●五感俳句360・嗅覚77・櫛部天思1・2017-12-4(月)
○「まづ嗅ぎて海鼠のぶつを齧りけり」(櫛部天思1)
○季語(海鼠・三冬)(→「俳句秘密結社/ASSASSIN」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:こりこりした触感の海鼠。はじめて食べた人はさぞかし勇気が必要だったであろう外見である。まずは臭いを確かめてから齧る。日本酒に合いそうである。
●櫛部天思(くしべてんし)
○好きな一句「天心に星のあがりし寒鮃」(『天心』2016)2
○季語(寒鮃カンビラメ・三冬)(「俳句201705」より引用)
【Profile】:1967年、愛媛県出身。→阪本謙二に師事。「櫟」副主宰。俳人協会会員。愛媛新聞文芸欄選者。『天心』にて第40回俳人協会新人賞受賞。
嗅ぐと言う行為で嗅覚を表現出来るのですね。