超音波システム研究所

超音波の新しい利用に関するブログです

LCP樹脂を利用した超音波伝搬状態のコントロール実験(表面弾性波の応用)

2024-06-19 06:35:29 | 超音波システム研究所2011
LCP樹脂を利用した超音波伝搬状態のコントロール実験(表面弾性波の応用)


超音波システム研究所(所在地:東京都八王子市)は、
 超音波の応用に効果的な
 LCP樹脂を利用した
 超音波制御技術(オリジナル非線形共振現象の利用)を開発しました。

注:オリジナル非線形共振現象
 オリジナル発振制御により発生する高調波の発生を
 共振現象により高い振幅に実現させたことで起こる
 超音波振動の共振現象

樹脂名:LCP樹脂(上野液晶ポリマーUENOLCP)
 https://www.ueno-fc.co.jp/lcp/
 UENO LCPは、
 液晶ポリマーの世界的原料(モノマー)メーカーである
 上野製薬株式会社がその強みとノウハウを活かし、
 独自に研究開発した熱可塑性ポリマーです。

製造販売:上野製薬株式会社  https://www.ueno-fc.co.jp/

上野液晶ポリマーUENOLCPの音響特性は
 超音波やマイクロバブルの組み合わせにより
 様々な応用を可能にしています。

基本的な樹脂特性は、上野製薬株式会社のHPで確認してください。

超音波との関係につきましては
 超音波システム研究所が
 1)2014年6月から超音波伝搬に関する測定確認を開始しました
 2)2015年8月から
   高圧部品メーカーの超音波洗浄で使用開始しました
 3)2015年12月から
   自動車部品の超音波を利用しためっき処理で使用開始しました
 4)2017年2月から超音波加工・化学反応・・応用を開始しました
 5)2018年6月~2021年7月(現在)、良好・継続使用中です

洗浄・加工・化学反応・攪拌・・・に対する成果は非常に大きい状況です

注意:特許出願済み
   LCP樹脂(液晶ポリマー)の超音波利用に関しては
   上野製薬株式会社による特許出願が行なわれています

ポイントは
 LCP樹脂製の治工具を、
 超音波テスター(音圧測定解析システム)で、
 音響特性を評価することにより、
 目的に合わせた、利用技術を明確にすることです。
 特に、表面弾性波の伝搬特性が重要な利用ノウハウとなります。



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