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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
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■方法俳句610「三月十一日手紙のやうな雪が降る」(『聲』2016)(中村光声)

2023-03-11 04:56:00 | 方法俳句

○方法俳句610・直喩142やうな6・中村光声01・2023-03-11(土)
○「三月十一日手紙のやうな雪が降る」(『聲』2016)(中村光声01)
○季語(三月十一日・仲春)(「→ふらんす堂編集日記」より引用)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:「三月十一日」と「雪」が季重なりであるが時間の限定的な前者を採る。句集名は『聲(こえ)』。手紙のように降る雪。彼岸からの声のように降る雪。東日本大震災から12年となる。


中村光声(なかむらこうせい)
○好きな一句「コンビニの離陸しさうな花月夜」(『聲』2016)02
○季語(花月夜・晩春)(引用同上)

【Profile】:1947年東京都出身江戸川区在住。2007年「」入会、2009年「河」同人、2011年第32回→角川春樹賞、2012年→角川源義賞、2016年第15回銀河賞受賞。句集『聲』にて日本一行詩新人賞受賞。「河」無鑑査同人。


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