もちろん家計は火の車

読書と映画、クルマにゲーム……いろんなものを愛しつつ、怠惰な日常を送るオッサンのつぶやき。

日本発のミニチュア・ゲーム『バトルブレイク』に、ちょっと期待!! ……の巻

2011年04月28日 | ゲーム

以前から書いてきたとおり、ブログ主は
"ミニチュア・ゲーム"というものにハマっている。
いま現在は、軍艦のミニチュアを使って
第2次大戦中の海戦を再現するアメリカ製ゲーム
『Axis&Allies ~War At Sea(ウォー・アット・シー)』
凝ってたりするのだが、この世界、とにかく
日本においては"マイナーな趣味"の域を出ず、
全然盛り上がらないことはなはだしい(笑)。

ここらへんを評して、マニアの間では
「この日本では、ミニチュア・ゲームはブレイクしない」というのが
定説となっているのだが、そんな風潮の中、
久々に"純国産の"ミニチュア・ゲームが登場した。
バンダイが4月25日に発売した
『Battle Break(バトルブレイク)』である。
「とりあえず、どんなゲームなのよ?」……
というわけで、ブログ主も
スターター2セット&別売りの追加フィギュアを
いくつか購入し、早速プレイしてみた。

この『バトルブレイク』というゲーム、
"5*7"マスに区切られたフィールド上に
プレイヤーがフィギュアを並べ、
「敵クリーチャーの全滅」もしくは「敵の城(=キャッスル)の撃破」を
目指す、言ってみれば"モンスター版"チェスのようなものである。
ゲーム盤と基本ユニット、ダイスなどの入った
"スターター"セット購入後、プレイヤーは各自、
別売りのコマが入った"ブースター"を買うか、
1回200円の"ガシャポン"(←要するに"ガチャガチャ"ですなw)で
コマを入手するなどして、自軍の部隊を
拡充&戦力アップさせ、ライバルとの戦いで
勝利を目指す……と、ま、そんな感じのゲームである。

ミニチュア・ゲームの場合、ハッキリ言えば
「コマが命」みたいなところがある
(もちろん、ゲームとして遊んで面白くないとダメなのは
言うまでもないが、とにもかくにも
コレクションの対象となるコマが
「集めて楽しい、所有して嬉しい」……そんな
ヤツでないと、プレイヤーの気持ちが盛り上がらないのであるw)。

で、そのような観点から本作『バトルブレイク』を
見てみると……う~~ん、「ギリギリ及第点」とか、そんな感じか?
なんつ~か、コマによって
出来・不出来の差が、けっこう大きいのである
(ま、ここらへんの受け止め方は、人によるけどね……)。
参考までに、写真でお見せすると、コマはだいたい、こんな感じ。
上側のドラゴンは、あの人気マンガ家=鳥山明デザインの
キャラ"V龍(ぶいろん)"である。さすがに、こいつだけは造形に力が入っている。
全部こういう感じなら、よかったんだけどなぁ……。

 ←これは雑誌『Vジャンプ』6月号についた付録フィギュア。

 ←うちの同居人が「カワイイかも!?」と評した、キラー・パンダ。


で、だ。肝心のコマの完成度については
「価格なり」というか、まぁ「そこそこの感じ」の
『バトルブレイク』だったりするのだが、なんとなんと、
ゲームのシステム(ルール)自体は、かなりの力作となっているのであった。
公式HPで読むことのできる"開発者ブログ"
「本作を開発するに当たっては、とにかく
"ゲーム初心者でも簡単にプレイすることができる"わかりやすさを
重視した」という旨、書かれているのだが、
その言葉にウソはない。ゲーム内に登場する
数値(体力とか攻撃力とか)などを極力シンプルにすることで、
このゲーム、かなり……というか、めちゃくちゃ
「分かりやすい」作品に仕上がっているのである。

中でも感心させられたのが、プレイの根幹に
"コイン"を用いた、独特のシステム。
要するに、クリーチャーを召喚するのに必要なコスト(=「コイン○枚」)が、
そのまま「クリーチャーの体力」となっているのである。
たとえば、ゲームに登場させるのに「コイン5枚」が必要なクリーチャーの場合、
そのコマの下に、実際に消費した5枚のコインを「重ねてセットする」のだ。
で、その5枚のコインは、そのまま「体力=5ポイント」を意味する、と……。

こう書いてしまうと、けっこう分かりにくく思えるかもしれないがw、
実際にプレイしてみると、このシステム、本当に秀逸である。
ゲーム盤をパッと見ただけで、どのコマが
強いのか、直感的に理解することができる。
(クリーチャーがダメージを受けた場合は、
1ダメージにつき「コイン1枚を取り除く」仕組み。
要するに『笑点』と同じで(笑)、
「いっぱい座布団を重ねてるヤツ=強いヤツ」ってわけである)。

 ←いっぱい座布団もってるヤツの方が強い……の図(笑)。

これ以外にも、6面ダイス1個を使用する
戦闘に関しても、「どんなに強いヤツでも負ける可能性がある」
「どんなに弱いヤツでも勝てる可能性がある」
なかなかスリリングなバランスに仕立てられており、
けっこう、手に汗握る絶妙な展開が待ち受けてたりする。

もちろん、まだまだ発売から日の浅いゲームだけに、
今後、追加で投入される(であろう)新規クリーチャーを待たないと、
有効な戦術が、どうしても1本調子になりがちな点など、あるような気もしている
(ちなみに、6月下旬には"第2弾"のシリーズが投入される予定らしいが……)。

そういった点を加味しつつ、とりあえず
本作『バトルブレイク』は、今後に十分期待が持てそうな、
「なかなか有望なゲームである」と、ここでは言い切ってしまおう。
(つ~か、フィギュアの完成度はさておきw、
ゲームの出来としては、本当に「かなり練り込まれた」良作と思います、ハイ)。

というわけで、この『バトルブレイク』に
もうしばらくの間、投資してみようかな~~~~なんて
思ったのではあるが……今日、ホビーショップに行ってみたら、
ガシャポンの中身が全部「売り切れ」になってんでやんの!
むむむ……マジで『バトルブレイク』、けっこう人気なのか!?
こいつは……本気で期待して、いいのかっ!?


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