(仮)日本共産党 松戸市議会議員 うつの史行のブログ

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3月定例会が終わりました。

2011-03-24 23:23:18 | 議会報告
今日、松戸市3月定例会が閉会しました。大震災や計画停電に振り回された議会でした。
私の議会報告も、本会議前半についてすら「後編」までたどり着けませんでした。(次の日が発災だったため)

最終日も、3:20から計画停電が予定されていたため、かなり時短に気を遣いながらの議会運営となりました。
議会の様子を報告します。

松戸市新年度予算案についてはいずれも可決・成立しました。
日本共産党は一般・国保・介護保険・後期高齢者・市場・競輪の各会計予算に反対、水道・下水道・駐車場・病院の各会計に賛成しました。
また、この予算案には「付帯決議」が2本つけられ、全会一致で採択されました。
「付帯決議」の概要は以下の通りです。

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【一般会計予算に関する付帯決議】

今回の東北関東大震災によって、市内でも家屋の半壊・一部損壊などが報告されており、こうした方々への助成制度を整備するよう求めたものです。
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【病院事業会計予算に関する付帯決議】

東北関東大震災では、本来被災者を受け入れる施設である市立病院が、1号館の耐震性の問題から入院患者に他施設へ避難いただくような状況になりました。市立病院の建て替えは一刻の猶予もなく、市立病院建替計画検討委員会の答申が出された後、その結果を十分にふまえ、速やかに新病院建設の設計をすすめるよう求めたものです。
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次に一般議案について、12件が採決され全て可決されました。
日本共産党は、議案第24号「松戸市ほか5市消防指令事務協議会規約の制定に関する協議について」には反対しました。
議案は、消防業務を6市で統合する・・・いわゆる消防の広域化をすすめるものです。現在の消防力の充足率は松戸市で90%前後、ほかの5市ではより低い自治体もあります。広域化は、消防力の充足を図るのではなく、消防体制を「うすく、押し広げる」ものであり、各自治体の消防力低下につながると指摘をしました。

請願・陳情については、5本の請願はすべて不採択、陳情は1本が不採択、もう1本は継続審査となりました。
請願は「教育格差をなくし、すべての子どもたちにゆきとどいた教育を求める」というもので・・・

(1)「30人以下学級の実現」
(2)「学校施設の改善・耐震化」
(3)「特別支援教育への支援体制の充実」
(4)「林間学園の宿泊費補助」
(5)「パート学校事務員の正職員化」

をそれぞれ求めています。
(1)(2)は日本共産党のみが賛成、(3)(4)(5)は日本共産党・社民党・民主党が賛成しましたが、反対多数で(反対討論もせずに)否決されました。とくに今回の大震災で市内でも学校の被害報告があったにもかかわらず、「学校施設の改善・耐震化」の請願に反対するという判断については、市民に説明責任を果たすべきだと思います。
明日のブログで掲載予定ですが、私が請願に対する賛成討論をおこなっています。10分ちょっとですので、ぜひご覧下さい。

陳情は「松戸市生活カタログへの市内サークル連絡先の掲載を求める」というもので、昨年発行された生活カタログに市内で活動する市民サークルの連絡先が掲載されなかったことに対し、掲載の続行を求めたものです。
日本共産党と市民力が賛成しましたが、反対多数で否決されました。

継続審査となったのは「容器包装リサイクル法を見直し、発生抑制と再使用を促進するための仕組みの検討を求める」陳情です。
これは6月議会に引き続き審査されることになると思います。

最後に意見書です。議員提出議案として7本が提案されました。
(1)法人税の引き下げと消費税増税に反対する意見書・・・否決(日本共産党・社民党が賛成)
(2)米軍への「おもいやり予算」の廃止を求める意見書・・・否決(日本共産党・社民党・中田議員が賛成)
(3)国民健康保険の広域化に反対し、国の医療費負担の引き上げを求める意見書・・・否決(日本共産党・民主党・社民党が賛成)
(4)小沢一郎民主党元代表の証人喚問を求める意見書・・・可決(民主党・無所属の会が反対)
(5)JKA交付金制度の改善を求める意見書・・・否決(日本共産党・中田議員が反対)
(6)コメの個別所得保障制度の見直しを求める意見書・・・可決(民主党・社民党・中田議員が反対)
(7)就学援助制度の充実を求める意見書・・・可決(全会一致)

最終日の採決結果は以上の通りです。
議会の様子は、明日の夜には録画中継をご覧いただけると思います。

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