みんなの僧

24で僧侶になり54で住職になるまで夢や悩みを聞き続けて30年。

お花見

2011-04-15 23:15:54 | 日記

昨日はお花見dayだった。

午前中は母親を連れて花見ドライブ。

夕方からは山林のエキスパートI君と旧友であり、サクラのライトアップコーディネーターYらと夜桜見ながらの宴。
11時まで呑んだが、寒くて酔いが回らない。Y達が帰ってからI君と飲み直し。

冷え切った身体をホットウィスキーで温めたら、話しもホットになり三時まで。

拙僧の被災地巡りの記事が共同通信系の新聞に出たらしい。

念仏の旅だったが、タイトルは祈りとなってたみたいだ。

供養・弔いが鎮魂となり、念仏が祈りと表現される。

一般的に念仏は古めかしいのか、一般的でないのんか?

うーん。

再来週にまた被災地に赴くことになるかも

うーん でも懐具合がキビシいぃ

どちら様か浄財のご寄付願います。です。


度鳴努 気韻

2011-04-15 18:28:08 | 日記
「この際、日本国籍を頂きたいと思います」と

文学者のドナルド・キーンさんが表明した。

金儲けばかりに明け暮れる強欲金融は いの一番に日本を逃げ出した。

各国から労働者のふりして、来日していた産業スパイも逃げ出した。

色んな腰抜けが国外へ出た。

戻らなくてよし!

にもかかわらず、キーンさんは来日し、日本国籍を取得する。

素晴らしい。日本文化や文学を世界に知らしめた功労者であるだけでなく、日本が弱ってる時こそ立ち上がり、やって来る。

88歳だけど、サムライだ!カッコヨイ!ヨスギル!
松尾芭蕉の奥の細道も英訳なさったらしい。

来られたら、被災地で瀬戸内寂聴さんらと対談してもらいたい。

提案してみよう。

なんか勇気でるなぁ

学名 とらつぐみ

2011-04-15 12:57:13 | 日記
いや、妖怪だっ!


不思議な夜であった。

ライトアップした夜桜を見ながら酒宴を催していたのだが、夜11時をすぎた頃、山の中から陰鬱な口笛が聞こえて来る。

何回も何回も吹いている。上忍の里では全く聞いた事の無い音だ。

「あれ何?」とYと拙僧が山のエキスパートI君に聞いた。

すかさずI君は「学名とらつぐみ、ぬえ(鵺)とも言います。鳥ですわ」

「鳥は鳥目で夜弱いやろ」
「いえ、フクロウと同じで夜行性なんです」

「鵺って平家物語では妖怪やで!」

「いえ、鳥なんです。せやけど、ヒューとかホーとか鳴いたあと、チーン♪と鳴き声だしまんねん」

「ウソーー」

「まぁ聞いてください」

ちょっとして真っ暗な森から

「チーン♪」

ギャー!

もうビックリ!

こんな変な鳴き方するのは初めて聞いた。腰を抜かした。

まさしく妖怪の鳴き声だった。平家物語でも鵺は妖怪とされた。

頭は猿、胴体は狸、尻尾は蛇、手足は虎という異形の生物とされ 宮廷では忌み嫌われた。

今春は変な事に、ウグイスが鳴かない。

代わりに夜、鵺が鳴いた時は凶事が起こると言う。
確かに大凶事が起こった。
I君が言った。

「ブログに書かれてるように、大地震の前年は異常に暑いでしたね。暑すぎて仕事を切り上げたこともありました。阪神大地震の前年も。そういや思い出しました。村のじいさん等が大地震の前年が酷暑になる事を天気地震ていうてましたわ」

なるほど。昔の人は知ってたんですね。参りました。

それにしても鵺の鳴き声は気味悪い。

そしてまた、言い伝えも事実に符合して気色悪い。
もー!ぬえめぇー!