明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

毎週女子ゴルフ(2)米アジアンツアー の結果とギア情報

2022-03-08 22:24:26 | スポーツ・ゴルフ

1 、日本人選手の結果

① 渋野日向子はちょっと調整中ということで、しばらくはそっとしておこう。それでも1アンダーの47位と言うのは、良く頑張った方だと思う。去年から始まったスイング改造は、色々ありながらも狙った方向に進んでいるようだ。出だしはバタバタだったが最終日にはフェアウェーキープ率もパーオン率も満足いくショットが出来て、残る課題は「パターだけ」と言うことみたいである。まあ、パターに関しては元々抜群のセンスを持っている渋野のことであるから、全然心配はしていない。ただスイングの改造で姿勢が微妙に変化したために、一時的に感覚がずれていたのかも知れない(素人の考えですいません)。どっちにしても、今に元通りに「痺れる場面でズバズバ入れてくる」根性全開のパターを見せてくれるものと信じようではないか。渋野も今回は QT を通過しての挑戦であるから、問題点をある程度は「長い目」で見ながら調整してくるものと思っている。とにかく渋野は「試合で力を発揮するタイプ」なので、じっくり成果を待つことにしたい。

② 畑岡奈紗と上田桃子は11位タイだった。畑岡は初日こそパープレーだったがその後尻上がりに調子を上げ、決勝ラウンドでは67・68と見事なプレーで上位フィニッシュ。最終日の映像を見たがややパッティングに苦しみ、もう少しという際どいパターを外しての68は、まずまずというところだろう。これからツアーの長丁場が始まるわけだが、まずは体調に注意して、一つひとつ慎重にプレーしていければ実力は折り紙付きの彼女のことであるから、「メジャー取り」も視野に入れて、1年間戦ってくれることと思う。

③ 一方の上田桃子はアメリカでの戦いも経験しているし、不安要素は何もなかったと思う。開催国がアジアということで、日本ツアーでのダイキン出場とどちらを取るか迷ったそうだが、結果は将来を見据えて「米ツアー出場」を決断したらしい。チャンスがあれば挑戦する、と明言していたので、規定の路線だったのだろう。上田も年齢から考えて、「ここらで一発、本場アメリカの大きい大会で決めた置きたい」というのがあったみたいだ。ゴルファーに取って日本のメジャーも勿論だが、去年笹生が勝った「全米オープン」というのが「ゴルファーの称号」としては、超ビッグタイトルであるのは間違いない。上田は去年の全英で、思ってもいないトップ10フィニッシュ」をしたことで、生来の闘争心に火がついたんじゃなかろうか。まずはアジアンツアーで仕上がり具合を試してから、とりあえず日本でのメジャーに挑むつもりだろう。古江彩佳と渋野日向子の米ツアー参戦も相当刺激になったことと思う。それで日本でのメジャーを取り、3年間のシードを確保してから「アメリカ挑戦」の旅に出る計算と私は見た。今まさに上田は、「レジェンドへの道」を目指していると言っても過言ではない。今回、最終日にホールインワンのイーグルを含んで「8アンダー」と言うビッグスコアを叩き出しての11位は、その野望への「祝砲」だと称えたい。

④ 古江彩佳は7アンダーの23位タイに終わった。「なんだよ、23位かよ」と思ってはいけない。出場3試合で全て予選通過を果たし、しかも上位でフィニッシュするという「新人らしからぬ」快挙なのだ。勿論、日本でのプレーを見慣れている我々にしてみれば「物足りない所はある」だろうが、これから一年間「食事も生活環境も全く違う中でツアーを戦う」のだから、一回や2回調子が出なかったとしても「いちいち気にしている」のはファン心理としては酷であろう。ここはじっくり彼女の戦いぶりを見て、「陰ながら応援する」と言うのが正解である(余り前面に出ると、逆にプレッシャーになる)。とにかく古江は飛距離が250あっても「飛ばない方」に入っちゃうアメリカツアーだから、そこで上位に入るためにはマネジメントが一層難しくなる。けれど、得意の「正確無比のウッド」でピンにピタッと寄せてバーディ量産し、皆んなを驚かせる日は近いと私は信じているので、半年ぐらいは「じっと耐えて」みていようと思っている。ここは中国風にエールを送って締めるとしよう、「加油!古江!(チャチャチャ!)。

2、タイトリストのTSi3ドライバー
ウィル・ザラトリスは松山秀樹が勝ったマスターズで、トップ5かなんかに入った若手の有望株である。その彼が使用しているのが、タイトリストのドライバーとアイアンだ。彼は驚くなかれ、実は細身の身体から「驚異の飛距離312y平均」を叩き出す、無類の飛ばし屋なのだ。松山以上である(私もタイトリストを使っているが、そんなには飛ばないねぇ〜、って馬鹿じゃないの?)。彼はドライバーのシャフトを45.625インチに伸ばして重量を10g減らし、ロフト角を9度から8度に調整したら「最高の相棒」になったと言う(ロフト8度って、球、上がんの?)。PGA ツアーのトッププロのトレーニングされたマッチョな筋力でもって、この「軽ーい」ドライバーを振り回せばクラブ軌道が「重さでブレる」ことも無く、ザラトリスの「思った通りのヒッティング」ができちゃうってわけだ。まあ、プロにとってはギアの調整はものすごい繊細なところがあるので素人には想像もできないが、私なぞはまだまだ若い!と踏ん張って「タイトの917Dに藤倉スピーダーエボⅢ569」を挿して使っているのだから、素人は怖いよね。だがザラトリスの調整を聞くと、「もっと軽い」TS1の268g台のクラブを使うべきなのかな、と思ったりして悩んでいる。勿論、ザラトリスのシャフトは軽くても、「もっと硬いトリプルX」といったプロ仕様のものだろうから比較にはならないが、やはり重量というのは大きな要素になることは間違いない。私もパッと見「かっこいい」のでタイトリストにしているが、そろそろゼクシオなんかも視野に入れて考える必要があるのかも知れない。ちなみに畑岡奈紗はゼクシオを検討しているそうだ。ゼクシオも捨てたもんじゃない。

そうそう、私のゴルフ仲間に「クラブは全部ゼクシオ」という猛者がいる。私がタイトリストにしている理由も、タイトリスト専門にすれば「あれこれクラブ選びに悩まないから」というのが本音である。後は新製品が出たら型落ちするまで待って買うだけ。私のクラブ選びは、せいぜい2、3本のシャフトを選ぶだけである。毎年ゴルフ業界では新製品が何十種類と発売されるのだから、窓口を一本に絞っておくのも大事かも。それでとりあえず、今注目しているのは「T200中空アイアン」シリーズだ。なんか、えらく飛びそうじゃない?

素人の関心は最初っから最後まで「飛距離」である。こればっかりは治らないねぇ〜・・・。


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