秘密…

ヒミツノコト

……入院……手術の説明

2015年12月14日 06時53分24秒 | 闘病記
手術に向けて、執刀医からの説明

当然、体にメスを入れるので、
相当、厳しい話もされ……
更に
もし、腸が、腫れてて、切除した後
綺麗に上下の腸を接合出来なかったら、
人工肛門になるかもしれない
etc……

えっ???人工肛門???

その言葉に、一瞬
気を失いそうになる

一緒に説明を聞く、次男と繋ぐ手に
力がこもる

しかし、
話を良く聞けば、
仮に……仮に、そうなったとしても、
それは、一時的
今後、改めて、肝臓を切る際に取るとか
そんな感じ……
そして、上手く接合出来なかった、場合の処置であって、直腸ではないので、
それが、前提の話では無い

あらゆるリスクの説明の中の1つで
全身麻酔で、目が覚めないかもしれない……
と、同じリスクの話の様

ひとまず……ほっ……


もちろん、人工肛門になった後、
ご回復なされて、渡哲也さんの様に ご活躍されてる方も、多いでしょう……
それにより、命が救われた方も!

しかし、ヒヨッコ癌患者の私に
人工肛門の単語は、重く、深く入り込む


でも!!!
お医者様の語るリスクが、全て降りかかれば、手術後、目覚めないワケで
私は眠ったまま、苦しむことなく、人生が終わる

その確率の方が、少ないだろう……


そんな事も……アル……かもしれない


話半分に聞いておこう
(*°∀°)=
そして、都合の良いところだけを
信じよう
( ・∀・)b OK!

なんとか成る!ってか
成るように成る!
為せば成る!

成るようにしか成らない
(´∀`)ノ



とにかく、手術なんて、初めての経験なので、
言われる事に、一々、ヒビりまくるものの



麻酔やメスを入れるリスクを考えたら、
癌も盲腸炎も一緒

大丈夫!大丈夫!!



手術時間は、約5時間
私は何も顔晴らずとも、ただ信じて
眠るだけ!
顔晴るのは、お医者様!

私の為に、顔晴って下さい
宜しくお願いしますと、
頭を下げる他ない


手術の翌日からは、歩く!と、言う
覚悟して下さいねー!と、看護師さん

おぉ……覚悟が必要なのか!
はい!!顔晴ります(≧∇≦)/

ここで、やっと、私の(顔晴る)出番ね!

癒着を防ぐ為には、安静に寝てちゃダメだとか……
翌日から、毎日歩く!歩く!
翌日は、相当、キツイらしい・・・
しかし、
年内退院を目指してるので
顔晴って、歩く!
お任せで、手術して頂くので、
術後は、私が顔晴らないと、
いつ、顔晴る?って話だしー

退院後は、また少しづつ、ウオーキングも
復活させよう!
と、今は・・・誓う(笑)


術前
約160時間に及ぶ絶食も、順調に進み
今週半ばで、おしまい!
それと、同じ時間、腕には点滴の針が刺しっぱなしで、あちらこちら、
黒かったり、腫れてたり・・・
痛いけど、
それも、術後も含めて、今週末位まで?かなっ?

さっ!
もう少しの辛抱!


彼も、
可哀想な程、心配してくれてるし……

早く逢いたいし(*˘︶˘*).。.:*♡

美味しい物も食べたい(^o^)/


このお正月は、
おせちの準備も何もしていないけれど、
せめて、子供達の為
退院して、ご飯を作って上げたい…♪


目指せ!年内退院

\( 'ω')/ウオオオオオアアアーーッ!!



神様
どうか、病に打ち勝つ力をお与えください



……入院……絶食90時間

2015年12月12日 20時36分33秒 | 闘病記
絶食約、90時間経過・・・
空腹感は、ほとんど無くなった
仰向けで、寝ると、胃の部分だけが
ペッタンコになった感じ

点滴で栄養補給はしてるので、
フラフラするとか、そんな感覚もない

ただ、口寂しさに、
つい、ガムとか、飴を食べてしまう

今は、飴と、珈琲が唯一のお楽しみ

同室の皆さんの、食事の時間になると
そっと、病室を抜け出し、珈琲を買いに行く

ガラガラと、点滴を引っ張りながら
┐( ̄ー ̄)┌


お見舞いに来てくれる人々
みな、一様に、唯一食べられる
飴を買ってきてくれるので、
全8種類
飴コレクションが出来上がり

ありがたいコトです


今まで、分かってはいたけど(笑)
入院して、更に実感したのは・・・

やはり、私は協調性が無い
(^^;
他の入院患者さん達を見てると
同室の患者さん同士
退院後の連絡先を、交換したり
自分の病状などを、語り合い、
和気あいあいと、してるのに対し

私は、カーテンを締め切り
私も、構わないから、
私にも、構わないで!オーラを全面に出している

でも、別に・・・
対人スキルには、何ら問題はないので
……タブンねっ……(笑)

看護師さんを初め、その他
関わりを持つ方々とは、談笑もするワケで

挨拶しか交わさない、同室の方は、
(あら..冗談も言えるんじゃない!?)
と、思われてるかもしれない
(^^;)

どうも、この手のコミュニティに入るのが
苦手
今に始まった事ではない


だから、
鬱陶しいママ友の関係や、
公園デビューに失敗もしない……
元々、上手くやろう!と思ってないから
入ろうとしない、気負いがない
入ろうとしないから、失敗もない

周りの方が、得体の知れない人物と
思ってたかもしれない(笑)


それに、おおっぴらに、病状を語るには
心の整理もついていない


第一弾の手術を終え無いことには、
先に進めないし

それが、済んで終わりでは無いし……



あぁ
彼に逢いたい……
メールでは無く、
彼の声で、目を見ながら
名前を読んで欲しい

でも、今は、一時ガマン!
手術前のお見舞いは、私が断った
万が一にも、迷惑かける事態は回避したい

手術後……!!!


癌発覚から、わずか二週間の間に
何度も来てくれて、
彼の愛情と誠意は、心の奥底に刻まれている

私は、大丈夫!
絶対、大丈夫!


神様
どうか、病に打ち勝つ力をお与えください



……入院……

2015年12月11日 09時48分26秒 | 闘病記
このブログを書き始めて
228日
まさか、「闘病記」という、カテゴリが
加わるとは、夢にも思わず...

癌発覚後、約2週間で、病室のベッドに横たわる事になるとは……

人生
どこで、どうなるか、全く分からないと
身をもって実感した、2週間

そして、
大切な人が、より大切になった2週間

あっという間だったのか……
とてつもなく、長かったのか……
不思議な2週間


いよいよ、入院……

正直、入院病棟へ入ると、ニット帽をカブった方が、嫌でも、目に入る

癌!抗がん剤!
がん!抗がん剤!

あぁ...やはり、
私は、癌!なんだと、嫌でも現実を突きつけられる...



約3週間の入院予定
年内中に、帰れるか否か、微妙なところ…

こんなに、家を離れた事が無いので
アレもしておかなきゃ!
コレもしなきゃ!
大忙し……

出産以外での入院経験もなく
ましてや、手術など、一度もない

1週間後には、手術が決定
1週間の術前入院は、絶食の為

下剤の使用を最小限にするため
口から固形物を入れる事を遮断

術前、術後、合わせて、約10日間の断食をする

36時間までなら、
ダイエット中に、ファスティングした事が有る
でも、10日間の断食とは、未知の世界……

まっ、点滴しながら、
水分補給には制限無し
そして、飴と、ガムもドクターの許可を貰い、小さな幸せ付きの
ぬるーい断食

更に!ドクターが
ヒモジイ思いをさせますねー...と
プチプレゼントをしてくれた(^^)
アルジネードと言う、濃厚流動食
木苺味のジュース!
これが、濃厚流動食と言う、怖い名前なのに、とても、美味しく頂けて、満足♪


大病院へ入院中バックアップは万全

何も心配せず、食への欲求を絶てるのデス!!
なかなか、普通は出来ない経験よねー

術後、初めて頂く、重湯の味は
どうなんだろう?
楽しみ(*'▽'*)♪

とはいえ、まだ約40時間……
先は長い

普通食へ戻った時に
彼と行く、懐石料理を夢見て、顔晴る!


なるべく、筋肉を落とさない様に
歩く時は、爪先立ちで歩き、
ベッドの上では、エア自転車こぎ運動を
してみる(^^;)
気休め程度でも、何もしないよりは、良いのではないのか?なっ...?(笑)


さてさて、
これから、どうなるのか……

成るように成る



神様
どうぞ、病に打ち勝つ力をお与えください


ハードなお話

2015年12月08日 06時28分54秒 | 闘病記
ハードなお話になってしまいましたけど
大丈夫ですか?

医師の言葉

…はい。大丈夫です


予想はしていた…
そうだろうな…とは思ってた

自分で色々調べると、
大腸がんから、転移先は
肝臓→肺
と進むのが、セオリーらしい

幸い、肺までは進んでいなかった

まずは、一番緊急を要するに、大腸の切除をして、その後、肝臓は、
抗がん剤で、癌を小さくして、経過を見ながら、切るか、否か決めていきましょう…

…はい


診察が終わり次第、
彼に電話をする約束になっていたので

病院を出て、電話しようと
携帯を出したら、メールが入っていた
彼からだった...

「今ね、RIKAKOにビタミンCをたっぷり
取ってもらいたくてね!柑橘系をいっぱい!仕入れてきたよ!」

電話をかけると、

「大丈夫?」

...うん!大丈夫よ!

「大丈夫じゃないな...今、向かってるから、後1時間ちょっとで着くよ」

...えっ?ホントに?

私が家へ帰り、少ししたら、下に着いたよー
と、連絡

今日も、来てくれたんだ
ありがとう
ありがとう

山盛りの、柑橘系と
小さいプレゼントを持って来てくれた

医師からの言葉ををそのまま伝えると

「そっか...うん!でも、想定内だ!
まずは、大腸の、緊急課題を取り除いたら、その後、改めて、仕切りなおそう!
大丈夫!大丈夫!」

そして、小さいプレゼントを・・・

前に話をしてた、病が申
赤いおパンツ
二枚注文したうちの、一枚だけが、届いたらしく、
早く持って行かなくちゃ!

ものすごく、肌触りの良い
ストレスフリー!フルバックのおパンツ

普段の彼なら、絶対、選ばないだろうタイプ(笑)
普段の私なら、絶対、着けないタイプ

この話をした時は、病の事は
知らなかった
体の中が、こんなに、なってる事を
知らなかった

ありがとう!コレを着けてれば、きっと
病はサルね(^o^)/


覚悟してたとはいえ、転移の診断は
ボディブローの様に、ジワジワと効いてくる

今日、彼と目を合わせて
話が出来なかったら...
もっともっと、深くまで、沈んでたかもしれない
でも、話して、泣いて、抱きしめられて
気持ちが楽になった

ありがとう

それから、一番近い
日帰り温泉へ行った...
露天の家族風呂を借り、2人だけでノンビリ入浴♪
青い空に、竹の青さがくっきり
心底温まる、天然温泉に、少し冷たい風

はぁー気持ちがいい!

5~6人でも入れそうな大きな露天風呂に
2人だけ
しかも、抱かれながら入ってるから
せっかく、大きなお風呂なのに、勿体無いねー(笑)

だけど、コレから少しの間
一緒にお風呂は入れなくなるので、
今日は、抱かれながら入りたい...

家族風呂から、出て
食事処で、遅めのランチを頂き
次は大浴場へ


思いがけず、彼が来てくれ
思いがけず、温泉

また、救われた...
どれだけ、ありがとうを言っても
言い足りない位

退院して、普通に食事が取れるようになったら、初めて二人で食事に行った
懐石料理の、お店でお祝いしよう!
と、約束し、別れた


家へ帰り、
夕食の支度が終わりかけた時
早めに夫が帰宅
お願いしていた、高額医療限度額設定の申請書類などを持ってきてくれた

癌の転移の診断が下った以上
癌と言わなければならない
いずれ、手術の時、医師からは説明があるハズだし...
まずは、私の口から言わなければ!

意を決して、
今日の診断で、
大腸がんと、言われました...
と、伝えたら、

「はっ?癌??
なんで、そんなになるまで、放置してたんだ?
バカか!
死ぬまで入退院を繰り返すのか!」


...ごめんなさい
ご迷惑おかけします

もう、転移してたなんて、とても言えない

いずれ、手術の際に
医師から何かしらの話があるだろう...


次男が、帰ってきて、
「どうだった?」

後でね!...目で合図

落ち着いたタイミングで、息子の部屋に行き、話をした
「……そりゃ、言えなくなるなっ
そのうち、わかるよ
それに、もしかしたら、また今頃
言い過ぎたと、後悔してるかもしれんよー
まっ!
後は、顔晴るしかないね!」

...はい

「もしかして、今日も彼さんが、来てくれたの?」

...えっ?なんで、分かるん?

「柑橘、色んなの、いっぱい有ったから(笑)」

...うん、来てくれた

「ふーん...
良かったね!なんか、すごいよな...」

...何が?

「オレ、まだガキだから、良くわからないけど、
世間的に言えば、今は決してクリアな関係じゃないやんか!
母さんの面倒を彼さんが、見る、責任も義理も無いし...
でも、こうして、分かってから、何度も来てくれて、俺達とも話をしてくれて、
なんか...ホンモノなんだなって思った
オレだったら、どんな付き合い方かによるでしょうけど、
もし、彼女が癌とか言われて、彼さんみたいに出来るか自信ないもん……逃げられたって仕方ない感じも有るのに...
男として、凄いな!って思うよ
良かったね!」

...そうね
ありがたいね!
こんな面倒臭い事になりそうな女を
避けたからといって、今、誰に非難されるわけでもなく、何の責任もないのに
良くしてくれてるよ
ホントに、ありがたいね!

「顔晴らないとな!」

...はい!!!



ベッドの用意が整ったら
近日中に、病院から連絡が来る
恐らく、来週中には手術
まずは!大腸!!

心配してくれてる皆の為に
顔晴るのです!!!



癌と私と…彼女

2015年12月06日 22時01分05秒 | 闘病記
昨夜の《花燃ゆ》
最後の映像で映し出された
毛利家本邸、博物館…

お泊まりデート…でも書いた
今年の夏、彼とお散歩した山口県防府の
庭園

あの時、あの瞬間が目の前に蘇る

暑い日差しを、日傘で避けながら
手を繋いで歩いた、あの庭園


いろんな場所に連れて行ってもらったなぁ

どこもかしこも、全て、素敵な旅だった
思い出がいっぱい!

楽しかったー♪
幸せだったー♪

思えば、彼と出会ってからの数年間
ほんとに、大事にされて来た

彼と出掛けるの、大好き
インドアで、篭るのも、大好き♪
デートの度に、オヤツ何を作ろうか考え
作ってる時間も、幸せな時間だった♪
美味しく出来上がると、嬉しくて!
早く食べて欲しくて…
毎回、遠足前の子供みたいにウキウキしてた…



そんな事を思いながら居たら…


入院してる友達の娘さんから、メール

もう、治療が出来ない体になり、
ホスピスに転院する事になりました…
年内持つかどうかと、言われました
行くたびに、泣かれます…
でも、RIKAKOさんが来てくれたら、絶対
喜ぶと思いますから、可能であれば、
顔見せに行って頂けたら、ありがたいです


って…

何か有れば、知らせてね!って
頼んでたし、私がこんな事になってるなんて、知るよしもなく…

でも…

お返事が出来ない…

彼女の顔を見には行けない…

怖すぎる…

気持ちは
行ってあげたいけど、
私が
病室から、逃げて来そうで、行けない…




自分で落ち着かせる為に
心の中で、

ありがとうございますの言葉を繰り返し…

彼からのプレゼントのネックレスを握りしめる

そして、
病に打ち勝つ力をお与え下さい
と、祈る


祈る…