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【気を取り直して、昨日の日記。再チャレンジです。ただし、ちょっと短縮。】
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●今日ほど、“東京が遠い”と思ったことはありません。
●きのう、珍しく“打ち合わせに来て欲しい”という仕事先からの電話。
今日は母のデイサービスの日だし、おまけにお迎えの時間がいつもより30分も早い8時45分。
これなら、なんとか、3時45分までに、東京まで行って戻ってこれるはずです。
よっしゃ。これこそ、自由な時間の、有効な使い方だワイ...などと、ひとり、悦に入ったりしておりました。
●ところが、こんな日に限って、お迎えのバスが時間通りに来てくれません。到着したのは20分遅れの9時5分。それからバタバタと身支度を済ませ、家を出たのが9時40分過ぎ..だったと思います。
先方まで、片道、1時間40分。“だいたい11時頃には...”と言ったものの、ちょっと怪しくなってきました。確約をした訳ではないので、ちょっぴり気はラクですが。
●田舎に住んでいて悲しいことは、家を出た時“30分の遅れ”でも、目的地に到着した時は、“1時間の遅れ”になっていたりすること...。理由は、電車の本数、乗り換えのタイミング.etc.
●どっちにしろ、母が帰るまでに、私が必ず戻っていられるという保証はないので、母には、きのうのうちから、何度も言い聞かせておりました。
「ひょっとしたら私の方が遅くなるかもしれないから、“鍵をポストの中に”入れておく..ね。」
(デイサービスには、“貴重品は持って来るな”というお達しですから、持ち物は例のバックひとつ。平素、鍵も持たせてはおりません。)
「はい、わかった!...大丈夫だよ。なんとなれば、クロのおばあちゃんとこで、油売ってても良いんだから...。」
そんなこんなの、納得づくの外出でした。
●案の定、11時には、やっと上野でした。
これからまだ30分強の行程。打ち合わせは、どれくらいの時間がかかるものか...。中途半端にお昼の時間に食い込んでも申しわけないなと思い、電話を入れて、時間をPM1:00~に変更してもらいました。先様は快諾。
●午前中に打ち合わせが終わったら、後は、デパ地下でもブラついてみるか、なんて悠長なことを考えていたのですが、この時点で、順番が逆になってしまいました。
折しも、今日はセント・バレンタインデー。スタッフに義理チョコのひとつも買って行かねばと思って、その足で銀座のデパートへ立ち寄りまして.....。
その“呆れるばかりの人ごみ”と、“チョコレートの値段の高いこと”に軽いめまいを覚え....。
なかな出てこないランチにハラハラドキドキの昼食をとり、1時ジャストに先方に到着。
●はたして、打ち合わせは順調に進み、ただし2時半過ぎに、ようやく終わりました。
どこへも寄らず、電車に飛び乗りました。
●「やっぱりおっかさんの方が早いなあ。」
だけど焦ることはない....。お出迎えは出来ないけれど、部屋でテレビでも見ていてくれれば良い。こんなに日も高いんだし、どこぞで夕飯の買い出しをして帰ったって、バチは当たらない午後の3時です。
●ただ、なんだか胸騒ぎがするのです。妙に気が急いて落着かないんです、
●駅に着いた時、真っ先に母の携帯に電話を入れてみました。
予定通りに帰って来たとしたら、すでに30分近く経っている計算です。
....出ません。部屋の中に置きっぱなしの、母の携帯です。ということは、まだ部屋に入っていないということです。
「クロちゃんちにおじゃましてれば良いんだけど。」
家までの15分を、駆けるように歩きました。
●角を曲がって、家の玄関が見えるあたりで、お向かいの奥さんが、何かを言いながら、駆け寄ってきます。お向かいさんのキッチンから、うちの玄関がよーく見えるのです。
ピンときました。思ったとおりでした。
●母は、玄関の前で震えながら、うずくまっておりました。
ほとんど泣きそうな顔で、うらめしそうに私を見上げました。
きのうほどではないけれど、北風の強い、底冷えのする午後です。
唇が震えていました。
●母は、“鍵”のことなど、すっかり忘れておりました。ひょっとしたら、私が出かけることすら、忘れてしまっていたかもしれません。
お向かいの奥さんは、その様子を見て、先刻から心配していて下さったんでしょう。
母以上に、私の帰りを待ちわびていた様子でした。
ああ、だけど、懇意にしている間柄。私の携帯に電話1本入れてくれたら...。なんて、一瞬思ってしまいました。
●ここんとこ、元気だったもので、つい臨機応変を期待してしまいました。
だけど、無理なものは無理。老人には、今日できたから明日もできると、思ってはいけないんですよね。毎日毎日、何かがひとつ無くなって行く。出来なくなる。
やがては私にも訪れるだろう、現実です。
そう思うと、せつないですね。
●今日は、とても疲れました。
東京往復の記事読んで、私も「保育園のお迎えに間にあわないっ」とあせった時代を思い出しました。
うちも負けずに田舎なもんで1本遅れるとなし崩しにズルズル遅れちゃうのよねー。
電気も最小限にされた薄暗い部屋で姉妹でポツンと待ってた情景を今でも覚えてます。
やつらも覚えてます。←人間、こういうことは忘れないようで・・・。
おかあさんは、ここんところは忘れてくれちゃうといいですね。
間の悪いときってそんなもん。
こんなときには非常時のお願いを近所の方やディサービスの方にしておいたほうが安心ですよ。
それよりお母様の身体は大丈夫でしたか?
風邪など引けばそれこそ大変です。
それで風邪は引かれませんでしたか。
>今日できたことが明日も・・・やがて私達も辿る道、ふりかけ屋さんのブログを訪れると自分の将来を見る思いです。すごく勉強になります。
いつも思うのです、ふりかけ屋さんの優しさがいっぱい伝わってきて胸がジーンとなるのを・・・。
頑張れふりかけ屋さん!
覚えていて欲しいことは速効忘れて、忘れてほしいコッチのポカばかり繰りごと言いますよ(笑)
最後は大変だったでしょうが、今日の用事は済んだからOKということにしましょうね。
どうぞマイナスに考えないでね。
待ってる時よりも、待たせている時の方が、気持は穏やかではありませんねえ。ジッサイ!
そっか~。保育園で1号ちゃんと2号ちゃんがポツンと待っている姿を想像すると、ウルウルしちゃいますねえ。
その事を今だに覚えていると聞かさてて、ドキッ!
でも、そこ行くとうちの“バサマ”はラクです。2時間もたてばすっかり忘れていますから~。
こきりこさん。
そうなんですよね。方法はいくらでもあるんです。少し遅くまでセンターに置いて頂くことだってできるし、事情を伝えて、鍵そのものを預かってもらうことだって....。
まあ、“そのくらいはできるだろう”と思った私の認識不足でした。
そんなこんなも含めて、慣れて行かなくっちゃ。...ねえ!
dreamさん。
恐れ入ります。
部屋に入った時の母は、さすがに冷えきっておりましたが、すべての煖房器具と、生姜湯を作って飲ませまして、内と外から暖めてやりました。(笑)
ほんとに風邪もめったに引かないんです。お陰さまで、この日も無事。私もちょっと気になったんですが、風邪のかの字もなく、元気にしております。
本日、土曜日。また学校の日です。ちょっと下に降りて、おでかけの準備を手伝ってきますね。
......ですよねえ。
意識する範囲が、どんどん狭くなっているというのか....、
帰る。→ピンポンを押す。→応答がない。→誰もいない。→→いつもと違う。→『パニック!』
もうそこにあるのは、“私に対する不満の気持だけ”なんでしょう。そこから考えが動かない。
毎日それの連続です。たまに「割りに会わない役目だよなあ。」って思うこともありますよ。(笑)
でも大丈夫ですよ~~~。過ぎてしまえば、それもこれも“ブログネタ”にしちまいますから~~。ハッハッハ!
かっきりその時間までに戻っていなければならないというプレッシャーは、大きいですね!
今日も、デイサービスでしたが、午後1時をまわると、帰りの時間ばかりが気になって、かえって出られないものです。
普通に家で留守番をしてもらっていて、私が用事で出かける...という方が、まだ気が楽です。今んとこ...。
すべては母のためのデイサービスですから、それに馴れて行くしかないですわ。
ふりかけ屋さんのお母様はうちの実家の母より20歳近く年上なんですけれど、お元気そうでとっても羨ましく思っていましたけれど、こういうご苦労もあるんですね。
コメントの金さんのお子様達のお話とかもちょこっと読ませていただきながら、子育てのこと 介護のこと、自分の健康のこと、・・・思うところいろいろでした。
自分とは異なる環境で、人々が只今一生懸命生きていて、そのことにもっともっと耳を傾け、自分を考え、他を思いやるこころを少しでももてる私になりたいものだと感じました。(ちょっと 真面目かも?です。)
姫さんとこも、ここへ来て、色々大変そうですねえ。
子育ての大変さを思えば、うちの母は(身体は丈夫なので、)まだまだラクな方だとは思うんですけどねえ....。
ただ、どんなに元気でも、90才を超えると、何かしら変調をきたしてくるもののようです。
母は一見、しっかりしてると見られますし、年より若く見られます。外に出た時、人さまと話をする時、別人のようにシャッキリするんです。
その反動なんですかねえ。私とふたりきりになると、まるっきり子供のようになってしまうようです。
私“ひとり”で受け止めようとすると、.....まま“重たい!”