親愛なる日記

僕が 日々見つめていたいもの。詩・感情の機微等。言葉は装い。音楽遊泳。時よ、止まれ!

生活について

2013年05月06日 | うたかたの日々
僕の場合、結婚生活は立ち止まるタイミングがなく過ぎ去っていく。本当にあっというまに。

自分ひとりの思考をすることもない。それがいいのか悪いのか。昔の自分ならまず望まないことかもしれないけれど、今の自分にはそれでいいのではないかなと思うようになった。

そう言えば、僕がまだ結婚をする前、結婚なんて一種の修行みたいなものだと考えていた。結婚が自分を磨く修行だとするなら、僕は以前に比べて多少なりとも成長できただろうか。目に見えた変化で言えば、煙草を吸わなくなったことと、腹が出たこと。内面的な変化は―よくわからないけれど―こだわりが以前に比べればずいぶん減ったような気がすることぐらい。この変化が修行の成果なのかと問われると、どうかと思うけど

ましかし、もと他人同士の夫婦がなんとかかんとか共同生活をすることができてるし、おまけに子ども達も健康に育ってるしいいんじゃないかなと思う。

で結局のところ、修行って言葉は少し大げさだったのかもしれないけど、結果的にみれば結婚=修行と思っていても間違いはなかった。これまでにもお互いがイライラしていれば箸が転がっても喧嘩につながるような修羅場があるかと思えば、相手の人間性を根本からほじくるようなデリケートな作業を、日常の生活の中でさらりと展開するなんてこともあった。こういうのは修行だと思っていないと辛い。

だから、僕のようにわりと人間関係に及び腰なものにとってみれば、結婚ってとても恐ろしいものだったし、修行ぐらいに思っていて丁度いいと思うのだ。


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1 コメント

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Unknown (chie)
2014-05-16 00:18:57
ひっさしぶりに自分のブログを開いてみて、ここにも辿り着いた訳だけど、一年前のあなたの言葉はいまのわたしの気持ちを言ってるようでハッとする。

しみじみ。時が経っているのね。
さて、このコメントは何年後に発掘されるかしら?
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