●せっかく見たDVDだから、やっぱりコメント残しておこう...っと。
「クラッシュ」と「カーテンコール」です。
ストーリーやキャスティングなどには、触れませんよ。映画の好きな方なら、とっくにご存知だと思いますし。相変わらずの支離滅裂な雑感....です。
いきなり余談から......。
●さて、私が生まれて初めて、アメリカへ旅行をした時のことです。
現地のスタッフに「ここでちょっと待ってて。」と言われて、路上にボーッと立っておりました。そしたら、目のまえに車が止まって、女性が降りてくるやいなや、「ねえ、両替え出来ないかしら? パーキングメーターに入れるコインがないの。」と話しかけて来たのです。
空港に着いて、最初に連れてこられた所で、もちろんサイフの中に小銭はありません。その旨断りを入れながらも、「ああ、ここはアメリカなんだ。」って、“思いっきり”実感したものです。
分っていただけます?
場所が日本だったとしましょうか。同じように路上のパーキングメーターの前で小銭が必要になったとして、たとえ一番近くに立っているのが“その人”でも、私は、“青い目でブロンド”の女性に、両替を頼んだりはしないだろうということ。
●かように、かの地が、人種のるつぼであるということ。そして、「自由平等の旗印」の影に、根強い人種差別の現実があるということ。
今さら言われなくても、誰もが知っていることです。
●「クラッシュ」
だから、“おぞましい”と思いつつも、そのことに関しては、ふむふむと見ていられるのです。
これでもかというくらいの、差別用語。........差別意識。.......いじめ。.....理不尽な行為。
へきえきしながら、そのうちに悟った気分になってきました。
人間なんて、所詮こういう生き物だな...って。
ことはアメリカだけの話しじゃない。誰だって、多少の“差別意識”を持って日々生きているんです。自分より、弱いものを見ると、安心するし、自分より不細工な奴を見ると、胸をはってみたりするし、無意識のうちに、自分の位置を確かめて、上だの下だのと言いたがるし、....自分より“下”だと思っていた奴が、ある日突然金持ちになったり、出世をしたり、ダイエットに成功してナイスバディに変身するなんて、許せないし....、意味もなく、ねたましく感じてしまうし、そんな気持を癒すために、弱いものは、もっと弱い物をみつけて、優越感にひたるし。
まったくもって、“しょうがない!”。自分も含めて、ホント、そんなもんだと思いますのさ。(←ここんとこ、映画の内容とは関係ないですよ。)
だけど、それもこれも、現実だ。え~い、認めちゃえと思った瞬間から、この映画の芯にある、“あったかいもの”が見えてくるんですねえ。こんなに傷つけあいながらも、人は人に癒されたい。完璧な人間なんていないけど、それでも、人って、すごいし、捨てたもんじゃないないって、思わせてくれました。
そうだね、『生きる』って、きれいごとじゃない。
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●「カーテンコール」
●私は、この時代に生まれ育って来ました。なつかしい臭いの映画です。
(決してその事がテーマではありませんが、主人公は、在日韓国人。ここにも差別が出てきます。私のクラスの何人かは、在日韓国人でしたから。...ありましたね、『差別』。少なくとも大人の世界には。)
●役者さんは、頑張ってます。悪くありません。お話そのものも、あったかくて、ノスタルジックで良いのです。でも、『セリフ』....。もうちょっと、どうにかならないかなあ。....ベタすぎて、しらける時があるんだよねえ。もったいない気がしました。
どうなんだろう。私だったら、後半の“父親捜し”の部分は、無しにして、あの時代の幕あい芸人と劇場の衰退のお話だけを、もうちょっと掘り下げるかなあ。
井上堯之さんの、演技や、味のある笑顔は捨てがたいんだけど、いかんせん、眠たくなってしまって....。
●あ、でも、映像技師「タケさん」の役で、日本一の切られ役、福本清三さんが出ていたのはうれしい発見。殺陣なんか無いけど、良い芝居でしたし、存在感ありましたよ。福本さん。
●ちょっぴり期待はずれ、& 消化不良....でしたかね。
「クラッシュ」と「カーテンコール」です。
ストーリーやキャスティングなどには、触れませんよ。映画の好きな方なら、とっくにご存知だと思いますし。相変わらずの支離滅裂な雑感....です。
いきなり余談から......。
●さて、私が生まれて初めて、アメリカへ旅行をした時のことです。
現地のスタッフに「ここでちょっと待ってて。」と言われて、路上にボーッと立っておりました。そしたら、目のまえに車が止まって、女性が降りてくるやいなや、「ねえ、両替え出来ないかしら? パーキングメーターに入れるコインがないの。」と話しかけて来たのです。
空港に着いて、最初に連れてこられた所で、もちろんサイフの中に小銭はありません。その旨断りを入れながらも、「ああ、ここはアメリカなんだ。」って、“思いっきり”実感したものです。
分っていただけます?
場所が日本だったとしましょうか。同じように路上のパーキングメーターの前で小銭が必要になったとして、たとえ一番近くに立っているのが“その人”でも、私は、“青い目でブロンド”の女性に、両替を頼んだりはしないだろうということ。
●かように、かの地が、人種のるつぼであるということ。そして、「自由平等の旗印」の影に、根強い人種差別の現実があるということ。
今さら言われなくても、誰もが知っていることです。
●「クラッシュ」
だから、“おぞましい”と思いつつも、そのことに関しては、ふむふむと見ていられるのです。
これでもかというくらいの、差別用語。........差別意識。.......いじめ。.....理不尽な行為。
へきえきしながら、そのうちに悟った気分になってきました。
人間なんて、所詮こういう生き物だな...って。
ことはアメリカだけの話しじゃない。誰だって、多少の“差別意識”を持って日々生きているんです。自分より、弱いものを見ると、安心するし、自分より不細工な奴を見ると、胸をはってみたりするし、無意識のうちに、自分の位置を確かめて、上だの下だのと言いたがるし、....自分より“下”だと思っていた奴が、ある日突然金持ちになったり、出世をしたり、ダイエットに成功してナイスバディに変身するなんて、許せないし....、意味もなく、ねたましく感じてしまうし、そんな気持を癒すために、弱いものは、もっと弱い物をみつけて、優越感にひたるし。
まったくもって、“しょうがない!”。自分も含めて、ホント、そんなもんだと思いますのさ。(←ここんとこ、映画の内容とは関係ないですよ。)
だけど、それもこれも、現実だ。え~い、認めちゃえと思った瞬間から、この映画の芯にある、“あったかいもの”が見えてくるんですねえ。こんなに傷つけあいながらも、人は人に癒されたい。完璧な人間なんていないけど、それでも、人って、すごいし、捨てたもんじゃないないって、思わせてくれました。
そうだね、『生きる』って、きれいごとじゃない。
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●「カーテンコール」
●私は、この時代に生まれ育って来ました。なつかしい臭いの映画です。
(決してその事がテーマではありませんが、主人公は、在日韓国人。ここにも差別が出てきます。私のクラスの何人かは、在日韓国人でしたから。...ありましたね、『差別』。少なくとも大人の世界には。)
●役者さんは、頑張ってます。悪くありません。お話そのものも、あったかくて、ノスタルジックで良いのです。でも、『セリフ』....。もうちょっと、どうにかならないかなあ。....ベタすぎて、しらける時があるんだよねえ。もったいない気がしました。
どうなんだろう。私だったら、後半の“父親捜し”の部分は、無しにして、あの時代の幕あい芸人と劇場の衰退のお話だけを、もうちょっと掘り下げるかなあ。
井上堯之さんの、演技や、味のある笑顔は捨てがたいんだけど、いかんせん、眠たくなってしまって....。
●あ、でも、映像技師「タケさん」の役で、日本一の切られ役、福本清三さんが出ていたのはうれしい発見。殺陣なんか無いけど、良い芝居でしたし、存在感ありましたよ。福本さん。
●ちょっぴり期待はずれ、& 消化不良....でしたかね。
あと多いのが煙草、歩き煙草をしていると、やたら一本くれとかライターを貸してくれとかいう奴が多いのです。しまいには金取るぞコノヤロウという気分になります。
この場合、両替そのものが問題ではないんですけど....、まあ、あえて、話題をそちらにスライドさせると....、
私の経験では、もっと直接的に「1セントくれよ~!」とつきまとう連中が、たくさんいましたねえ。
スーパーで、(明らかに10代の子)に声をかけられて、お金が足りないから、貸してくれないかと言われたことも....。
『絶対に出してはいけないそうです。』
日本人は、言葉について行けなくて、めんどくさくなって、小銭なら..という気持で、出してしまうことが多いみたいなんですけど、それもこれも“折り込み済み”のコトが多いみたいです。はっきりと「NO!」を言う。
でも、銃をつきつけられたら、別です。