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明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

日米ゴルフ観戦記(18)櫻井心那レギュラー初優勝!、そして世界へ

2023-07-03 11:41:00 | 今日の話題

ちょっと早過ぎるかも知れないが、興奮して緊急レポートしてしまいました。録画して夜ビールなど飲みながら見ようと楽しみにしてる人にはごめんなさい。とにかく櫻井心那の「ケタ違いの強さ」を誰かに話したくて書いてしまいました。新しいヒロインの誕生です!

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と言うわけで、彼女の凄さを5つ取り上げました。

1、ドライバーがもの凄く上手い
何と言ってもツアー5位の飛距離は魅力です。しかも飛ばし屋に有り勝ちな左右へのバラツキや、打ってはいけない木の後ろとか崖下とかバンカーとか池ポチャとか、とにかく大きなミスが殆どないのが素晴らしいと思う。神谷そらや穴井詩や竹田麗央・渡邉彩香など、彼女より飛距離で飛ばしている選手は何人かいるけど(馬場咲希はまだアマチュア)、彼女みたいに安定してドライバーをフェアウェイに置ける選手はいないんじゃないか?(と褒めちぎったが LPGA のスタッツを調べると、それほど違いは無かったようだ。ちょっと持ち上げ過ぎだったか)。それにしても他の選手の平均的な飛距離を遥かに超える地点に、「ほぼキャリーで着弾する」圧倒的な飛距離は、ちょっと真似が出来ないレベルである。もっと試合数をこなして行けば、多分ツアーのドライビングディスタンス部門は彼女が取るんではないだろうか。ツアーで頑張る体力をつける為に食事で「良質の肉」を多く摂るように心がけているらしい。彼女曰く、それで飛距離が5、6ヤード伸びたと言う。彼女は19歳で肉体的にもまだまだ伸び盛りだから、これからもっともっと「飛距離は伸びる」筈である。弾道などをもう少しコントロール出来るようになってキャリーで落とす場合とランで稼ぐ場合とを使い分けるようになって来れば、世界に出て行った時にも外人の飛ばす選手達にも引けを取らない「マキロイ並みの迫力」で勝負出来ると私は期待している。いままで日本人は、とにかく「飛距離」の点で見劣りがしてアメリカに行っても「それで苦労する選手」が沢山いた。彼女にはそれが無いので3、4年先には「米ツアー」に乗り込んで行って、5大メジャーを総舐めするくらいの意気込みで勝負をして欲しい、というのが私の希望である(これは現実味のある話と思う)。

2、インパクトが強烈
これはドライバーにも言える事だが、やや静かなバックスイングから一気にクラブを振り下ろしてボールを打ち抜く時の「インパクトの衝撃が半端ない」のだ。これは下半身の回転が物凄く速く力強い証拠なのだが、彼女の左足がインパクトで「ジャンプして浮いている」事実を見てもはっきり分かる迫力である。彼女はスイングの中でたまたまボールがある・・・みたいなスウィンガーのタイプでは全然無く、穴井詩のようにボールを力一杯ぶっ叩く「典型的なパンチ力重視」の大谷翔平みたいな「完全なホームランバッター」のタイプだと私は考えている(これが実は間違っていたりして、ハハハ)。このインパクトの作り方は天性の物だろう。素人がやろうとして出来るものではない、と思う。ただ、櫻井心那であっても一朝一夕にこのスイングが出来た訳じゃないのは確かだ。であれば、我々アマチュアにも「可能性」は残されている筈。とにかく「こうやって振り下ろして、こういう風にガツンと当てれば・・・」という理想の形が見えてくるではないか。日本中の素人ゴルファーに、今以上の「飛距離アップの夢」を見させてくれる選手が「櫻井心那」である。やっぱ球を飛ばすには「インパクト!」ですね。

3、いつも安定したスイング
ドライバーをドッカーンと振って前人未到のエリアまでぶっ飛ばす「ツアー5位の飛距離」は彼女の1番の魅力だが、私が見た所ではクラブを目一杯振っているようで「実は完全にコントロール」されたスイングなんじゃないだろうかと思っている。それは同じ飛ばし屋の「穴井詩」が振り切った後にちょっとフィニッシュが乱れる時があるのに比べて、彼女はいつも決まった場所に「ピタッと収まっている」事から見ても言える事である。下半身はインパクト時に思い切って左足を踏み込み「ジャンプ」して地面反力を活用しているが、これはジュニアの選手にもよく見られる形のようで、インパクトに力を「100%出し切る」ように体重全部を使って打っている証拠であろう。彼女は体重が少し増えて「その分飛距離が伸びた」と言っていた。我々は体重が増えても「インパクトで体重を使って打っていない」から、ただ身体が重たくなるだけで「振るのがシンドイだけ」なのとはエライ違いである。まあ、我々でもゆっくりスイングして、いつも一定の軌道を通ってボールを捉える練習を続けていると、次第に「芯に当たる」確率が上がって来る(私は今、それに取り組んでいる真っ最中である)。これを腕の力や手首でインパクトに力を加えたりしないで「スイング全体を下半身中心にパワーアップ」して行けば、多分10ヤードやそこらは案外簡単に飛距離が伸びるんではないだろうか(私の憶測です)。絶対的な距離は別にして、我々には「伸びしろ」は充分あると信じている。とにかく飛距離を伸ばすには「ヘッドスピードよりもインパクト効率」が大事では。正確なインパクトは方向性と安定した距離をもたらし、ひいてはそれが「結局は平均して最高の飛距離」を生む、ってことか。練習あるのみ、である。

4、グリーン周りとかパターで殆どミスしない
彼女、プレーオフの一回目で2打目をグリーン脇の深いラフに打ち込んでしまったが、そこからザックリとか下をくぐって」全然飛ばないとかトップして大オーバーとかせずに「正確にヒット」して、バーディー逃しのパーで上がった。プロだから当たり前って思うかも知れないが、芝の絡み具合によっては「もの凄くタッチが難しい」ライだったと思う。それをいとも簡単にピンそばに寄せた「技術の確かさ」は、伊達にステップアップで5勝もしている試合経験と実力が発揮されたと感じた。そしてパターも実に落ち着いて正確にストロークしている。今季スタッツはまだ見ていないが、多分、相当「上位」に来てるんじゃないだろうか?。優勝決定の「下りのスライスライン」を、完全に読み切って「ど真ん中」からねじ込むあたりは只者ではないと驚いた。とても新人の出来る事ではない。とにかく優勝するためにはパターが上手くないと絶対ダメである。その点では、まあまあ合格点を上げられそうだ。

5、飛び抜けたメンタル
友人のSN氏が LINE で「メンタルの強さ」を言っていた。彼女の強さはどんなピンチにも動揺せずに「淡々」と、しかも凄いショットを打てる「強靭なメンタル」を持っていることでしょう。岩井明愛は確かにガンガン来る強さがあるけど、ちょっと攻めが「空回り」する時があると思う。そこに行くと櫻井の場合、狙った所にちゃんと行くか、もし行かなくても「セカンドベスト」の位置にしっかり収まっている安心感がある。一か八かの「行っちゃえ~」ではなく、キチンとマネジメントされたプランに沿ってゲームが組み立てているように感じた。新人ながら既に「勝利の方程式」を持っているかのようである(言い過ぎ!)。性格はやや「川岸史果」に似ているように思うが、控え目な一重瞼で小さく「はにかむ」笑顔が可愛いい、とう評判である(個人の感想です)

以上、櫻井の「堂々たるゴルフ」でした。初優勝といってもステップアップツアーで去年「もう5勝」もしてる訳で、今更「だから何?」とも言える(これは本人じゃなく私が言っている。誤解しないように)。まあ、そんな不遜な事は言わないだろうが、内に秘めた自信の程が優勝コメントにもついつい出ちゃったね。今年の全米・エビアン・全英の「メジャー3連発」には残念ながら出場は出来ないが、これから日本を背負って立つ素晴らしい才能を持っているだけに、来年こそは世界に「櫻井あり」と見せつけて華々しく世界デビュー欲しいものである。蛇足ながら彼女に私の付けた愛称は「ここな明王」でーす!。もう人間より上なんである(言い過ぎ?)。

彼女が今後の台風の目になる事は間違いと思います。皆で応援しましょう!

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今ネットでスタッツを調べたら、平均パット数(パーオンホール)は「47位 1.8154」だった。ちなみに岩井千怜は3位、岩井明愛は5位、プレーオフの相手桑木志帆は7位でいずれも櫻井より上位である。そして飛ばし屋で比較すると神谷そらは13位、穴井詩20位、葭葉ルミ22位、渡邉彩香25位、竹田麗央32位である。結局どの選手を見ても櫻井より上という結果だ。色々持ち上げてワーワー言ったけど、ウソついてごめんなさい!

まあ、才能があるってことで、今後に期待して見守ろうではありませんか!、ね?



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