優勝に向け後がなくなった慶應義塾。昨日の雨は誤算だったが、この決戦を観戦するべく、予め休暇を取ってあった。まだ勝ち点を落としていないため、今日さえ勝っておけば明日の結果如何にかかわらず、慶早戦に優勝がかかることになるんだが…。
結果は、2ー4で逆転負け!
いやー、勝っとかなきゃいけない試合だった。
先発の加嶋君が、当たり損ねの内野安打による1点に抑え、2番手・小原君もほぼ完璧な内容で、6回表に伏兵・山本君の2ランが飛び出し逆転する、慶應義塾にとっては理想的な展開。あとは、エース・白村君が戦前の期待に応えてくれればというところまでこぎ着けたんだが…。
7回裏の1アウト2・3塁のピンチをしのいだ時点で、今日は行けると思ったんだけどねぇ。続く8回裏、先頭の岡君の初球デッドボールの後、連続フォアボールでノーアウト満塁!なんとか1アウトは取ったものの、続く坂本君にストレートを狙い打たれ、走者一掃の2ベースを喫してしまった。あれだけストライクが入らなきゃ、バッターとしては、真ん中近くの真っ直ぐだけ狙ってればいいわけで。
敗因は、白村君のピッチングなのは言うまでもないが、あの回の白村君は明らかに変調をきたしていた。先頭の岡君に対する初球が内角高めに抜けてデッドボールになったのに続き、以降のバッターに対する全ての真っ直ぐが全部高めに抜ける明らかなボール球。おそらく明治の作戦は送りバントだったのに、何もしないまま勝手にチャンスが転がり込んだ形。自分が監督なら、1・2塁になった場面で、迷わず加藤君にスイッチしていたところ。四死球で溜まった走者が取り返しのつかない失点につながってしまった。
これで、優勝はかなり厳しくなったが、野球部諸君には、気持ちを入れ替えて、最後まで全力で戦い抜いてもらいたい。
法政が明治相手に勝ち点を挙げてくれれば、優勝の目が復活するんだけどな。