●次元俳句0162・死(超次元)01・和知喜八01・2014-02-16(日)
○「人の死は灯をこうこうと朧なり」『羽毛』(1982)(和知喜八01)
季語(朧・春)
次元俳句の「超次元」として「彼岸」「夢」などをあげました。今回は「死」。夜通し通夜の灯りを煌煌と灯しています。彼岸へと向かう死者の足許を照らす灯です。
○和知喜八(わちきはち)(1913~2004)
代表句「戻り寒灯はむきなおり蟇」02
季語(戻り寒・春)
東京都町田市生まれ。中央大学法科卒。日本鋼管勤務。1937年「馬酔木」に投句。→加藤楸邨に師事し、1940年「寒雷」創刊時に入会。戦後は職場の日本鋼管川崎製鉄所を素材に、職場俳句を推進。1958年「響焔」を発行し、のち主宰に。→俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)
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