前回の日記の続き。午後4時、長浜にあるライブハウス・福岡DRUM LOGOSに到着しました。午前中、下見に行った時に撮った写メはこちら↓
みんなも覚えていると思うけど、先週の土日はあり得んぐらい寒かったね。風雪にさらされた開場までの約1時間は、まるで罰ゲームのようでした…。おまけに会社のケータイまで鳴るし(笑)僕はプライベートで遠出をすると、なぜか高確率で仕事の電話がかかってきます。昨年末のRADIO CRAZYの時も然りww
この日は「44 "R&E" MAGNUM tour~長浜エレジー~」ということで、怒髪天のワンマンライブでした。怒髪天は僕が生まれた1984年に結成された、「リズム&演歌」を掲げる4人組バンド。結成27年目にして、いよいよ大ブレイク寸前です!怒髪天を知ったのは2008年のセットストック。まさか、福岡に遠征するほど大好きになるとは思わなかった…。
◆セットリスト◆
欠けたパーツの唄
ヤケっぱち数え歌
オトナノススメ
北風に吠えろ!
夕暮れ男道
ビール・オア・ダイ
キタカラキタオトコ
労働CALLING
俺達は明日を撃つ!
旅路
男は胸に…
オレとオマエ
つきあかり
ゆきてかへらず
男達のメロディー
武蔵野流星号
NO MUSIC, NO LIFE
なんかイイな
喰うために働いて 生きるために唄え!!
そのともしびをてがかりに
(アンコール)
酒燃料爆進曲
サスパズレ
ほぼ満員になった会場!さっきまで極寒すぎて風邪引きそうだったのに、半袖Tシャツ1枚でスタンディングゾーンへ(笑)近くには、怒髪天Tシャツを着た二十歳ぐらいの女の子が。また渋いチョイスするなー。
「欠けたパーツの唄」からスタート! ヤケっぱちカウントをして、「オトナノススメ」でバンバンして!ここで増子兄ィのMCが入りました。
「今日はこんなにいっぱい来てくれてありがとう。聞くところによると、今日はソールドアウトに近いところまで行ったらしい!喜んで来てみたら、2日前のボゥディーズがSOLD OUTって貼ってあった…」
「ボゥディーズとの違いは何か…顔の造作的なものとか、若さとか、将来性とか…?我々にそういったものを求められても無理なんですけどね」
早速の自虐ネタに一同爆笑!「夕暮れ男道」が終わり、おもむろにギターを弾き始める友康さん。それをバックにポツリポツリと話し出す兄ィ。
「実家に帰りました。親父と会って話してて。まぁ、男として認められてるっていう点では嬉しいものもありますけどね…聞きたくないようなことも話してくるわけです。例えば…かぁちゃんとの馴れ初めww」
「『俺が役所勤めしていた時に、かぁちゃんはバスガイドをしてたんだ。友達の紹介でな、飲み会で声を掛けたんだ』と。興味ねーつうの!ww」
でも一応、お母さんに事実関係を確認してみたんだって。そしたら、こう返されたらしい…。
『父ちゃん、その時、偽名を使って声掛けてきたのよ。岩下って』
ギターが一瞬止まる(笑)一同大爆笑!!
「なんで偽名なんだよ!知りたくなかったよ!後で聞いたら、ただ岩下志麻が好きだったからっていう、わけのわからない理由で。だいたい、かぁちゃんも偽名を使って声掛けてくる男とよく結婚したな!ってww」
「でも、親父が岩下を名乗ってかぁちゃんに声を掛けてなかったら、俺は誕生していないわけで。そしたら、今日ここにも立っていないわけで。男には…そういう飲まずにいられない夜もあるんです」
この流れで「ビール・オア・ダイ」キター!(笑)これ、僕のカラオケの十八番なんです。「給料安い」って歌詞があるので、会社の上司の前では歌えないけどww
九州でのライブの思い出話もありました。何年か前、佐世保のハウステンボスでカウントダウンライブをしたらしいけど、あまりの吹雪でほとんど人がいなかったとか…(笑)でも、テンションが上がりすぎた最前列の外国人がバク転をし始めたらしいwww
後半は再び弾ける曲が中心かと思いきや、じっくり聴かせてくれる曲が多かったです。本編の最後は新曲の「そのともしびをてがかりに」。渾身の熱唱で、ステージ袖にはけていく兄ィはフラフラの状態になっていました。鳴り止まぬ拍手。しばらくして出てきたのは…坂さん!ん?片手に持っているのはビールですか…?w
「1本の矢では簡単に折れるが、3本まとめると容易に折れない。三ツ矢サイダー!!」坂さんやっぱりウケる(笑)友康さんとシミさんも比較的長く話してくれました。シミさんの「次来た時に、ひとりでも欠けていたら寂しいからさ」って言葉、印象に残ったなぁ。
この日の観客数は、前回の福岡公演の時の1.5倍になっていたそうです。アンコール、兄ィは感極まって泣いていました。演奏と演奏の合間のMCでも、「バカみたい。賞とったわけでもないのに。でも嬉しいんだもの」とか「福岡には親戚なんていないのに」とか「今そっちを見れない感じになってます」とか。なんかもらい泣きしそうになった…。
「お前らから元気をもらってるんだよ、ありがとう」って言ってたけど、僕は4人から生きていく元気をもらっています。怒髪天に出会えて本当に良かった。 兄ィの最後の言葉は「死ぬなよ。またここで全力のライブをやるから」でした。どんなに嫌なことがあっても、しっかり生き抜いてやろう。
帰りに屋台のラーメンを食べてホテルに戻りました。で、翌日の山口編に続きます…。