こんなに大人しく写真を撮らせてくれたシマリスには逢ったことが無い。
私が何枚かシャッターを押す間じっとしていた。反対側から、と思ったら「こっち側は写真写りが悪いので・・」と言わんばかりにさっさと立ち去ったけれど。
今まで日本のシマリスもカナダのシマリスも同種と思っていたのだけれど、違うらしい。23種もあるとか。
私たちが北米東部で見ているものはこの Eastern chipmunk/Striata sciuro で、冬眠はしないが一時的な冬眠、つまり「うたた寝(torpor/torporo、malviglo)」をする。しっかり冬眠する訳ではないから食事もする。そのためせっせと餌を蓄えるのだ。
この習慣が学名の由来で、Tamias はギリシャ語で「蓄える者」と言う意味と言うことも初めて知った。
英語名の語源はどうやらオジブエ語族の方言、赤リスを意味する jidmoonh、ajidamoo に由来するようで、それがチップマンクに落ち着いたのは鳴き声がチップ、チップに聞こえるかららしい。
地下にトンネル状の巣を作り、出入り口も幾つか作る。清潔好きで食べ物のかすや排泄物は一箇所特定の場所を決めてそこに処理すると言うことだった。
リスは、戦う武器がありませんから、身を守るには逃げるか、隠れるかの二つの手段しかありません。どれを見ても可愛らしいですね。
近々、ホンドリスを掲載出来るかも知れません。本当に可愛いですよ。
私の記事中、和名:トウブシマリスのところはウィキにリンクしてあります。そこにはシマリスの種類も列記してありますが、ホンドシマリス、タイワンシマリスは見当たりません。新種でしょうか? つまり、数種混合というような?
餌を口に蓄えて、呼吸も出来ないくらいに頬を膨らませて運ぶ仕草は微笑ましいですね。天が彼らに与えた唯一の運搬方法です。