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明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

考えるヒント(2)家飲みはこれで決まり!

2022-10-08 14:19:10 | 今日の話題

《今日私が考えた事》

何でも平穏無事が一番とは言うけれど、安全かつ便利な暮らしはそもそも「生きる」という動物本来の緊張感を持った、生命力溢れた姿とは言い難いのではないか・・・。

→ 考えるヒント

例えばあの百獣の王ライオンも、餌を冷蔵庫に入れておく事などは考えもしないだろう。餌などは残ったら捨て置いて、腹が空いたらまた狩りに行けばいい。それがライオンの日常であり、その日その日を精一杯に生きるという、大自然に育まれた動物に神が与え給うた「正しい生き方」である。

そして我々の「脳みそ」は自分が、あるいは「種が」、どうやったら生存し続ける事が出来るのか、それを考えて必死になって答えを探し出すことに費やすべきだと思う。我々の臓器は元々そう云うふうに出来ているのである。それに比べて毎日を面白おかしく暮す人生というのは、結局は危機感や緊迫感・緊張感もなく、ましてや達成感も幸福感も感じることの無い「つまらない人生」に終わるのではないだろうか。

楽しさだけの人生はいつも「もっと楽しいこと」を追求し、結果、際限の無い欲望に苛まれるのである。それに比べて戦い続け、そして勝利し生き続ける人生というのは、今日も生きられたという事実にホッとして、ようやく生き延びた人生を満喫するのである。そして翌日にはまたリフレッシュして「今日はどうやって生きようか?」と常に自問自答をしながら、新たな狩りに出かけるのだ。そこには束の間の休息と「絶え間ない生命への冒険」が待っている。さて、どちらの方が生命力に溢れ、若々しく、そして喜びに満ちた人生なのか。私は後者の生き方に共感を覚える者の一人である。

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1、ということで、手始めにまず「冷蔵庫」を空にしてみた

まず、常備しておく「ヨーグルトと納豆、それにオクラ入りめかぶとゆで玉子」は欠かせない。ヨーグルトは4つがくっ付いたものをいつも3つ買う。ほぼ二週間分である。私はアロエ味がお気に入りだ。納豆は北海道の小粒をチョイスしている。それと5個パックのめかぶをスーパーで買っているが、どちらも品物によって微妙に味が違うので色々銘柄を変えて試しているのだが、まだ「これだ!」という品は見つかっていない。あとは明治のコーヒー牛乳パックが、常備品の全部である。それ以外を全て使い切って「その日に食べたいものだけ」を夕方スーパーに買いに行くことにした。これが私の「サバイバル環境作り」である。

お腹を空かしてスーパーの棚を見てると、ついつい「あれもこれも」と欲しくなるがその日に食べるものをその日に買う決まりだから、その中で一番食べたいものを「決め打ちして」買うしかない。これは食べたいものを必ず一つに絞って、あとは諦めるしかないという私の「欲望抑制術」なのだ。いくらでも欲しい物を欲しいだけ買うのではなく、一つに絞って「後は諦める」というのが単純で誰にでも出来そうな事なのだが、これが中々決められないので悩むのだ。人間、「諦める」というのが一番難しい。だから心を鬼にして(大袈裟だが)欲望をコントロールする「良い訓練」にもなるのだ。このところ、これをやり始めてからは何か自分がより「ワイルド」になったような錯覚に陥って来た。一つ一つの食材でも普段より「より集中して、考えて選ぶ」ようになったのだ。どっちが安いかではない。どちらを食べたいか?の究極の選択である。これは進歩だ。

そんなことで、今日は久々に「四元豚のトンカツ」を一枚買った。前々から食べたいと思っていた一品である。これを買うともう今日の夕食は「終わり」なので、どんなに美味そうでも他の物は一切買えない。シャキシャキ・サラダとチーズと生ハムを香ばしいパンに挟んだサンドウイッチとか、濃厚タレの焼肉とジューシー生姜焼きのダブル弁当とか、はたまた豚コマと各種野菜のあっさり黒酢炒めとか、それとも・・・等など、「後ろ髪を引かれても」全部諦めるしかない(とっても美味そうなんだけどねぇ・・・)。勿論、冷凍食品コーナーにある香味野菜のペペロンチーノなども、心残りだが次回に回すしかない。ああ、食べたい!、どうしても食べたい!。

しかし、「冷蔵庫を空にする」と決めた以上は何が何でも欲望を押さえつけて、一旦は手に取った品であっても「元に戻さざるを得ないのである。おお神よ!、吾に艱難辛苦を与え給え!

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というわけでこれから一ヶ月後に、私がどう変化しているか?。・・・答えは12月の大晦日、108の煩悩を消してくれる除夜の鐘がゴーンゴーンと響く頃に出ているのじゃないだろうか。うまく生命力が戻っているといいけど・・・。

2、スーパーで買えて、そこそこ美味い酒

今回買った沢の鶴「米だけの酒」純米生貯蔵が、スーパーの紙パックにしては「秀逸」である。端の方に麹米65%磨きと控えめに口上を書いてあるが、流石に純米の雑味のないクリアな味わいは伊達じゃ無かった。呑み口は穏やかで、日本酒にありがちな「やや癖のある酸味」などは感じられず、舌の上に広がる微かな甘みとスッと入る喉越しの爽やかさは、紙パックの酒としては特筆ものである。価格はやや高いが買って損のないレベルに仕上がっているのは、流石に「沢の鶴」。してやったりと褒めて良いのではないだろうか。

この前買った分は、昨夜、三日がかりで飲み干したが、気品ある優雅な芳香は最後まで存分に楽しめたと思う。今年の冬はブランド品の酒を探して見ようかと考えていたのだが、良い酒はネットで頼んでも早くに品切れが出て、手に入らないことが多い。

青森の豊盃、秋田の新政、山形の十四代、福島の飛露喜に写楽と、東北だけでも宝の山である。新潟や静岡も当然素晴らしい酒が目白押しで、最近は「長野や栃木」もグイグイ来てるというから、中部・関東だけでも選ぶのに四苦八苦だ。で、いよいよどこから攻めようかと思案していたら、足元のスーパーに「こんなに安くて美味い酒」があったというわけだ。灯台下暗しである。

今夜はもう一度「沢の鶴」をトライしてみようと思う。果たして二度目も、変わらぬ美味さが味わえるか否か?


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