燕たちの憂鬱

ここ神宮の杜では、今宵も燕たちの溜息まじりの歓声がこだまする!

挽回するも引き分けまで

2017-05-06 14:53:00 | 我が母校
東京六大学野球春のリーグ戦は第5節。先々週立教から勝ち点を取った時点では2位だったが、その後、4連勝の明治が、なんと法政に連敗!これだから、六大学野球はわからない。それにより、現時点で1位に躍り出た慶應義塾の今週の相手は、明治に連勝して勢いに乗る法政。明治戦では投手陣の立て直しに成功した印象の勝ち方だっただけに、侮れない相手だ。

1回表の法政の攻撃。慶應義塾の先発は、立教戦に続いて、1年生右腕・関根君。1アウト後ヒットで1アウト1塁の場面で、川口君の打球はおあつらえ向きの強い当たりのショートゴロ。と思ったら、なんとピッチャーの関根君が打球を捕りに行って捕り損ない、コースが変わった打球にショートが追いつけず、ヒットに。このプレーが、なんとも痛かった。続く4番中山君デッドボールで、1アウト満塁のピンチに、福田君にあっさりレフトへの深いフライを打ち上げられ、まず1点。ここで切っておけば最少失点で済んだところ、続く大西君・鎌倉君に連打を浴び、さらにレフトの岩見君が打球を捕り損ねてる間に3点追加。初回だけで大量4失点で、この時点で負けを覚悟。
その裏、天野君のヒットを足掛かりに、ノーアウト満塁のチャンスを作るも、4番岩見君が高めのストレートを空振り三振。このままこのチャンスを活かせなかったら、敗戦確実の流れになるところ、郡司君が粘って押し出しフォアボールを選び、1点。続く清水君のヒットで2点目。さらにショートゴロ・ゲッツー崩れの間に、3点目。取られた直後に1点差まで追い上げ、試合の行方はわからなくなった。
3回裏にキャプテン・照屋君のタイムリー・ツーベースで同点にするも、直後の4回表に、ファースト・清水君のトンネルで出した先頭バッターが3塁まで進んだところで、カウント0-2から、痛恨のWP(記録上はWPだったが、キャッチャーが捕れなきゃいけないボールだった。)。
まずい流れを引き戻したのは、自分のエラーで勝ち越しのランナーの出塁を許した清水君の一発!



ライナーでライトスタンドに飛び込んだこの打球で振り出しに戻すも、あとは、双方決め手を欠いて、そのまま延長12回に突入。12回裏慶應義塾最後の攻撃で、2アウト2塁から清水君が、今度は三遊間を抜けるクリーンヒットを放つも、ホーム寸前タッチアウトで、ゲームセット。あの場面、外野は浅く守ってるだけに、アウトになるのは致し方ないところ。

初回いきなり4失点からスタートしたんだから、引き分けも良しとしなければならない試合だった。この試合、引き分けを拾えたのは、2番手以降のピッチャーの踏ん張りに尽きる。特に、高橋亮吾君は、立教戦同様、完璧な内容だった。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 強い立教に大勝! | トップ | 試練の敗戦 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿