットを決めた時に盛大にガッツポーズする選手なら、ファンも一緒になって喜んでくれるであろう。感情を素直に顔に出すのは悪いことじゃない。問題なのは悪い結果に不貞腐れるくせに、いい結果の時に「当然という顔をする」選手である。こういう選手はやっぱり人気も出ない。実は私は金曜日に堀琴音について回ったのだが、彼女も「不貞腐れ」の可能性がチラチラ見えるのである。まあ、レギュラーで上位に入っていた頃から一転して連続予選落ちする最悪のシーズンを送っているのだから無理もないが、ちょっと勝ち気なところが裏目に出ていてファン離れしそうで心配なのである。彼女は、本来は満面の明るい笑顔でグリーン上で華麗にガッツポーズを決めるような、華のある選手になれる素材である。成績が悪いので性格まで悪くならなければいいが、と老婆心ながら応援している。

この日はSY氏が、スイングでインパクトの形に新しい考えを披露した。それは腰を思い切って回して、インパクト時にターゲットを向く位にする、というものだ。当然上半身は横を向いてインパクトする。これはどうも振り遅れのような気がする、と言って反対したが、何よりクラブが体の右側でインパクトするため、力が入らなくなって良くないと思われた。まあ、ちょっとした思いつきだが、こういう気付きが進歩に繋がるのである。その話はそのままになったが、今日練習場に行ったので、もう一度インパクトの形を考え直してみることにした。平日は近くの練習場に行って250球ほど打つのを日課にしているのだが、今日のテーマは「インパクトの姿勢」である。前傾姿勢を保つのは分かっているのだが、もっと細かいことを詰めて行こうと思って、練習した後でネットで三嘴喜一プロの Youtube を見て新たに気がついたことがあった。それは「左右の目の高さ」である。インパクトでは(右打ちの場合)右目が左目より「上」になってなければいけない、ということである。そうなのか、と思ってタイガー・ウッズやダスティン・ジョンソンなどの分解写真を見てみたら、みんな頭の位置はもちろん「目の高さ」が右目が上になっているのだ。そして頭の位置は球の真上か後ろであり、右肩は左肩より下がっている(左肩はむしろ上に上がっている)という共通点があった。

もちろん軸(首筋の後側と腰の中心を結んだ背骨のライン)は回転しているのだから当然なのだが、軸そのものが右を向いているわけではなく、軸はあくまで真っ直ぐであり、軸中心に「縦回転」しているのである。ということは左手はある程度胸から離れており、体から遠い方へ伸びていることになる。三嘴理論の「シャフトを遠くに下ろす」という意味は、私の考えによれば「右腕を肩から真下に下ろして、右肘を直角に曲げた状態にする」ためだ、と理解した。ダウンスイングで下半身をどれだけ回すかによって右肘の位置は変わってくるが、右肘が直角になっていることは「力を100%出すため」には不可欠な要素である。これで100%の力でクラブシャフト(テコの原理から左手を支点にしてクラブヘッド)を押すことが出来る。

ダウンブローで球を力一杯インパクトする=真っ直ぐ押す、が出来ればオーケーである。そうすれば左手を引いてすくい上げる事もないし、綺麗に右手も伸びて、爽快なスイングが満喫できる。まあ私の場合、方向性とか距離を云々するレベルではないので、フォームがカッコよければ全て満足である(役に立たない理論だ)。しいて理想を言うならば、インパクトの時に比嘉真美子とかジャスティン・トーマスのように「ちょっとジャンプ」するのが夢である。「だって70歳にもなってジャンプなんて、凄くないですか?」と内心思っているわけで、いくつになっても気は若いのが唯一の取り柄なのである。が、とにかく一定の理論的裏付けを固めておくことにしよう。

1)バックスイングは左腕を真横に伸ばして「から」上にあげる
2)左腕を水平まで伸ばしたら上にあげながら軸を意識して、スエーしないように真っ直ぐもとの位置で踏ん張る
3)バックスイングがトップに行く直前に左へ体重移動を始め、すぐに腰を回し始める
4)同時に切り替えしてダウンスイング移るが、右肩が下がらないように軸線を確認しつつ
5)右手の肘を直角に曲げて、右腰の後ろにくっつく位のつもりで体に引きつける
6)回した腰が45度でインパクト
7)その時左腕は左肩と90度の角度で脇を締め、クラブはアイアンでハンドファースト、ドライバーで同じ位置に来る
8)インパクトは顔の左側、右手は直線的に押し込み、右目が上をキープする
9)右肘はインパクトまで曲がったままに保つ
10)つまり右肘は、右腰から体の半分くらいを擦るように動く

大体はこんな感じである。要は「胸郭を捻る」ことで力を出していく・・・と、言うのは簡単だがやってみないとどうなるかは分からない。前回スイングをイジった時は、飛距離が落ちてしまって断念した。私にとっては飛距離が伸びなければダメなのである。今度はどうなのか、金曜日に練習する予定なのでまたブログで報告したい。まあスーパーショット連発となればオンの字である。と、勝手なことを想像しながら「ムフフッ」状態で独り日本酒を飲む・・・。

酒は「菊正宗しぼりたて生貯蔵酒」銀パック357円である。これが思いの外「旨い」酒で感動した。こんな旨い酒が紙パックだなんて、酒は「見かけによらない」の良い見本である。菊正宗はアルミボトルで出している生貯蔵酒がなかなか印象が良かったが、いよいよ「本物」が紙パックの大衆路線で登場である。これ、実に旨い酒なので、皆さんも是非お試しあれ。

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