もちろん家計は火の車

読書と映画、クルマにゲーム……いろんなものを愛しつつ、怠惰な日常を送るオッサンのつぶやき。

本当にあった、怪奇スポット取材での○○な話 ……その(1)

2010年08月28日 | 日常

それでは、前回のエントリで告知した通り、
「本当にあった、怪奇スポット取材での○○な話」……ってヤツを
これから何回かに分けて、書いていこうかと思う。
しかしまぁ、アレですね、「夏は“怖い話”の季節」だから
ちょっと涼しくなるような話を……な~んて書いてるうちに、
8月も終わろうかって時期になっちゃったという(笑)。
なんか季節はずれというか、微妙にタイミングがズレてる気もするが、
9月に入ってもまだまだ暑い毎日が続くとのことなので、ま、いっか……?w

それでは、まずは、北関東は某所にある廃トンネルを取材したときの話から……。
ちなみに書くと、これ、もう10年近くも前の話だったりする。
あのときは、夏恒例の雑誌の“納涼企画”ってことで、
某タレントさんを仕込んで、各地の心霊スポットを回る……ってな話だった。
(当然ながら、雑誌のタイトルやタレントさんの名前などは一切、明かせませんヨ~!)

このテの“ロケもの”の場合、本番の取材に先立ち、
通常は「現地の下見」ってヤツを行ったりすることが多い。
なんでかというと、タレントさんを同行して現地に行った挙句
「そんな場所、存在しなかった」とか「見つけられなかった」……なんてことになると、
ちょっと目も当てられない悲惨な状況(笑)になってしまうためである。
(もっとも、これはあくまでも理想であり、実はスケジュールの都合などから
“ぶっつけ本番”で「えいやッ!」と取材に臨むことも、ゼロではなかったりするw)。

ついでに書くと、このような「事前の下見」には、
だいたいの場合、担当編集者とカメラマンで行くことが多い。
カメラマンと同行する理由は、現地のロケーションを実際に見てもらい、
取材時に必要な機材だとか段取りを、あらかじめ考えてもらうためである
(あと、そもそもカメラマンさんは足として四駆のクルマを
持ち込んでくれる人が多く、ぶっちゃけ言うと、移動のことを考えて……
というのが大きかったりするのだが、これはまぁ、余計な話ですねw)。
ま、このような事情があるため、先日テレビでオンエアされた
『ほん怖』のエピソード“あかずの間”に、けっこう感情移入してしまったのかもしれない。
たしかに、“編集者+カメラマン”という組み合わせでは、
いろいろな場所にクビを突っ込んでるし、いろいろな体験もしているのである。


で……。そのときも、取材することになった
「“出る”というウワサの廃トンネル」に、カメラマンと二人、
まずは事前の下見に、クルマで向かったのであった。
事前の下見であるから、時間は当然、昼間。
細かいことは忘れちゃったのだが、時期的には、6月くらいだったと思う。

なんたって、今は使われていない旧道にある“廃トンネル”であるから、
すぐには見つからないだろう……とは考えていたのだが、
これがまた、本当に見つからないのである。
というワケで、山間部の道をカメラマンさんの四駆でウロウロすること、しばし……。
なんということか、あたりに濃い霧が出てきた。これがもうね、けっこうムードたっぷり(笑)。
ちなみに言うと、仕事中のカメラマンさんというのは、やたら“饒舌な人”が多かったりするが、
このときのカメラさんなど、まさしく典型的なタイプ。
基本的に、ず~っとダジャレを連発してる人で、こちらとしては「いい迷惑」なのだがw、
その彼をして、だんだんと口数が少なくなってきた。
(ま、東京からかなりのロング・ドライブをさせられたうえ、
何もない山の中をグルグル走らされてるわけで、ムリもない話ではあるw)。

また、時間的には昼間だったのだが、たちこめた霧のおかげで、
山間部の道を走行すること自体、かなりの危険をともなう感じになってきた。
そのようなわけで、とりあえずは、比較的
人里に近い(w)エリアまで、クルマで戻ることにした。
……といっても、別に市街地に戻ったわけでもなく、周囲はもう、思いっきりの田舎。
ところどころに、家だとか火葬場(本当に、あったんだよね!)などが
散在しているようなエリアで、あたり一面、濃い霧に覆われた状況にも変わりはなかった。

とりえずは路肩にクルマを停めてもらい、正直、どうしようか? ……と思った。
このまま問題のトンネルを発見できなければ、そもそもの企画からして「変更!」である。
ここまで準備を進めといて「それはないよなぁ」……とも思うが、
現地に辿り着けない以上、どうしようもない。
「誰かに道を訊ねる」という手もあるが、そもそも、あたりに人など歩いてないのだ。
ちなみに言えば、この場合「交番を探して道を聞く」という方法は、論外だったりする。
なんせ、行き先が「もう使われてない廃トンネル」であるからして(笑)、
行き先を告げた途端、警官から「目的は?」「危険だから、そういう場所には行くんじゃない!」的な
お説教を食らうことになるのは、目に見えているのである……。

そんなこんなで、カメラマンさんの四駆の助手席で途方にくれていたとき……
と、ここまで書いて申し訳ないが、続きは“次のエントリで”ということで、1つ。
よろしければ、次回もお付き合いください~!!


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