俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句0274・手の甲01・鈴木太郎01・2016-04-12(火)
○「手の甲は海のさびしさ桜貝」(鈴木太郎01)
○季語(桜貝・春) 「てのこうはうみのさびしささくらがい」(「俳句界201303別冊平成名句大鑑」より引用)【→五体俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:しみじみと手の甲を観察してみると、なるほどなるほど。皺と血管などで海底の様子によく似ている。たしかに「てのひら」よりは淋しい。
●鈴木太郎(すずきたろう)
○好きな一句「白魚を雫とともにあつめたる」02
○季語(白魚・春) 「しらうおをしずくとともにあつめたる」
【Profile】:1942年、福島県出身。東洋大学文学部国文学科卒業。1966年、→加藤楸邨に師事、「→寒雷」に入会(1970年、退会)。1970年、→森澄雄に師事、「→杉」創刊に参加。第1回杉賞受賞。1984年、同人誌「晨」創刊に参加(1997年、退会)。1990年、超結社の勉強会「塔の会」に入会(その後、幹事)。1997年、「雲取」を創刊主宰。俳人協会評議員。