田舎暮らしの日々是好日

山羊とともにのんびりと農家生活をしながら日頃の憂さ晴らしをつぶやきます。

地球環境基金助成の手引き

2017-12-13 02:24:03 | 日記
 NPO法人をを立ち上げてからちょうど、
11年が経過した。



小さなことでも10年続けたら、
何か形になると言われて、
つづけているのが
「ヨロンマラソン完走記念植樹」



植栽の場所を「与論港コースタルリゾート」を選んだ。
潮風と台風の被害で育たなかった樹々を見て、
私の手法で、外来種も使いながら、
海浜地での植栽の実験場にしたいと思っていた。



 保安林を担当していた頃に海浜地の緑化には関心を持っていたので、
自然植生を観察しながら、自分なりに試してきていた。
研修旅行や出張の際には、特に沖縄の先島に行ったときは
護岸工事の場所では工法やデザイン、
植栽の樹種については記憶にとどめることにした。



 県の違いで、
沖縄の真似はできない、補助率が違いすぎるだけでなく、
本土と奄美の格差があることが分かったが、
あまりそのことを口にしてこなかった。



 自分でいうに、はばかられるが、
海浜地における
植栽と工法については私なりに自信を持っている。
造園学を修めているので、
4年間学んだことを実地で試したらどうかと思われるだろうが、
役場勤務時代はなるべくその知識を」隠すことにした。
仕事が増えるだけだから・・・。
どうせ使い捨てられるだけ」 そうなった。
 やけくそで  辞めた。



最後の担当は申し出て環境係長にしてもらったので、
ゴミ処理計画をさくせいさせてもらったので貢献できたと思っている。
役場には未練はない。
沢山の研修をさせてもらったので 今がある。
感謝すべきだと思っている。
その恩返しと言っては
思い上がりだが ここの石垣を積みながら砂上の楼閣とわらわれないように
潮時の遊びを繰り返してきた。




 農業はもともと専門ではないので、
植木代わりに果樹を植えて剪定を楽しみながら、
海岸植生の実験をしてきたのが 今の私の植栽の手法に繋がっている。



 今年度
「地球環境基金助成金」を認めてもらい植栽工事を実施している。
はじめる事業」から「つづける事業」に継続してもらえるように申請中のため、
県の担当者と打ち合わせすることができ、
今日の船で隣の島に渡って、上司への挨拶と事業説目をさせてもらうことになった。



ここでの作業が成功すれば、
奄美大島での海岸植栽は今後、
このような工法が採用されるかもしれない。
樹種については自信がある。
保安林整備の樹種の参考にしてほしい。



 天皇陛下が来島して  奉迎ということば与論島で流行るように
キミガヨランのことを 奉迎ランとなずけて
海岸に植えて 
 君が世は  千代に八千代に さざれ石の 巌となりて
          苔のむすまで

   あー  めでたい  目出度い。



 浜の前線で砂嵐に耐えて 後背地を守る植物に頭を下げよう。

 みのるほどにこうべをたれる 稲穂かな・・・。

  身を低くすることが 最前線である。