もちろん家計は火の車

読書と映画、クルマにゲーム……いろんなものを愛しつつ、怠惰な日常を送るオッサンのつぶやき。

そんなこんなで、旅行から東京に戻ってきました……。

2011年11月08日 | 日常

え~、久々にブログを再開したものの、
いきなり旅行の予定なんかが入ってたもんで
いろいろとアレだったわけですけれども、
とりあえずは無事、東京に帰ってきました!

それにしても、いわゆる1つの
「田舎のオバちゃん」ってのは、スゴイなぁ~……と。
ま、日本の田舎なんてオバちゃんばっかりですから(笑)、
今回も、いろいろと"その生態"に接する機会が
あったワケですけど、やっぱ彼女たちはスゴイ。

笑っちゃったのは、たとえばNHKの朝の連続ドラマの件。
NHKの朝ドラと言えば、私の周囲でも
前作『おひさま』の井上真央がカワイイ! と評判で、
いまオンエア中の『カーネーション』はイマイチ……な感が
ぬぐえなかったりしてるワケですが、
「田舎のオバちゃん」たちは、とにかく
「おもしろい」とか「おもしろくない」を超越した
視点で、連ドラを観てるわけですよ。

「おもしろい!」と言っては観てるけど、
「つまらない!」と言っても、やっぱ観てるという(笑)。
なんかもうね、あれは「植物が光合成」したり
「生き物が呼吸」したりしてるのと同じ次元で
「毎日、NHKの連ドラを観る」という習慣が
DNAレベルで刷り込まれてるとしか、考えられない。

でもって、驚かされたのが
同じ内容のドラマを「一日に何度も観る」という点。
いや、NHKの連ドラの場合、ご存じのとおり
毎日朝8時からの放映に加え、昼の12時45分からも
再放送があるわけで、東京在住の私の知り合いにも
「一日2回、連ドラを観ないと気が済まない」って人間が、いました。
ま、一日に2回、同じ内容のドラマを観ておけば、
やっぱ内容も「より深く、印象に残る」だろうし、
そういうのもアリなのかなぁ……などとは、思ってました。

そう、思ってはいたんだけど……
今回、「田舎のオバちゃん」にきいてみたら、
なんと! 彼女たちは「一日に3回、NHKの連ドラを観てる」と
言うではありませんか……(笑)。え、マジで!?
「一日に3回」って、どうやって? と思ったら、
今の時代、NHKの連ドラは地上波の2回に加え、
BS放送でも放映されたりしてるもんだから、
熱心なオバちゃんの場合、そっちも含め
「一日に3回、同じ内容のドラマを欠かさず観てる」と……。
でもって、それだけ「何度も何度も」同じドラマを
(熱心に)繰り返し観た挙句、その感想が
「やっぱ、今回のはツマラン」とかだったりしてるという……(笑)。

これはもう、NHKの中でドラマ作ってる人もタイヘンだわ!
……とか、そういう話は別に
今回のエントリの本題でもなんでもなくw、
とにかく、東京で暮らしてる私も、彼女たちの
ある種独特のパワーに負けないよう、
これからも頑張って生きないといけないな……と、
ま、そのように痛感させられた次第なのであります。

参考までに書くと、今回私が訪れたのは
福島の原発からそれほど離れていない、
俗に"被災地"と呼ばれてるようなエリアでした。
そのような場所で、このように
「かわらない日常」ってヤツが
今日もまた、延々と繰り返されているという
事実のありがたさ、いとおしさ(?)。

ほんとにね、「絶対に曲げられない」とか
「何があっても微動だにしない」とか、
そういう「一本、筋の通った生き方、価値観」みたいなのって
この時代、なんだかとっても
カッコヨク見えたりするんではないかと、
そのように思うわけなのであります。マル。


PS.
もちろん、そのように
「平穏で、何も変わらない穏やかな日々」というものを
東電のクソったれ、馬鹿どもの運営する
原発が引き起こした事故が
大きく引き裂きつつあるのも、また1つの現実なわけで……。
原発事故を巡っては、なんだか世の中に
「ひと段落した感」が満ちあふれているような気がしますが、
絶対に「そういうもんじゃ、ねぇだろう!」と。

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3 コメント

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Unknown (anon)
2011-11-09 05:01:31
いつも、楽しく拝見しています。

原発について「ひと段落した感」があふれていますが、海外から見ると、この感覚は、信じられません。福島=チェルノブイリ級の事故、という大前提が、全く忘れられているかのようです。「東電は、資金が欠如」しているから「国から=国民から、資金を前借」し、しかも、「電気代金値上げ」しておきながら、「徹底的な情報公開はしない」=説明責任の欠如、という、ダブルスタンダードがまかりとっています。これは、今回のオリンパスの事件にも垣間見える、「企業統治のない日本」の体質だと思います。(首相は、「日本の資本主義に悪影響を及ぼすことを懸念し、オリンパスに「徹底究明を指示した」とのことですが)
返信する
コメント、ありがとうございます! (「火の車」の中の人)
2011-11-09 08:48:38
>anon様

いただいたコメントの内容から察するに、
anon様は海外在住のご様子。
海外から見ると、やっぱり
いまの日本の現状って、相当
ヤバイ状態に見えますか……?

原発事故の"その後"については、
なんだか本当にもう
「そろそろ、なかったことにしねぇ?」的
グダグダなモードに突入してきた感があります。

この調子だと、この冬も
東電の社員には、国からガッツリ
支援を受けたうえで
「何事もなかったかのように」
ボーナスが支給されるのでありましょう……。

やっぱ人間、怒り続けるにも
それなりのエネルギーが必要なわけで、
時間の経過とともに、展開は
どんどん「連中にとって都合の良い」ものに
なっている気がします。

個人的には、このまま済ますつもりなど
毛頭ないわけですけども……。
返信する
Unknown (anon)
2011-11-09 15:16:20
ブログ主 さま

 コメント、ありがとうございます。

 私は、欧州滞在なので、原発事故の「その後」および「日本の現状をそのまま表すかのようなオリンパス事件」については、フランスの報道で詳細を追っています。

 怒りを持続させるにもエネルギーが必要、という言葉、もっともですが、欧州が「日本の10歩、20歩先を歩いている」理由の1つは、市民団体(オンブズマンなど)があり、何らかの問題について「怒り=公正な感覚の維持」を保つ仕組みが確立しているところだと思います。

 日本の不思議なところは、「のど元過ぎれば熱さを忘れる」的なところです。福島での作業員の中に「白血病で死亡者」が出ていること、放射線量のデータは、欧州の組織とTEPCOの間で10倍以上の差があること、など、「日本人が怒らない」(あるいは、「事故など、まるでなかったかのようにふるまう」)のは、市民社会としての感覚の欠如、と見えます。

 とはいえ、TEPCOだけが訳が分からないのではなく、現在の民主党政権も、もとをただせば「大半が自民党」(+その他の烏合の衆)、だけど「基盤は、労組」、しかし「経団連のバックアップを受けている」という、軸足がどこにあるのか全く分からないわけで。。。。

 ということで、日本の訳が分からないところは、「すべてが訳が分からない」(一本筋の通っているところって????)というところなわけです。

 その意味で、「田舎のおば様たち」のNHK連続ドラマをめぐる「一本筋の通った生き方」には、吹き出してしまいました!!!


 
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