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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

●色彩俳句0238・蒼08・中村三山01・2015-08-05(水)

2015-08-05 04:56:00 | 色彩俳句

●色彩俳句0238・08・中村三山01・2015-08-05(水)

【→色彩俳句-索引01色彩俳句-索引02 →俳人一覧()】

 

○「あをぞらに臥し蒼海を航くおもひ」(中村三山01)

季語(無季) 「あをぞらにざしそうかいをゆくおもひ」(「俳句空間―豈weekly」より引用http://haiku-space-ani.blogspot.jp/2009/05/blog-post_2683.html

【鑑賞】:大地に座って青空を見上げていると、雲がゆっくりと視界を移動します。まるで蒼い海原を航海しているような錯覚におちいるのです。

 

○中村三山(なかむらさんざん)(1902~1967)

○好きな一句「戦争の話ばかりで秋ぐもり」(「京大俳句」)02

季語(秋ぐもり) 「せんそうのはなしばかりであきぐもり」

【Profile】:奈良県出身。三高から東大法科に進む。長く胸部疾患の保護のため大学は休学を続けた。三高時代、三高京大俳句会に入り、俳句を始める。「ホトトギス」「馬酔木」をへて「京大俳句」創刊。1940年弾圧により俳句を絶つ。兵庫県武庫川明和病院で胸部疾患のため死去。『中村三山遺句集』(1983)は死後、故和田昌允ら多くの親友の尽力により完成。

※2015年9月2日に中村三山先生のご子息・中村朔郎様より当ブログへの書き込みをいただきました。誠に有難うございました。

 


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4 コメント

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感謝・感激 (中村 朔郎)
2015-09-02 21:52:50
三山の俳句を取り上げて頂き、誠に有難うございます。
三山の息子の朔郎です。
技術者として俳句には無縁の人生を送って来ましたが、近い将来古希を迎えます。
三山の句集は親父の死後一番の親友、故和田昌允様他、多くの親友の御尽力により完成しました。
凡人の小生とは違って、親父は桑原武雄や今西錦司の親友で、湯川秀樹とも懇意であったと幼い頃から良く聞き、彼らの偉業に大層喜んでいました。
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中村朔郎様へ (透次)
2015-09-04 11:12:21
拝啓、中村三山先生のご子息様からご連絡をいただき感謝感激しきりでございます。三山先生の句集のことなど新たな内容を知りうることができました。さっそくブログ内容を加筆させていただきました。この書き込みが朔郎様へ届くかどうか、はなはだ心もとないのですが、これしかお礼の方法がございません。誠に有難うございました。透次拝。
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Unknown (中村 朔郎)
2015-09-25 21:46:16
京都府城陽市に西田もとつぐ様が代表の「京大俳句」を読む会があり、9月に会報第三号が発行されました。
本会からはいつも会報を送って頂き、感謝しております。

三山に関しては、'84年刊行の遺句集のほか'88年8月24日に放映されたNHK教育TVのEtv8「時代の闇に人語遠く~新興俳句のたどった道~」や'06年㈱思文閣出版『新興俳人の群像「京大俳句」の光影』、'06年貝寄風発行所(日本文教出版)中瀬喜陽「紀州田辺の俳壇」等でも紹介されています。
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中村朔郎様へ (透次)
2015-09-26 23:17:19
中村朔郎様へ。
重ね重ねの書き込みに感謝申し上げます。貴重な情報をありがとうございました。さっそく小生のデータベースに加えさせていただきました。今後とも宜しくお願い申し上げます。「俳句の箱庭」透次。
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