東京六大学野球秋季リーグ戦の最終週は、伝統の慶早戦。
今シーズンは、既に法政の優勝が決まっており、いずれにも優勝がかかっていない2位決定戦。されど、そこは伝統の一戦。双方の意地がぶつかり合う好ゲームを期待したいところ。
試合の方は、双方の先発、慶應義塾・白村君、早稲田・有原君、どちらも不調で、序盤戦から点の取り合い。4回表に2点を勝ち越し4-2。このまま慶應義塾のペースの試合になるのかと思ったのも束の間、その裏連打で1点差に迫られた後のノーアウト1・2塁のピンチで、観客席から観る限り3バント失敗と思われた1球が、なんとデッドボールの判定!そこから試合の流れが一気に早稲田に傾き、ヒットで同点にされたところで替わった
只野君が、なんとかセカンドゴロに討ち取ったにもかかわらず、バックホームせずに敢えてセカンド・ゲッツーを狙いに行って、しかもファーストはセーフ!で逆転。直後またまたセカンドゴロでゲッツーを取れず、むざむざと2点を勝ち越されてしまった。なんやかや言って今の六大学野球は投手戦。序盤戦とはいえ、守りでは、1点のリードも許さない陣形が基本でしょう。
その後、2アウト1塁から2塁盗塁に暴投、バックアップのセンターが大きくボールをはじく間にホームインという大失態!最後までこの悪い流れを変えることはできず、そのまま敢えなくゲームセット。
優勝がかかった試合でなくて、本当に良かった。