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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●技法俳句069・直喩=ほどに01・櫂未知子・2012-01-06

2012-01-06 00:37:16 | 特集俳句

技法俳句069・直喩=ほどに01・櫂未知子・2012-01-06

○「佐渡ヶ島ほどに布団を離しけり」(『蒙古斑』2000)(櫂未知子01)

○季語(布団・晩冬)

【鑑賞】:夫婦の布団であるのか、親子の布団であるのかはこの句だけからは判断することはできませんが、いずれにしても布団を越後本州と佐渡島の間隔ほど離したのです。「→あはれ子の夜寒の床を引けば寄る」(→汀女の句も二つの布団の間隔を詠んでいます。

 

櫂未知子(かいみちこ)

○好きな一句「あゆみけり吹雪のやうな猫を抱き」(『カムイ』2017)02

○季語(吹雪・晩冬)

【Profile】:1960年北海道余市出身。短歌より出発。1990年に俳句を始める。→大牧広主宰の「」を経て→中原道夫の「銀化」同人。「」同人。『貴族』にて第2回中新田俳句大賞、第18回俳人協会評論新人賞受賞。2013年、→佐藤郁良と共に「群青」を創刊代表。

櫂未知子掲載句

03いきいきと死んでゐるなり水中花(『蒙古斑』2000)(水中花・三夏)〈方法79・再発見6〉2012/5/31

04セーターの摩周湖の色ほつれけり(『カムイ』2017)(セーター・冬)〈特集152・地名(摩周湖)〉2013/12/13

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