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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

●技法俳句005・擬人01・野見山朱鳥

2010-08-27 02:35:33 | 特集俳句

●技法俳句005・擬人01・野見山朱鳥 

 人間でないものを人間に見立てることを擬人といいます。擬人は俳句の技法の常套手段です。

●「曼珠沙華散るや赤きに耐へかねて」(『曼珠沙華』1950)(野見山朱鳥01)

○季語(曼珠沙華・仲秋)


【鑑賞】:彼岸花が散っています。自らの赤さに耐えかねるように。

 


野見山朱鳥(のみやまあすか(1917~1970)

○好きな一句:「火を投げし如くに雲や朴の花」(『曼珠沙華』1950)02

○季語(朴の花・初夏)

【Profile】:福岡県出身。28歳で→高浜虚子に師事。1945年「ホトトギス」に投句し始め、第1句集「曼珠沙華」の序で虚子に『茅舎を失ひ今は朱鳥を得た』と賞賛される。1952年に「菜殻火」を創刊主宰。1958年、波多野爽波、→橋本鶏二、→福田蓼汀らと「四誌連合会」結成。妻は俳人の→野見山ひふみ

野見山朱鳥掲載句

03霜鏡全天瑠璃をなせりけり(『野見山朱鳥全句集』1971)(霜鏡・三冬)〈色彩・瑠璃色〉2011/1/19

04かなしみはしんじつ白し夕遍路(『荊冠』1959)(遍路・三春)〈色彩・白〉2014/2/26

05蝌蚪に打つ小石天変地異となる(『曼珠沙華』1950)(蝌蚪・晩春)〈特集・石の俳句〉2016/2/26

06旅かなし銀河の裏を星流れ(『幻日』1971)(銀河・初秋)〈特集664・天体俳句2〉2024/9/6


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