●色彩俳句0103・うすみどり01・石川雷児・2012-11-14
○「源流の村木枯もうすみどり」(石川雷児01)
季語(木枯・冬)
川の源流となる山深い村。源流はうすみどり色で生まれています。そんな村に吹き始める木枯らしもまた、うすみどり色です。
○石川雷児(いしかわらいじ)(1936~1973)
代表句「薄氷に全き蝶の屍かな」02
季語(薄氷・春)
俳句は「雲母」の→飯田龍太に師事。1973年、36歳の壮年さなかに病没。足尾銅山の炭坑の厳しい労働が禍した。19歳で句作を発表し、最初から独特の詩質を示した。『夏樫』は三周忌に刊行された遺句集。
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