Leggermente, grazie!

(日本茶を入れる時は絶対にこの水)
レストラン(トラットリアも含む)でテーブルに座ると、まず、「水は?」と聞かれる。
炭酸なしは ナトゥラーレnaturale (他に アックア・ノン・ガス、ノン・フリッツァンテ、ノン・ガッサータ などとも言う)
炭酸ガス入りは、フリッツァンテfrizzante (他に アックア・ガッサータ とも言う)
最近は微発泡も人気があり、その場合は、レッジェルメンテ・フリッツァンテleggermente frizzanteと言う。
ずーーーっと前は、ナトゥラーレを頼んだのに微発泡が出てくることもあり、つまり、これくらいならガスがないのと同じでしょ、という感じだった。
わずかでもガスが入っていると飲めない日本人は、ナトゥレーレではなく、はっきりノン・ガスと言わないとダメな時代だった。
ちなみに、ガス入りはナチュラルな水じゃない、と思う人がいるが、これは間違い。
一般のガス入りの水は「ナチュラルな炭酸入り」で、ガス添加のものもあるが、それはちゃんとラベルに記されている。
しかし、今は、ナトゥラーレは、表示として、ガスのないものになっている。
そこで、以前、炭酸ガスなしのカテゴリーに入っていたこともある微発泡が、だんだんと市民権を得てきた。
そこで、以前の選択は
ナトゥレーレかフリッツァンテ
だったのが、
ナトゥレーレかレッジェルメンテ・フリッツァンテかフリッツァンテ
となってきている。
そんな、たかが水に3種類も置いておけないというところは、人気の薄れてきたフリッツァンテ、つまりガスが割と入っているタイプをやめて、微発泡のみにしているところも多い。今度は、微発泡でもちゃんとガスが入ってるでしょ、という感じ。
そうなると、
ナトゥラーレかレッジェルメンテ・フリッツァンテ?どっち?
Naturale o leggermente frizzante?
となる。
長い。長い。この暑いのに(暑さは関係ない??)この忙しいのに(ヒマでも)、長い。
そこで、
ナツィラーレかレッジェルメンテ??どっち?
Naturale o leggermente?
と聞くケースが増えてきてる。
レッジェルメンテは形容詞なので、名詞ににはならないのだが。。。。
新語大賞になるほどではないが、最近よく使う新語。
最近はちょっと発泡くらいの水を日本人も好んで頼む人が増えてきている。
もし、イタリアに来ることがあったら、
レッジェルメンテ、グラッツェ
Leggermente, grazie.
と言ってみて。
かっこいい〜(でもないか。。。)