俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句0272・紫07・水落露石01・2016-03-31(木)
○「紫の夜着にくるまる春の宵」(水落露石01)
○季語(春の宵) 「むらさきのよぎにくるまるはるのよい」(「角川俳句大歳時記・春」より引用)【→色彩俳句-索引01・色彩俳句-索引02 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:紫色は「夜着」と「春の宵」の両方にかかり、紫に染まる世界を広げます。
●水落露石(みずおちろせき)(1972~1919)
○好きな一句「春風や堤を通る傀儡師」(『露石句集』2009)02
○季語(春風) 「はるかぜやつつみをとおるかいらいし」(→「俳人・村上鞆彦が読む『大阪の俳句』シリーズ」より引用)
【Profile】:俳句は20才頃から始め→正岡子規に師事。→中川四明らと京阪満月会を興し、大阪俳壇の先覚者と目された。蕪村句集を筆写し、富岡鉄斎筆の蕪村像を付し『蕪村遺稿』として出版した。子規歿後は→河東碧梧桐と親しく「海紅」同人となる。(「コトバンク」より抜粋引用)