超音波システム研究所

超音波の新しい利用に関するブログです

2本の非線形共振型超音波発振プローブによる超音波実験

2021-09-27 19:10:55 | 超音波システム研究所2011
2本の非線形共振型超音波発振プローブによる超音波実験


超音波システム研究所は、
 超音波伝搬状態の測定・解析により、
 超音波振動が伝搬する現象に関する分類方法を開発しました。

この分類に基づいて、非線形共振型超音波発振プローブを利用した、
 超音波の非線形スイープ発振制御技術を開発しました。

この超音波のスイープ発振制御技術は、
 超音波の伝搬状態に関する
 主要となる周波数(パワースペクトル)の
 ダイナミック特性(非線形現象の変化)により
 線形・非線形の共振効果を目的に合わせてコントロールします。

これまでの実験・データ測定解析から
 効果的な利用方法を
 以下のような
 4つの推奨制御に分類することができました。

 1:2種類のスイープ発振制御(線形型)
 2:3種類のスイープ発振制御(非線形型)
 3:4種類のスイープ発振制御(ミックス型)
 4:上記の組み合わせによるダイナミック制御(変動型)

さらに変動型は、スイープ発振条件により、以下のような
 3つの制御タイプに分類することができました。
 1:線形変動制御型
 2:非線形変動制御型
 3:ミックス変動制御型(ダイナミック変動型)

 上記の各タイプに基づいた装置開発・制御設定・検査・・・
 超音波技術の応用に関して成功事例が多数あります。

特に、
 安定性・変化の状態・・・に関して
 周波数成分による詳細な分類により、
 目的と効果に対する、効率のよい
 各種条件の設定・調整が可能になりました。

さらに、洗浄に関しては
 汚れの特性やバラツキに関する情報が得られにくいため
 このような分類をベースに実験確認することで
 効果的な超音波制御が、実現します。

その他の応用事例
 超音波洗浄機の評価、超音波振動子の評価、・・・
 超音波加工・溶接・曲げ・・・振動現象の制御
 超音波による化学反応促進・抑制(例 めっき)処理
 表面を伝搬する超音波振動の特性による表面検査・表面処理
 液体・気体・弾性体(粉末・・)に対する
  超音波(攪拌・乳化・分散・粉砕・表面の均一化・・・・)処理
 その他

この制御の本質的なアイデアは、
 超音波の音圧データの解析結果(バイスペクトル)のデータ群を、
 抽象代数学の「導来関手」に適応させるということです。

抽象的ですが、超音波の伝搬状態を計測解析するなかで
 非線形現象(バイスペクトル)に関する、対応・制御事例から
 時間経過とともに変化する状態を捉えるために
 「導来関手」とスペクトルシーケンスの関係を
 線形・非線形の共振効果に対応した
 超音波の伝搬空間を、複体の変化と考えました。

この複体の変化について、境界部分について検討することで
 非線形の共振現象(高調波の発生)を、
 高次のコホモロジーに対応させる方法を考え
 制御設定(ノウハウ)として実現しました。

複数のスイープ発振を組み合わせるために、非常に重要です。

その結果、超音波システム研究所の
 「複数のスイープ発振による非線形制御技術」は、
 具体的な技術(例 超音波制御システム)として実現しています。

応用技術の可能性として
 非線形現象の発生と消滅に関する研究開発を進めています。
 「超音波利用の最も大きな効果が、非線形現象のダイナミックな変化にある」
  という考え方がさらに一歩進んだと考えています。

注意:超音波機器による発振について
 超音波発振機、ファンクションジェネレータ、・・・・による
 発振は、機器固有の発振設計(ハード、ソフト)が行われています。
 固有条件の影響は、非常に大きいため、異なる発振機器の組み合わせは、
 超音波の測定・解析に基づいた条件設定を行うことで
 制御範囲を大きく拡大します。
 (詳細・ノウハウ・・・は、コンサルティング対応で説明します)


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超音波発振制御実験(メガヘルツの超音波プローブ)

2021-09-27 16:31:27 | 超音波システム研究所2011
超音波発振制御実験(メガヘルツの超音波プローブ)


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超音波の音圧解析(バイスペクトル) Ultrasonic-labo

2021-09-27 15:10:38 | 超音波システム研究所2011
超音波の音圧解析(バイスペクトル) Ultrasonic-labo


超音波システム研究所は、
 多変量自己回帰モデルによるフィードバック解析技術を応用した、
 「超音波の伝搬状態を測定・解析・評価する技術」を利用して
 超音波利用に関するコンサルティング対応を行っています。

超音波テスターを利用したこれまでの
 計測・解析・結果(注)を時系列に整理することで
 目的に適した超音波の状態を示す
 新しい評価基準(パラメータ)を設定・確認します。

注:
 非線形特性(音響流のダイナミック特性)
 応答特性
 ゆらぎの特性
 相互作用による影響

統計数理の考え方を参考に
 対象物の音響特性・表面弾性波を考慮した
 オリジナル測定・解析手法を開発することで
 振動現象に関する、詳細な各種効果の関係性について
 新しい理解を深めています。

その結果、
 超音波の伝搬状態と対象物の表面について
 新しい非線形パラメータが大変有効である事例による
 実績が増えています。

特に、洗浄・加工・表面処理効果に関する評価事例・・
 良好な確認に基づいた、制御・改善・・・が実現します。

<統計的な考え方について>
 統計数理には、抽象的な性格と具体的な性格の二面があり、
 具体的なものとの接触を通じて
 抽象的な考えあるいは方法が発展させられていく、
 これが統計数理の特質である


<< 超音波の音圧測定・解析 >>

1)時系列データに関して、
 多変量自己回帰モデルによるフィードバック解析により
 測定データの統計的な性質(超音波の安定性・変化)について
 解析評価します

2)超音波発振による、発振部が発振による影響を
 インパルス応答特性・自己相関の解析により
 対象物の表面状態・・に関して
 超音波振動現象の応答特性として解析評価します

3)発振と対象物(洗浄物、洗浄液、水槽・・)の相互作用を
 パワー寄与率の解析により評価します

4)超音波の利用(洗浄・加工・攪拌・・)に関して
 超音波効果の主要因である対象物(表面弾性波の伝搬)
 あるいは対象液に伝搬する超音波の
 非線形(バイスペクトル解析結果)現象により
 超音波のダイナミック特性を解析評価します

この解析方法は、
 複雑な超音波振動のダイナミック特性を
 時系列データの解析手法により、
 超音波の測定データに適応させる
 これまでの経験と実績に基づいて実現しています。

注:解析には下記ツールを利用します
注:OML(Open Market License)
   https://www.ism.ac.jp/ismlib/jpn/ismlib/license.html
注:TIMSAC(TIMe Series Analysis and Control program)
   https://jasp.ism.ac.jp/ism/timsac/
注:「R」フリーな統計処理言語かつ環境
   https://cran.ism.ac.jp/


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超音波水槽のダイナミック液循環システム ultrasonic-labo

2021-09-27 14:08:46 | 超音波システム研究所2011
超音波水槽のダイナミック液循環システム ultrasonic-labo


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ナノレベルの攪拌・乳化・分散・粉砕実験(超音波システム研究所) ultrasonic-labo

2021-09-27 13:52:07 | 超音波システム研究所2011
ナノレベルの攪拌・乳化・分散・粉砕実験(超音波システム研究所) ultrasonic-labo


--超音波の非線形現象を制御する技術による
 ナノレベルの攪拌・乳化・分散・粉砕技術--

超音波処理1::「粉末のナノ化」
超音波処理2::「液体の均一化・流動性改善」

超音波システム研究所は、
「超音波の非線形現象(音響流)を制御する技術」を利用した
「超音波による液体の均一化・流動性改善技術」を開発しました。

この技術は
 表面検査による間接容器、超音波水槽、その他事項具・・の
 超音波伝搬特徴(解析結果)を利用(評価)して
 超音波(キャビテーション・音響流)を制御します。

さらに、
 具体的な対象物の構造・材質・音響特性に合わせ、
 効果的な超音波(キャビテーション・音響流)伝搬状態を、
 ガラス容器・超音波・対象物・・の相互作用に合わせて、
 超音波の発振制御により実現します。

特に、
 音響流制御による、高調波のダイナミック特性により
 ナノレベルの対応が実現しています

金属粉末をナノサイズに分散する事例から応用発展させました。

超音波に対する
 定在波やキャビテーションの制御技術をはじめ
 間接容器に対する伝播制御技術・・・により
 適切なキャビテーションと音響流による攪拌を行います。

これまでは、各種溶剤の効果と超音波の効果が
 トレードオフの関係にあることが多かったのですが
 この技術により
 溶剤と超音波の効果を
 適切な相互作用により相乗効果を含めて
 大変効率的に利用(超音波制御)可能になりました。

オリジナルの超音波伝搬状態の測定・解析技術により、
 音響流の評価・・・・多数のノウハウ・・・を確認しています。




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<超音波洗浄のダイナミック液循環システム> Ultrasonic system

2021-09-27 13:43:28 | 超音波システム研究所2011
<超音波洗浄のダイナミック液循環システム> Ultrasonic system


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LCP樹脂を利用した超音波伝搬状態のコントロール実験(表面弾性波の応用)

2021-09-27 13:13:55 | 超音波システム研究所2011
LCP樹脂を利用した超音波伝搬状態のコントロール実験(表面弾性波の応用)


超音波システム研究所(所在地:東京都八王子市)は、
 超音波の応用に効果的な
 LCP樹脂を利用した
 超音波制御技術(オリジナル非線形共振現象の利用)を開発しました。

注:オリジナル非線形共振現象
 オリジナル発振制御により発生する高調波の発生を
 共振現象により高い振幅に実現させたことで起こる
 超音波振動の共振現象

樹脂名:LCP樹脂(上野液晶ポリマーUENOLCP)
 https://www.ueno-fc.co.jp/lcp/
 UENO LCPは、
 液晶ポリマーの世界的原料(モノマー)メーカーである
 上野製薬株式会社がその強みとノウハウを活かし、
 独自に研究開発した熱可塑性ポリマーです。

製造販売:上野製薬株式会社  https://www.ueno-fc.co.jp/

上野液晶ポリマーUENOLCPの音響特性は
 超音波やマイクロバブルの組み合わせにより
 様々な応用を可能にしています。

基本的な樹脂特性は、上野製薬株式会社のHPで確認してください。

超音波との関係につきましては
 超音波システム研究所が
 1)2014年6月から超音波伝搬に関する測定確認を開始しました
 2)2015年8月から
   高圧部品メーカーの超音波洗浄で使用開始しました
 3)2015年12月から
   自動車部品の超音波を利用しためっき処理で使用開始しました
 4)2017年2月から超音波加工・化学反応・・応用を開始しました
 5)2018年6月~2021年7月(現在)、良好・継続使用中です

洗浄・加工・化学反応・攪拌・・・に対する成果は非常に大きい状況です

注意:特許出願済み
   LCP樹脂(液晶ポリマー)の超音波利用に関しては
   上野製薬株式会社による特許出願が行なわれています

ポイントは
 LCP樹脂製の治工具を、
 超音波テスター(音圧測定解析システム)で、
 音響特性を評価することにより、
 目的に合わせた、利用技術を明確にすることです。
 特に、表面弾性波の伝搬特性が重要な利用ノウハウとなります。



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超音波システムを利用した「超音波シャワー」技術

2021-09-27 12:55:24 | 超音波システム研究所2011
超音波システムを利用した「超音波シャワー」技術


超音波システム研究所(所在地:東京都八王子市)は、
 キャビテーションと音響流の分類に基づいて
 脱気ファインバブル発生液循環装置を利用した
 「超音波・ファインバブルシャワー技術」を開発しました。

超音波が伝搬している、
 流れとファインバブルの複雑な変化を、
 超音波システム(音圧測定解析、発振制御)により、
 利用目的に合わせて、コントロールするシステム技術です。

実用的には、
 シャワー用の脱気ファインバブル発生液循環装置について
 ON/OFF制御(あるいは流量・流速・・・の制御)を
 各種相互作用・振動モードに対して最適化する方法です。

特に、ポンプの特性とメガヘルツの超音波制御を利用して、
 メガヘルツの超音波が伝搬したファインバブルの流れによる
 新しい超音波制御技術(音響流制御)の効果を実現しています。

ナノレベルの応用では、
 「メガヘルツ超音波・ファインバブルシャワーシステム」として
 100メガヘルツまでの周波数変化を含めた
 効率の高い超音波利用が実現しています。


-システムの応用実施事例-

1)オゾンと超音波の組み合わせ技術
 (化学反応の制御技術)

2)低出力(50W以下)による5mサイズの水槽への超音波伝搬
 (超音波の伝搬効率を高くする技術)

3)ガラス・レンズ部品の精密洗浄
 (超音波ファインバブルシャワー技術)

4)複雑な形状・線材・真空部品・・・の表面改質
 (非線形共振現象の制御技術)

5)溶剤・洗剤・・・・の開発
 (超音波・ファインバブル・流れによる攪拌)

6)ナノレベルの粉末・塗料・触媒・・・攪拌・分散
 (メガヘルツの伝搬制御技術)

7)マイクロレベルの金属エッジ部のバリ取り
 (高い音圧レベルで高い周波数の制御技術)

8)めっき・コーティング・表面処理・・・
 (新しい応用・組み合わせによる超音波利用技術)
・・・・・・・

上記の技術は、音圧(非線形現象)測定・解析に基づいて、
 表面弾性波とファインバブル流体の流れに関して
 超音波の音響流制御を実現させる
 新しいダイナミックシステムの応用方法です。

複数のポンプの組み合わせや、
 超音波プローブの発振制御
 (パルス発振とスイープ発振の組み合わせ)により
 効率の高い超音波利用が実現します。



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LCP樹脂を利用した超音波伝搬状態のコントロール実験(表面弾性波の応用)

2021-09-27 12:38:41 | 超音波システム研究所2011
LCP樹脂を利用した超音波伝搬状態のコントロール実験(表面弾性波の応用)


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LCP樹脂を利用した超音波伝搬状態のコントロール実験(表面弾性波の応用)

2021-09-27 12:37:56 | 超音波システム研究所2011
LCP樹脂を利用した超音波伝搬状態のコントロール実験(表面弾性波の応用)


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