俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句0275・オノマトペ033・矢野景一01・2016-04-21(木)
○「たぷたぷとときにたぷんと春の水」(矢野景一01)
○季語(春の水) 「たぷたぷとときにたぷんとはるのみず」(「俳句界201307」より引用)【→方法俳句-索引01・方法俳句-索引02 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:季語以外はすべてオノマトペで構成された一物の句。春の水の不規則な波の音がよく表現されています。
●矢野景一(やのけいいち)
○好きな一句「芽吹山螺髪にいろのありとせば」(『真土』1991)02※螺髪(らほつ)=仏様のパンチパーマのような髪形。
○季語(芽吹山・春) 「めぶきやまらほつにいろのありとせば」(「俳句201202」より引用)
【Profile】:1950年、和歌山県橋本市出身。1973年、「→杉」入会。→森澄雄・藤崎実に師事。1991年「杉」賞受賞。「杉」同人。同人幹事長。俳人協会会員。「俳句」添削教室担当。