俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○特集俳句340・ばかり俳句9・品川純胡01・2017-07-17(月)
○「この日ばかりは雨もよかれと紫陽花忌」(『雲雀野』2014)(品川純胡01)
○季語(紫陽花忌・夏) 「このひばかりはあめもよかれとあぢさゐき」(「俳句界201501」より引用)【→特集俳句-索引1・索引2・検索3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「紫陽花忌」は俳句の世界では→水原秋櫻子忌(1981)であるが、石原裕次郎忌(1987)もあじさい忌といわれている。この句がどちらの忌なのか定かではないが、どちらにしても「雨もよかれ」と偲ぶ日である。
●品川純胡(しながわじゅんこ)
○好きな一句「空蟬のかくもかろきが掌の中に」(『雲雀野』2014)02
○季語(空蟬・夏) 「うつせみのかくもかろきがてのなかに」(引用同上)
【Profile】:1935年、愛媛県松山市出身。俳人・品川柳之を父に、品川良夜を兄とする。幼少時より俳句に親しむ。1960年関西医大卒業。1993年宝塚市で開業、岡本クリニック院長、精神科医。1992年より雲雀集選者。「雲雀」主宰。