●五感俳句0257・冷感020・浦川聡子01・2015-12-14(月)
○「一本の音叉となりてただ冷ゆる」(『クロイツェル・ソナタ』1998)(浦川聡子01)
○季語(冷ゆる・冬) 「いっぽんのおんさとなりてただひゆる」【→五感俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:音合わせで活躍する音叉。用を足さずにただ物としてある時は、しんそこ冷えた二股の金属です。
●浦川聡子(うらかわさとこ)
○好きな一句「4Bで描く白菜の断面図」(『水の宅急便』2002)02
○季語(白菜・冬) 「4Bでかくはくさいのだんめんず」
【Profile】:1958年、山形県出身。千葉大教育学部卒。1986年より作句。1990年及び1992年、現代俳句協会新人賞佳作入選。1993年第11回現代俳句協会新人賞。現代俳句協会会員。「炎環」(→石寒太主宰)同人。「雛の会」「楡の会」所属。
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浦川聡子掲載句
03ピアノ弾くからだの中の白夜かな(白夜・仲夏)〈五体486・からだ(身体22)〉2020/7/6
04蝶結びほどけやすきや夕花野(夕花野・三秋)〈次元547・結び(空間)1〉2021/9/5
05羽織りたるものの軽さよ処暑の夜(処暑・初秋)〈五感662・質感85軽11〉2024/8/22
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